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第5回 窓をかさねて、とおりぬける
…ートにはめられていた窓、つまり夜の景色が写された黒いガラスの日本窓と、黒い革で覆われたフランス窓。デュシャンと鈴木のぞみさんの窓をかさねるた…
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葉祥栄 光をめぐる旅――イントロダクション
…めた。アーカイブ資料を紐解き、葉祥栄の目指した「光」に迫る、日本とカナダの研究者による全7回の連載。 自然現象としての光 現代的な木造表…
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ジャン・プルーヴェの窓 #3 ――《ヴィルジュイフの仮設小学校》の窓
…プルーヴェ研究 その1 特許(パテント)と建築作品の関係」『日本建築学会大会(東海)学術講演梗概集F-2:建築歴史・意匠』日本建築学会、20…
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原広司「粟津邸」の窓 闇を照らす光の空間
…を伺った。 粟津潔とは誰か 「粟津邸」(1972)は、戦後日本を代表するグラフィックデザイナー・粟津潔(1929-2009)の自邸兼アトリ…
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第11回 どこかでつながり、どこまでも抜けていく 陳其寬《東海大学衛理会館》編
…1952年に行われたキャンパス計画のコンペを勝ち取ったのは、日本の吉阪隆正と台湾の林慶豐(Lin Ching-Feng)によるチームであった…
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藤森照信|第八回 軽井沢夏の家の〈横長連続窓〉モダニズムの夢が日本で実現
解説記事
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。8…
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藤森照信|第七回 臨春閣の〈障子〉
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。7…
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フランソワ・シャルボネ(Made in)
…Hチューリッヒ校教授として「建築のふるまい学」研究室を主宰。日本女子大学卒業後、1992年に塚本由晴とアトリエ・ワンを設立し、2000年に東…
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吉村順三・奥村昭雄「愛知県立芸術大学」の窓 自然と棲まう具体の科学
解説記事
…形のほうが大事で、設備は多少セカンダリーだというような考えが日本にはあったと思うんですよ。でも、ぼくが非常に大事なことだと思うのは、それがい…
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第10回 波打つ学校 陳仁和《三信家商波浪大樓》(高雄)編
戦後台湾建築家の第一世代といえば、ヴァルター・グロピウスに師事し、台北の《国父紀念館》など国家的プロジェクトも多く手がけた王大閎(Wang …
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中銀カプセルタワービル
メタボリズムは第二次世界大戦で荒廃した日本の都市が復興しつつあった1960年代、評論家の川添登や建築家の黒川紀章、菊竹清訓、槇文彦、デザイナ…
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桂カトリック教会
京都にある桂カトリック教会は、ジョージ・ナカシマが日本で唯一設計した建築として知られており、1965年に完成された。聖堂は菱形HPシェルの薄…
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内倒し窓
窓枠の下端を水平回転軸として、上部を内側(室内側)に倒して開閉する窓。大きく開かないため防犯性にも優れており、トイレや浴室などの採光・換気用…
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突き出し窓
窓枠の上部を水平回転軸として、窓を室外に突き出して開閉する窓。窓のガラス面が庇(ひさし)の代わりになるため、室内に雨が吹き込むのを防ぐ。また…
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折りたたみ窓
2枚以上の戸が蝶番で連結され、一組の戸として開口に沿って折りたたむようにして開閉する窓。開口部を大きく全開放にできるのが特徴で、リビングとウ…
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オーニング窓
下部を外に突き出して開ける窓を上下に連続して複数設け、ハンドル操作で連動開閉するタイプの窓のこと。角度を変えることで通風を調節できるのも特徴…
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藤森照信|第六回仁和寺金堂の〈蔀〉
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。6…
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ザ・プリンス 軽井沢:清家清の窓の素材性
解説記事
…源で、ヨーロッパの窓は壁に穿った穴を意味します。しかし清家は日本の「窓」の語源は「間」の「戸」であるといいます。日本の木造建築では、柱と柱の…
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第9回 風の吹く県庁舎 象設計集団《宜蘭県庁舎》編
…シュラビーヤは、実は中華圏をはじめ世界各地で見られるものだ(日本の格子窓もそれと繋がっているのかもしれない)。台湾の伝統建築では木彫りの格子…
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風景の観察から建築が始まる──ヨハンセン・スコブステッド・アーキテクター インタビュー
現在デンマークにて開催中の「Windowology: New Architectural Views from Japan」展に際し、会場で…
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001 Foligno / Brussels / York
窓研究所が、世界中の窓の瞬間を映像でお届けします。
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002 Utrecht / London / Assisi
窓研究所が、世界中の窓の瞬間を映像でお届けします。
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ゲッセリウス・リンドグレン・サーリネン設計ポホヨラ保険会社ビルのショウウィンドウ
ヘルシンキ中心部のアレクサンドル通りの角地に建つ、ナショナルロマンティシズムの建築家E. サーリネン、A. リンドグレン、H. ゲッセリウス…
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第8回 鳩小屋の浮かぶ町
…台湾を知るうえで無視できない存在であることも確かだ。ちなみに日本では、賞金のない純粋なスポーツとして楽しむ愛好家がいる。 とにかくこの「浮い…
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第4回 窓に光はとどまるか:栗本百合子さんの窓
杉浦邦恵さんがニューヨークの窓について書かれたので、こちらは名古屋にかつてあった「アメリカ」の窓から話をはじめよう。 大和生命ビル (193…
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藤森照信|第五回旧閑谷学校講堂の〈火灯窓〉日本らしくない日本の窓
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。5…
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「札幌の家・自邸」の試み
解説記事
北海道を代表する建築家・上遠野徹(1924-2009)による「札幌の家・自邸」は、コールテン鋼の鉄骨フレームによるカーテンウォール、複層サッ…
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ヘルツォーク&ド・ムーロン
…Hチューリッヒ校教授として「建築のふるまい学」研究室を主宰。日本女子大学卒業後、1992年に塚本由晴とアトリエ・ワンを設立し、2000年に東…
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カイ・フィスカー設計ステファンスガードの店舗
コペンハーゲン市内に建つステファンスガードの集合住宅の一階店舗。戦時中の材料制限のため鉄筋コンクリートの使用に制限がかかったため、軽量コンク…
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第3回 杉浦邦恵 私の窓
窓は光を部屋の中に入れ、外界が見られるという構造物だが、写真に現れる窓は、主題の背景や説明になっていることが多い。たとえば、ロバート・フラン…
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藤森照信|第四回 旧グラバー住宅の〈フランス窓〉インドから日本へとたどり着いた窓
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。四…
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第2回 畠山さんと杉浦さんの合間に
(第1回 畠山直哉「鏡なのか窓なのか」を受けて) 光景と情景 透明なガラスが、建物や列車、車などに据えつけられる。するとそこには内と外という…
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第7回 山を降りるスレートの村 屏東編
台湾原住民(原住民は中国語での呼称。日本では先住民と呼ぶことも多いらしい)は現在58万人ほどおり、台湾人口の2.5%を占める。政府が認定する…
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聖なる侵入アルド・ロッシの窓
…は『都市の建築』の中でも重要な図版であったと考えられる。この日本語訳には隣接して、ロンバルディア地方を代表する「サクロ・モンテ」である「ヴァ…
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黒石いずみ(建築理論家)「窓をめぐる生活世界のコロナ考現学」
…これらの観察で得た、メッセージ性やアジール性の問題を含めて、日本生活学会の大会では、尾見先生もお招きして議論を行いました。住まいへのコロナの…
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金野千恵(建築家)「窓からみた健康へと向かう建築」
…すべてが満たされた状態にあるとされています。ふたつ目の『健康日本21』にも、例えば適正体重を維持することや共食(共に食べること)、十分に運動…
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西川純司(社会学者)「近代日本における感染症と微気候をめぐる実践」
…わるのでしょうか。ただ、歴史を振り返ってみると、100年前の日本でも実は感染症と住まいのあり方は大きな議論になっていました。当時はコロナと同…
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土居義岳(建築史家)「19・20世紀フランスにおける初期環境工学的アプローチによる住宅計画」
公益財団法人窓研究所は、当財団が関係した研究の成果を共有するため、2022年4月23日(土)に「WRI session 研究報告会2022」…
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アルネ・ヤコブセン設計ボール邸の書斎
コペンハーゲン郊外のヤコブセンの初期の住宅作品。伝統的な黄色のレンガ造の壁面から半正六角形状の平面が突出したベイウィンドウで、高さ200mm…
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アルネ・ヤコブセン設計ハービー小学校のホール
フュン島にあるハービー小学校の絵などが飾られる2層吹き抜けのホール。勾配屋根と壁の境界をまたぐ窓が3つ反復しており、北向きの天空光がホールに…
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アルネ・ヤコブセン設計スーホルムIの会議室
ベルビュービーチに建つ集合住宅、スーホルムIはヤコブセン自身もそのひとつを購入して事務所として利用していた。一階の会議室には窓のある場所を除…
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EMIアーキテクテン
…2017年よりETHチューリッヒ校「建築のふるまい学」教授。日本女子大学卒業後、1992年に塚本由晴とアトリエ・ワンを設立し、2000年に東…
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第6回 誘うチーロウ
…湾都市の魅力のひとつである。 こうしたチーロウ空間は、実は日本統治時代の「地区改正」によって法律として定着した。それは元々台湾で慣習的につ…
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第1回 畠山直哉 鏡なのか窓なのか
…で知り、その内容に胸をときめかせた。なぜならそこには、その後日本で人気になる写真家たち、たとえばロバート・メイプルソープとか、あるいはエグル…
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奄美編 島口(徳之島母間方言)における「まど」
言語学者 植田康成が世界各国の「まど」の語源に迫る。窓という言葉の概念がどのように拡張されていったのか、その過程を探る。今回は奄美群島の一つ…
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藤森照信|第三回 三田演説館の〈上げ下げ窓〉
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を一件ずつ紹介するシリーズ企画。第…
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第5回 辺境の小窓 馬祖・後編
…つ立った柱は互いに「海老虹梁えびこうりょう」で繋がれている。日本でも中世から寺社建築で使われるようになった、高さの違う柱を繋ぐために用いられ…
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旧京都府茶業会館/宇治茶のための拝見窓
京都府宇治市にある茶業会館。公益法人京都府茶業会議所の建物として建設され、現在は宇治茶道場「匠の館」としてお茶の教室などで使われている。壁面…