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国際基督教大学(ICU)ディッフェンドルファー記念館と大学礼拝堂の窓 保存、継承、そして
…)に詳しい。それによれば、国際基督教大学の創立者たちは、戦後日本の新設大学にふさわしい建物としてヴォーリズにモダニズムを求めたようである。決…
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東西南北風の吹き抜ける家 林芙美子邸(現・林芙美子記念館)
…り入れたい。よく晴れた日は、窓を全開して家中に風を通したい。日本では昔から室内を風が澱みなく抜ける家が良いとされてきた。『放浪記』などで著名…
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センス・オブ・スペース──写真家が語るリートフェルトの窓
20世紀初頭のオランダで興った芸術運動「デ・ステイル」を牽引し「レッド・アンド・ブルーチェア」のデザイナーとしても知られる建築家、ヘリット・…
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ヴォーリズ建築事務所「駒井家住宅」の窓
…所の1920年代における代表的な住宅として知られている。赤い日本瓦葺きの切妻屋根のおとなしい構えであるが、クリーム色の荒い塗り壁に大小のアー…
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窓のない建物──その論理と病理
20世紀初頭にあらわれてきた近代建築を特徴づけるひとつの要素に、「大きな窓」の存在がある。すなわち、石や煉瓦による伝統的な西洋建築における小…
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ダブル・ビジョン
デジタルスクリーンの登場は、私たちをとりまく世界、そして建築をめぐる環境への認知にどのような変化をもたらしたのか――エッセイ「スクリーン・タ…
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ブルータリズム建築の窓 『日本のブルータリズム建築』発売によせて
写真集『日本のブルータリズム建築』を出版した。ブルータリズムとは、材料、機能、構造などをそのまま表した即物的な建築の傾向を指す。仕上げはコン…
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ドナルド・ジャッドと窓 インテリア、そしてリノベーションをつうじて開口部を考える
…が建築作品も構想・実現していることはもしかすると、少なくとも日本ではあまり紹介されてこなかったのかもしれない2。 そこで本コラムでは、そんな…
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その窓は、緩く開いている──マイケル・スノウの映画と建築映画館
「建築映画館2023」という映画上映イベントが2023年2月23日から26日にかけてアンスティチュ・フランセ東京で開催され、全回・全席完売と…
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スクリーンタイム
デジタルスクリーンの登場は、私たちをとりまく世界、そして建築をめぐる環境への認知にどのような変化をもたらしたのか――ポール・グラハム、畠山直…
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ジョージア・オキーフの窓 建築史家に訊くニューメキシコの二つの住まい
大判の花や動物の骨などを鮮やかに描いた20世紀を代表する画家、ジョージア・オキーフ。ニューヨークを拠点にしていたオキーフは、次第にニューメキ…
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窓研究所公式ウェブサイトをリニューアルいたしました
…ンテンツとして、戦前〜1970年代頃に建てられ、住み継がれる日本のモダニズム建築を取り上げます。これまで詳細に語られることがなかった、それぞ…
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「WRI session 研究報告会2024」オンライン開催
…研究」 福島加津也(東京都市大学 教授) 「建築の”擬”術―日本の古建築における構造と化粧のズレと現代的なデザインへの応用―」 お問合せ…
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「WRI session 研究報告会2023」オンライン開催
…社会運動としての自力建設経験とその専門化・職業化」 菅原遼(日本大学理工学部助教) 「農村・漁村地域における木造船の建築活用から見た舟板建築…
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「WRI session 研究報告会2022」オンライン開催
…評価とその適用可能性の検討」 清家 剛(東京大学 教授) 「日本と各国の仮設住宅のあり方および再利用に関する比較研究」 塚本 由晴(東京工業…
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蓮沼執太|窓を開ける音楽
その名も「ウィンドアンドウィンドウズ」というプロジェクトを続けている音楽家・アーティストの蓮沼執太さん。窓を開け、外の気配と共に風を感じ、ま…
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無窓性、あるいは消える小さな窓—サミュエル・ベケットの世界観
まるで窓がないような世界を、演劇作品や小説で描いた大家、サミュエル・ベケット。哲学者ライプニッツの影響を受けたその世界観の研究者・森尚也さん…
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堀江敏幸|気泡に封じ込められた微笑──夏目漱石『硝子戸の中』から
…らうか」 『硝子戸の中』は、第30章で語られているとおり、大日本帝国も加わった大戦が「継続中」の状況で書かれている。人類一般という書斎からあ…
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ホンマタカシがとらえたル・コルビュジエの視線 カナダ建築センター展示インタビュー
…年から2012年にかけて、個展「ニュー・ドキュメンタリー」を日本国内三ヵ所の美術館で開催した。著書に『たのしい写真 よい子のための写真教室』…
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リチャード・マグワイア『Here』: “すべては移ろいゆく”ということ
… cm、ページ数:304頁、出版社:パンテオン・ブックス 【日本語版】『HERE ヒア』著者:リチャ-ド・マグワイア、訳者:大久保譲、発売日…
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千街晶之|覗く者と覗かれる者 ミステリにおける窓の役割
…らすことができない……という『皇帝のかぎ煙草入れ』(因みに、日本でこの作品がドラマ化された時のタイトルは『窓の中の殺人』だった)は、窓からの…
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奥山由之インタビュー不透明な窓から描き出す東京のひとびと
…が「窓」をテーマとした個人プロジェクトを進めており、その件で日本人の生活様式と窓について質問させてほしい、という連絡を窓研究所に頂きましたね…
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内藤礼 うつしあう創造
…1997年には第47回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展の日本館にて同作品を展示。主な個展に「みごとに晴れて訪れるを待て」(国立国際美術館…
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穂村弘 短歌に詠われた窓たち(後編)
…士山に驚くお父さん、お母さん、僕 穂村弘 一方、こちらは日本の風景。だが、時間的には遡って昭和である。現在では電車の高速化によって「食堂…
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「Cosmo-Eggs | 宇宙の卵」出展作家対談 下道基行 × 能作文徳
服部浩之氏(秋田公立美術大学大学院准教授)をキュレーターに迎え開催された第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 日本館展示 「Cosmo…
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穂村弘 短歌に詠われた窓たち(前編)
古代から現代まで、短歌が織りなしてきた言語表現の小宇宙。その中には、物言わぬまま私たちの日々に溶け込んできた「窓」が、印象的に詠われている歌…
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窓の建築
建築家ヴィットリオ・マニャーゴ・ランプニャーニ(1951-)は設計活動のみならず、建築理論や建築史の分野においても、これまで多くの著述を通じ…
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鼎談 イワン・バーン × ホンマタカシ × 塚本由晴 写真の中の窓
…年から2012年にかけて、個展「ニュー・ドキュメンタリー」を日本国内三ヵ所の美術館で開催した。著書に『たのしい写真 よい子のための写真教室』…
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塩田千春 窓に滲む生活感や匂いが作品に力を与える
…住空間があります。 ベルリンでの生活が長いことで、私自身、「日本に“帰る”」のか、「日本に “行く”」のか、はっきりしなくなることがあります…
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江口宏志 × 中山英之 mitosaya 薬草園蒸留所 発見から始まるものづくり
かつての薬草園を改修し、そこで育つ植物や全国の生産者から直接仕入れる果物を原料に蒸留酒を製造する、日本で初めての蒸留所が千葉県大多喜町に誕生…
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ゴードン・マッタ=クラークと開口
…の一方で、アジアでマッタ=クラークが紹介される機会は少なく、日本で彼の作品を収蔵している美術館はほとんどありません。そんな中で今回、共同キュ…
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ジョセフ・アルバースとバウハウス ガラス作品からパブリックワークまで
…ハウスへの応答」を担当しました。でも、そのときはバウハウスと日本の関係が中心だったので、今回対談のお話をいただいて、アルバースを改めて勉強さ…
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学校としてのバウハウス、その日本への展開
…を新たな視点から捉え直そうという動きが各国で進められている。日本でも2018年に京都国立近代美術館で、バウハウスの教育システムと他国への伝播…
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安藤桃子 窓を描く監督
…想では内側に全てが存在するという考え方をすることがあります。日本人である私にとって、室内の窓を一つ切り取るということは、登場人物の内面を一度…
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スペインが生んだ奇才、サルバドール・ダリが描く窓
2016年9月14日~12月12日、国立新美術館にてサルバドール・ダリの回顧展「ダリ展」が開催されている。約250点を展示する会場をめぐると…
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In New York 窓とまなざし
…いたので。外を見ている人には、ラテン系の人が多かったですね。日本人ってそんなに外を見ないけど。 ──アジア系の方も多いですね。 郷津 やっぱ…
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西沢立衛 中と外をつなげる窓
…するため、窓を開けることが大きなテーマのひとつとなりました。日本の住宅で一般的に用いられている木造軸組構法の場合、そもそも開放的で壁がないわ…
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テクノロジーが変える窓の未来
…用いて建物を即座に環境的に保護するヴェールを構成する、という日本の伝統の一部であることは明らかです。しかし、それらは懐古主義的な手法でおこな…
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作家・堀江敏幸 夢想の枠としての窓
…。けれど、ひとりの読者としては、自分が身体に染み込ませた版の日本語を大事にしたい。読み手はだれしも、最初に読んだ本に対する思い入れがあるもの…
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藤森照信「穴」
…う住宅で、穴をイメージしてつくりました(図版8)。焼杉は、東日本の人にはあまり馴染みがなく──最近は伝わってきましたが──西日本で開発された…
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ミケーレ・デ・ルッキ インタビュー:窓を開け、世界にあいさつしよう
…が大好きだ。木はとてもいい。とても優れていて、持続性がある。日本の話をしよう。17世紀の日本には、ほとんど木がなくなっていた。現在では、1人…
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内田祥哉 窓ゼミナール 開講
…回はその中から、戸田氏による内田祥哉論をご紹介する。 近代日本建築学の末子 (戸田穣) 「物の組立て方を考える立場から、吾々は『建物の各部…
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あるデザイナーの肖像記憶を切り取る象徴 あるいは表象の出入口
エアコンから吐き出される空調の音が大きくなり小さくなり、掛け時計の秒針は大げさに鳴り響くように一秒一秒を真っ当に刻む。窓からは茶色がかった山…
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窓の彩りを考える
テキスタイルコーディネーター/デザイナーの安東陽子さんは、ベテランから若手まで多くの建築家が手がけた作品において、窓まわりのテキスタイル演出…
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庭園美術館の窓
『Sumally (サマリー) 』とは、“Want(欲しい)”、“Have(持っている)”の2つでモノを分類していく「この世界に存在するすべ…
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衣食住の窓
…車という不思議な乗り物に憧れている。写真は葛西臨海公園にある日本最大の「ダイヤと花の大観覧車」。高さ117メートル、約17分間の世界旅行。つ…
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猫とファッションと窓
猫とクリエイターをテーマにしたウェブマガジン『ilove.cat』を主宰、また、東京スタイルを提案し、いまやファッション業界を代表する媒体の…
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中村拓志 窓と愛着 自作を通した窓の試行を訊ねる
「愛着」をテーマに多数のプロジェクトを発表し、注目を集める建築家 中村拓志へのインタビュー。「窓」の役割や魅力、課題について伺った── 人は…