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「Light is Light and Light(光は、明るく、軽い)」
2013年に催されたカナダ建築センター(CCA)での「Archaeology of the Digital」展は、その後葉祥栄のデジタルデザ…
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ジャン・プルーヴェの窓 #3 ――《ヴィルジュイフの仮設小学校》の窓
…ル(教室3部屋分)は仮説の礼拝堂として再建された。残念ながら歴史的建造物として認定されることはなかったが、それらの一部は現在、パリ市近代美術…
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原広司「粟津邸」の窓 闇を照らす光の空間
原広司設計の「粟津邸」が、このたび継承への道を模索することとなった。世界的なグラフィックデザイナー・粟津潔の自宅兼アトリエで、ここから数々の…
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藤森照信|第八回 軽井沢夏の家の〈横長連続窓〉モダニズムの夢が日本で実現
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。8…
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藤森照信|第七回 臨春閣の〈障子〉
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。7…
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フランソワ・シャルボネ(Made in)
…き立てる役割まで、多岐にわたる要件を満たす必要があり、しかも歴史的建造物の現況イメージに影響を及ぼさないようにしなければならなかったのです。…
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吉村順三・奥村昭雄「愛知県立芸術大学」の窓 自然と棲まう具体の科学
1966年に吉村順三と奥村昭雄の設計で建てられた「愛知県立芸術大学」。キャンパスは緑豊かな愛知県長久手市の丘陵地に建ち、光・空気・音といった…
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藤森照信|第六回仁和寺金堂の〈蔀〉
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。6…
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ザ・プリンス 軽井沢:清家清の窓の素材性
建築家 清家清によって1982年に建てられた《軽井沢プリンスホテル新館》(現 ザ・プリンス 軽井沢)。いくつかのプリンスホテルを手掛けた清家…
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風景の観察から建築が始まる──ヨハンセン・スコブステッド・アーキテクター インタビュー
…kovsted Arkitekter)。ヨーロッパで最も長い歴史をもつ野鳥の保護区を一般に公開するためのプロジェクト《ティパネ野鳥保護区》や…
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第8回 鳩小屋の浮かぶ町
…奥深い世界だ。この文化はヨーロッパや中東など世界各地でも長い歴史をもち、イギリスでは王族も参加するほどの地位を得ているらしい。台湾ではギャン…
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藤森照信|第五回旧閑谷学校講堂の〈火灯窓〉日本らしくない日本の窓
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。5…
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「札幌の家・自邸」の試み
…、未だ根本的な解決策は見いだされていない。 北海道の生活の歴史は、こと生活文化においては諦めの歴史であった。全国から集った屯田兵が、故郷か…
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ヘルツォーク&ド・ムーロン
…窓の形を調査するなかで、私たちはアルプス地方のサナトリウムの歴史的な事例に着目しました。例えば、トーマス・マンの小説「魔の山」の舞台にもなっ…
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藤森照信|第四回 旧グラバー住宅の〈フランス窓〉インドから日本へとたどり着いた窓
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。四…
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第2回 畠山さんと杉浦さんの合間に
…間の層が人を魅了し、様々な表現技法の発見へといたりつつ写真の歴史を豊かなものにしてきたことも事実だろう。たくさん撮って、すぐに加工して、誰か…
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聖なる侵入アルド・ロッシの窓
…ると、聖なる「特異点群」が、人々をあつめ、場を形成し、記憶と歴史を形づくる 11。「教皇の座所」や「サクロ・モンテ(聖山)」の事例は、建築は…
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黒石いずみ(建築理論家)「窓をめぐる生活世界のコロナ考現学」
…生におこなったスケッチアンケートを元に考察します。3番目は、歴史的な視点です。窓と生活の関係を取り上げてどのように扱われてきたかということで…
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西川純司(社会学者)「近代日本における感染症と微気候をめぐる実践」
…この感染症によって住まいのあり方は変わるのでしょうか。ただ、歴史を振り返ってみると、100年前の日本でも実は感染症と住まいのあり方は大きな議…
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土居義岳(建築史家)「19・20世紀フランスにおける初期環境工学的アプローチによる住宅計画」
…0世紀初頭に起こったことでした。結論を先取りすれば、こうした歴史的背景から、住宅供給への公的介入がなされたということがいえます。 法制度によ…
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EMIアーキテクテン
…の建築にとってどのような役割を果たしているのでしょうか。また歴史的に高価なものであった窓は、今ではコストが下がった半面、エネルギー政策におけ…
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第6回 誘うチーロウ
…よって、今日目にするような道路両端のチーロウに変わっていった歴史がある。鹿港をはじめ台湾人は、福建省泉州から渡ってきた人が多いのであるが、そ…
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藤森照信|第三回 三田演説館の〈上げ下げ窓〉
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を一件ずつ紹介するシリーズ企画。第…
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第4回 辺境の小窓 馬祖・前編
…が主な観光資源というのは悲しいような気もするが、これも台湾の歴史と現代の観光需要が生み出した、まぎれもない離島の姿である。 バイクで適当に…
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三岸アトリエの窓、変化と継承
昨年(2021年)10月、建築コレクティブGROUPによる「三岸アトリエ」(東京都中野区上鷺宮)の改修工事が完了し、内壁の一部と旧玄関が修復…
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藤森照信|第二回擁翠亭の〈十三窓〉茶室がたどり着いた多様なる窓
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。第…
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クリスト&ガンテンバイン
…存のタイポロジーと向き合う必要があったと思います。このような歴史の変遷による形態の変化は、私たちが窓の研究を進める上でも興味があります。多く…
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藤森照信|第一回 平野家住宅の〈ガラス戸〉光を通す魔法の障子がやってきた
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。第…
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ジャン・プルーヴェの窓 #2──プルーヴェ自邸の窓
…日プルーヴェはこの世を去るが、3年後の1987年に彼の自邸は歴史的建造物に指定され、ナンシー市によって買い取られたのである。 参考文献 ル…
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ジャン・プルーヴェの窓 #1──ディテールに宿る4つの構築的特徴
…時は建物が使われず老築化するなど不運もあったが、1983年に歴史的建造物として認定され、1995年から2005年までの間に改修工事が実施され…
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ペーター・メルクリ
…ヨーゼフソンの美術館《彫刻の家》などの建築作品を通じ、都市、歴史、知覚といった建築の根源的な問題を思索し、実践し続けている。 スイス連邦工科…
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滝口悠生|第4回 アルメニアのアラム
…者同士の相部屋となればもめごとも絶えなかったようだが、そんな歴史を経て次第に待遇が改善されたらしい。近年では参加者各人にちゃんとひと部屋ずつ…
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第34回 イスラエル・エルサレム編 「聖地の生活」
…テナや太陽光をつかった給湯タンクなどがたくさん置かれている。歴史的建造物で構成された旧市街にも、現代インフラは容赦なく空間を要求してくる。 …
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70年代「Window」スナップからドイツ現代写真へ
…に行ったことがあります。もともと写真よりも絵画や彫刻のほうが歴史は長くて、それこそヨーゼフ・ボイスも通っていましたよね。学校では、写真以外の…
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横溝静|Today/Yesterday #1
…から、それこそイギリスの芸術史の流れに確実に属する彫刻家の、歴史あるスタジオ兼住居に住んで制作していいよ、と言われたときの反応は、半信半疑の…
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マリオ・ボッタ
…うと、人は他者と暮らすために家に住まう。家は、コミュニティ、歴史、記憶、そして文化に帰属します。家は人びとを結びつけ、私たちの森や湖、土地、…
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Ch.3 ビューファインダー/透明性と窃視
アルブレヒト・デューラーからアイ・ウェイウェイまで 再現描写によるイメージはどれも外界をフレームにおさめ、作者が望むものだけを見せるビューフ…
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窓の短編映画 “柱都”
…〉 近世大阪の合理的建築生産システム ここで大阪の長屋の歴史を顧みてみたい。近世大阪では都市部での人口増加とともに、都市型住居の大量供給…
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第31回 エジプト・カイロ編「複合する街」
…ァーティマ朝によって築かれたアル・カーヒラという街で、現在は歴史的なイスラム建築の集中する地区「イスラミックカイロ」として観光地にもなってい…
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Gigon / Guyer(ギゴン/グイヤー)
ル・コルビュジエやマリオ・ボッタ、ピーター・ズントーなどの多くの建築家を輩出し、豊かな自然と文化的多様性のなかで独自の建築文化を発展させてき…
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第29回 イラン・エスファハン編「宗教と街」
…ラーム都市』(1986)によれば、イスラムの土地利用や建築は歴史的に、コーランやハディース(預言者の伝承)を根底とした非常に細かなルールによ…
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Ch.2 フレーム―視覚的な装置、あるいはトロンプ・ルイユ(だまし絵)としての窓
…生死を分かつきわどい境界線の上に存在していることを物語る。 歴史上、数多の芸術家が追求してきたのは、シンプルな本物らしさ、つまりまるで写真の…
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第28回 イラン・マースーレ編「ずれる窓」
…するひとつのきっかけとなるだろう。この村も刃物の生産で栄えた歴史があり、そうした交易によって外部から流通品としての窓が入ってきたことも考えら…
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Ch.2 象徴と写実
…4-280) cは、タルボットの写真における窓という被写体の歴史的、理論的そして哲学的なあり方についての考察を含む。 8. Ibid p. …
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第26回 イラン タフテ・ソレイマーン編「囲うことから」
…したササン朝時代(A.D.226-651年)のものが主だが、歴史的には紀元前にまで遡るとされ、遺跡はその後も長い時間をかけて増改築がおこなわ…
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窓─ 建築と共生の境界
…思います。1992年竣工の典型的なロンドン郊外の物件で、長い歴史をもつ有名なアートギャラリーのために建てられたものです。ファサードを見ると、…
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第25回 イラン・タブリーズ編「都市はバザール」
…降りはじめ、気温は0度を下回っていた。 3世紀ごろにまでその歴史を遡ることができる古代都市であるタブリーズには、アゼルバイジャン人が多く住ん…
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Ch.1 アトリエから見るアーティストの内面
カスパー・ダーヴィト・フリードリヒからスペンサー・フィンチまで アトリエや机で、最初の一筆を喚起する記憶やインスピレーションをじっと待つかの…