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第4回 窓に光はとどまるか:栗本百合子さんの窓
杉浦邦恵さんがニューヨークの窓について書かれたので、こちらは名古屋にかつてあった「アメリカ」の窓から話をはじめよう。 大和生命ビル (193…
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ブルータリズム建築の窓 『日本のブルータリズム建築』発売によせて
写真集『日本のブルータリズム建築』を出版した。ブルータリズムとは、材料、機能、構造などをそのまま表した即物的な建築の傾向を指す。仕上げはコン…
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藤森照信|第五回旧閑谷学校講堂の〈火灯窓〉日本らしくない日本の窓
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。5…
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「札幌の家・自邸」の試み
北海道を代表する建築家・上遠野徹(1924-2009)による「札幌の家・自邸」は、コールテン鋼の鉄骨フレームによるカーテンウォール、複層サッ…
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ドナルド・ジャッドと窓 インテリア、そしてリノベーションをつうじて開口部を考える
…が建築作品も構想・実現していることはもしかすると、少なくとも日本ではあまり紹介されてこなかったのかもしれない2。 そこで本コラムでは、そんな…
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ヘルツォーク&ド・ムーロン
…Hチューリッヒ校教授として「建築のふるまい学」研究室を主宰。日本女子大学卒業後、1992年に塚本由晴とアトリエ・ワンを設立し、2000年に東…
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カイ・フィスカー設計ステファンスガードの店舗
コペンハーゲン市内に建つステファンスガードの集合住宅の一階店舗。戦時中の材料制限のため鉄筋コンクリートの使用に制限がかかったため、軽量コンク…
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その窓は、緩く開いている──マイケル・スノウの映画と建築映画館
「建築映画館2023」という映画上映イベントが2023年2月23日から26日にかけてアンスティチュ・フランセ東京で開催され、全回・全席完売と…
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第3回 杉浦邦恵 私の窓
窓は光を部屋の中に入れ、外界が見られるという構造物だが、写真に現れる窓は、主題の背景や説明になっていることが多い。たとえば、ロバート・フラン…
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藤森照信|第四回 旧グラバー住宅の〈フランス窓〉インドから日本へとたどり着いた窓
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。四…
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第2回 畠山さんと杉浦さんの合間に
(第1回 畠山直哉「鏡なのか窓なのか」を受けて) 光景と情景 透明なガラスが、建物や列車、車などに据えつけられる。するとそこには内と外という…
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第7回 山を降りるスレートの村 屏東編
台湾原住民(原住民は中国語での呼称。日本では先住民と呼ぶことも多いらしい)は現在58万人ほどおり、台湾人口の2.5%を占める。政府が認定する…
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聖なる侵入アルド・ロッシの窓
…は『都市の建築』の中でも重要な図版であったと考えられる。この日本語訳には隣接して、ロンバルディア地方を代表する「サクロ・モンテ」である「ヴァ…
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Micro Heritageトークセッション「Matterportによる建築アーカイブの可能性」開催
…【開催概要】 日時:2023年3月1日(水)19時~ 会場:日本基督教団 南大阪教会(大阪市阪南町1-30-5) https://www.m…
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建築映画館2023
公益財団法人 窓研究所2021年度文化活動助成で採択された「建築映画館2023」が開催されます。詳細情報につきましてはウェブサイトまたはチラ…
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スクリーンタイム
デジタルスクリーンの登場は、私たちをとりまく世界、そして建築をめぐる環境への認知にどのような変化をもたらしたのか――ポール・グラハム、畠山直…
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黒石いずみ(建築理論家)「窓をめぐる生活世界のコロナ考現学」
…これらの観察で得た、メッセージ性やアジール性の問題を含めて、日本生活学会の大会では、尾見先生もお招きして議論を行いました。住まいへのコロナの…
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齋藤歩(京都大学総合博物館特定助教)「近現代建築資料を対象とした実践的整理法の発展プロセスに関する研究」
公益財団法人窓研究所は、当財団が関係した研究の成果を共有するため、2023年4月15日(土)に「WRI session 研究報告会2023」…
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岡部明子(東京大学 教授)「古民家活用や被災建物修繕ニーズに応えるアフォーダブルな施工の〈かたち〉」
公益財団法人窓研究所は、当財団が関係した研究の成果を共有するため、2022年4月23日(土)に「WRI session 研究報告会2022」…
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川島範久(明治大学 専任講師)「中山間地域や離島における集落のオフグリッド化に向けた『伝統知』のデジタル技術による定量評価とその適用可能性の検討」
公益財団法人窓研究所は、当財団が関係した研究の成果を共有するため、2022年4月23日(土)に「WRI session 研究報告会2022」…
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清家剛(東京大学 教授)「日本と各国の仮設住宅のあり方および再利用に関する比較研究」
…家剛氏(東京大学 教授)の講演内容を再構成したものです。 日本で応急仮設住宅が建設される際、2018 年の西日本豪雨でトレーラーハウスが供…
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塚本由晴(東京工業大学 教授)「都市農村交流を通した生態学的な事物連関にひもづく農村建築および周辺環境の再生手法 ―千葉県鴨川市釜沼地域を対象として―」
公益財団法人窓研究所は、当財団が関係した研究の成果を共有するため、2022年4月23日(土)に「WRI session 研究報告会2022」…
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中谷礼仁(早稲田大学 教授)「生環境構築史学(History of Habitat Building)のための日英併記による研究発表と内外先行研究者への現地取材記事に基づく研究蓄積を目的とした編集広報基盤の確立と運営」
公益財団法人窓研究所は、当財団が関係した研究の成果を共有するため、2022年4月23日(土)に「WRI session 研究報告会2022」…
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松井茂(情報科学芸術大学院大学教授)「パレオ TV と建築──メディア・イヴェントの設計者としての磯崎新」
公益財団法人窓研究所は、当財団が関係した研究の成果を共有するため、2023年4月15日(土)に「WRI session 研究報告会2023」…
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飯沼珠実(武蔵野美術大学造形学部特別講師)「広報誌『ガラス GLASS & ARCHITECTURE』からみる多木浩二──イメージとテキストの綜合」
公益財団法人窓研究所は、当財団が関係した研究の成果を共有するため、2023年4月15日(土)に「WRI session 研究報告会2023」…
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照井敬生(キングスカレッジロンドンメディア文化研究科)「戦後ロンドンの文化政策建築:テムズ川沿いの公営文化施設における記憶と表象」
公益財団法人窓研究所は、当財団が関係した研究の成果を共有するため、2023年4月15日(土)に「WRI session 研究報告会2023」…
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富永京子(立命館大学産業社会学部准教授)「社会運動としての自力建設経験とその専門化・職業化」
公益財団法人窓研究所は、当財団が関係した研究の成果を共有するため、2023年4月15日(土)に「WRI session 研究報告会2023」…
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武関彩瑛(東北大学大学院文学研究科)「古代ローマの風景画とその自然観についての研究──室内空間と外界をつなぐ窓としての風景画―」
公益財団法人窓研究所は、当財団が採択した研究助成の成果発表の場として、2023年4月15日(土)に「WRI session 研究報告会202…
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三井麻央(京都芸術大学通信教育部非常勤講師)「19世紀ベルリンの博物館建築における装飾の利用について──フリードリヒ・シンケルからマルティン・グロピウスまで」
公益財団法人窓研究所は、当財団が関係した研究の成果を共有するため、2023年4月15日(土)に「WRI session 研究報告会2023」…
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菅原遼(日本大学理工学部助教)「農村・漁村地域における木造船の建築活用から見た舟板建築文化圏の解明」
…報告を配信しました。本記事は登壇者のひとりである 菅原遼氏(日本大学理工学部海洋建築工学科助教)の講演内容を再構成したものです。 不要化し…
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金野千恵(建築家)「窓からみた健康へと向かう建築」
…すべてが満たされた状態にあるとされています。ふたつ目の『健康日本21』にも、例えば適正体重を維持することや共食(共に食べること)、十分に運動…
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西川純司(社会学者)「近代日本における感染症と微気候をめぐる実践」
…わるのでしょうか。ただ、歴史を振り返ってみると、100年前の日本でも実は感染症と住まいのあり方は大きな議論になっていました。当時はコロナと同…
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土居義岳(建築史家)「19・20世紀フランスにおける初期環境工学的アプローチによる住宅計画」
公益財団法人窓研究所は、当財団が関係した研究の成果を共有するため、2022年4月23日(土)に「WRI session 研究報告会2022」…
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アルネ・ヤコブセン設計ボール邸の書斎
コペンハーゲン郊外のヤコブセンの初期の住宅作品。伝統的な黄色のレンガ造の壁面から半正六角形状の平面が突出したベイウィンドウで、高さ200mm…
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アルネ・ヤコブセン設計ハービー小学校のホール
フュン島にあるハービー小学校の絵などが飾られる2層吹き抜けのホール。勾配屋根と壁の境界をまたぐ窓が3つ反復しており、北向きの天空光がホールに…
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アルネ・ヤコブセン設計スーホルムIの会議室
ベルビュービーチに建つ集合住宅、スーホルムIはヤコブセン自身もそのひとつを購入して事務所として利用していた。一階の会議室には窓のある場所を除…
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WindowScape[北欧編]名建築にみる窓のふるまい
20世紀初頭、それまで民族誌的連関の中にあった建築が産業社会的連関に取り込まれていく移行期に、北欧の建築家たちは両者の衝突や摩擦の中で、民族…
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EMIアーキテクテン
…2017年よりETHチューリッヒ校「建築のふるまい学」教授。日本女子大学卒業後、1992年に塚本由晴とアトリエ・ワンを設立し、2000年に東…
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第6回 誘うチーロウ
…湾都市の魅力のひとつである。 こうしたチーロウ空間は、実は日本統治時代の「地区改正」によって法律として定着した。それは元々台湾で慣習的につ…
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第1回 畠山直哉 鏡なのか窓なのか
…で知り、その内容に胸をときめかせた。なぜならそこには、その後日本で人気になる写真家たち、たとえばロバート・メイプルソープとか、あるいはエグル…
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奄美編 島口(徳之島母間方言)における「まど」
言語学者 植田康成が世界各国の「まど」の語源に迫る。窓という言葉の概念がどのように拡張されていったのか、その過程を探る。今回は奄美群島の一つ…
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WRI session 研究報告会2022
…評価とその適用可能性の検討」 清家 剛(東京大学 教授) 「日本と各国の仮設住宅のあり方および再利用に関する比較研究」 塚本 由晴(東京工業…
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WRI session 研究報告会2023
…社会運動としての自力建設経験とその専門化・職業化」 菅原遼(日本大学理工学部助教) 「農村・漁村地域における木造船の建築活用から見た舟板建築…
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[会期延長]デンマーク・ヴィラム・ウィンドウ・コレクションにて「Windowology: New Architectural Views from Japan 窓学 窓は文明であり、文化である」展を開催
…窓学(Windowology)のリサーチプロジェクトに携わる日本の学生たちが、ヴィラム・ウィンドウ・コレクション(VILLUM Window…
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新建築書店にてトークイベント「旅と窓」:『WindowScape』塚本由晴 ×『アジア「窓」紀行』 田熊隆樹を開催
『WindowScape[北欧編]名建築にみる窓のふるまい』(東京工業大学 塚本由晴研究室編、フィルムアート社、2022年)は、スウェーデン…
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出版助成『スターハウス 戦後昭和の団地遺産』(鹿島出版会)発行
…2023/11/10 定価 本体2400円(+税) 言語 日本語 製本サイズ A5判変、並製、カバー・オビ付き、216頁 寸法 21 x …
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出版助成『Foodscape フードスケープ -図解 食がつくる建築と風景』(学芸出版社)刊行
…2023/10/10 定価 本体3000円(+税) 言語 日本語 仕様 ソフトカバー、A5横判・224ページ ISBN 978-4-761…
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出版助成『メランコリーと建築ーアルド・ロッシ』(フリックスタジオ)刊行
… 2023/3/30 定価 本体2500円(+税) 言語 日本語 仕様 ソフトカバー、270ページ ISBN-10 4904894596 …