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ジャン・プルーヴェの窓 #3 ――《ヴィルジュイフの仮設小学校》の窓
プルーヴェはナンシーの工場「マクセヴィル」を追われた後、セルフビルドによって建設した自邸にて余生を過ごす予定でいた。しかし、とある友人との再…
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原広司「粟津邸」の窓 闇を照らす光の空間
…でした。」 原氏も雑誌のなかで「住居の設計をもって、こうした文化の空間に誘い出しに来てくれたのが粟津潔だった」と記している。設計に際して原氏…
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第11回 どこかでつながり、どこまでも抜けていく 陳其寬《東海大学衛理会館》編
…を続け、新しい建物も多く建てられているが、オリジナルの建物は文化財となりながらも現役で使われている。建物は主にRCによる簡素な構造で、装飾は…
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藤森照信|第七回 臨春閣の〈障子〉
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。7…
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吉村順三・奥村昭雄「愛知県立芸術大学」の窓 自然と棲まう具体の科学
…木造(一部S/RC)の住宅を設計活動の中心に据えつつ、《国際文化会館》(1955)を始め大規模の非木造・非住宅の設計に多く取り組んできた。図…
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第10回 波打つ学校 陳仁和《三信家商波浪大樓》(高雄)編
戦後台湾建築家の第一世代といえば、ヴァルター・グロピウスに師事し、台北の《国父紀念館》など国家的プロジェクトも多く手がけた王大閎(Wang …
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中銀カプセルタワービル
…ものに内包されている意味を抽出し再定義することで、多様な生活文化や新しい習慣を作り出す「窓」の鍵となるものを探す。 windowproduc…
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桂カトリック教会
…に穿たれた丸い窓」とが相互に重なり融合している姿には、様々な文化を経由し生きてきたジョージ・ナカシマの痕跡が見てとれる。 彼はカトリック教徒…
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内倒し窓
…ものに内包されている意味を抽出し再定義することで、多様な生活文化や新しい習慣を作り出す「窓」の鍵となるものを探す。 windowproduc…
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突き出し窓
…ものに内包されている意味を抽出し再定義することで、多様な生活文化や新しい習慣を作り出す「窓」の鍵となるものを探す。 windowproduc…
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折りたたみ窓
…ものに内包されている意味を抽出し再定義することで、多様な生活文化や新しい習慣を作り出す「窓」の鍵となるものを探す。 windowproduc…
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オーニング窓
…ものに内包されている意味を抽出し再定義することで、多様な生活文化や新しい習慣を作り出す「窓」の鍵となるものを探す。 windowproduc…
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藤森照信|第六回仁和寺金堂の〈蔀〉
…は日本の窓のなかではあまりに深く、かつ古く、平安時代の歴史と文化を語るうえで欠かせないかの寝殿造に付いていた窓形式にほかならない。世界最古の…
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ザ・プリンス 軽井沢:清家清の窓の素材性
建築家 清家清によって1982年に建てられた《軽井沢プリンスホテル新館》(現 ザ・プリンス 軽井沢)。いくつかのプリンスホテルを手掛けた清家…
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第9回 風の吹く県庁舎 象設計集団《宜蘭県庁舎》編
この連載では台湾の無名の建築の窓を主に紹介してきたが、やはりいくつか紹介したい近現代建築もある。僕の家のすぐ近くにある、象設計集団(以下、象…
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第8回 鳩小屋の浮かぶ町
…交配させてレース用の精鋭たちをつくっていく奥深い世界だ。この文化はヨーロッパや中東など世界各地でも長い歴史をもち、イギリスでは王族も参加する…
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藤森照信|第五回旧閑谷学校講堂の〈火灯窓〉日本らしくない日本の窓
…から日本に最後に伝わった禅宗(以後、中国から新しい宗教建築も文化も来ていない)の一番目立つ火灯窓を中国風として採用したのではあるまいか。 …
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「札幌の家・自邸」の試み
…決策は見いだされていない。 北海道の生活の歴史は、こと生活文化においては諦めの歴史であった。全国から集った屯田兵が、故郷から持ち寄った建築…
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藤森照信|第四回 旧グラバー住宅の〈フランス窓〉インドから日本へとたどり着いた窓
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。四…
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第2回 畠山さんと杉浦さんの合間に
…写真のみならず、絵画、映画、文学が枚挙に暇なく取り上げてきた文化的事象だといえる。カフェでコーヒーでも飲みながらぼうっとしているとき、車を走…
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第7回 山を降りるスレートの村 屏東編
…んでいたのだった。 台湾の中央部、南投県の山中にある「九族文化村」という施設には、千々岩助太郎の研究資料を元に多くの原住民民家が復元されて…
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聖なる侵入アルド・ロッシの窓
…アメリカにおける「窓のない建物」をめぐる議論について」 表象文化論学会第16回大会発表レジュメ 2022. 7 :「聖」が建築分野において、…
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黒石いずみ(建築理論家)「窓をめぐる生活世界のコロナ考現学」
…中に用いた学生のスケッチアンケートの作品は、青山学院大学総合文化政策学部の黒石の授業の受講者によるものです。スケッチを掲載させていただいた学…
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西川純司(社会学者)「近代日本における感染症と微気候をめぐる実践」
…(藤井 1928; 山田 1932)。彼らは当時流行していた文化住宅を批判し、居住者の健康を目的とした住宅づくりを目指しました。気候や風土を…
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土居義岳(建築史家)「19・20世紀フランスにおける初期環境工学的アプローチによる住宅計画」
…文献によれば、フランスの知的風土のなかでは、建築学はラテン語文化圏のものであり、衛生学は医学だからギリシャ語文化圏です。だからディシプリン的…
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第6回 誘うチーロウ
…店は多様に広がっている。ちなみにこうしたインフラとしての外食文化が、アジアトップレベルで女性の社会進出が進む台湾社会の背景にあると僕は思って…
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藤森照信|第三回 三田演説館の〈上げ下げ窓〉
…治体制と経済の革新で、これを「富国強兵」、もうひとつは思想と文化の脱皮で、「文明開化」と呼ぶ。 文明開化を推し進めるうえで大いに働いてくれた…
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第5回 辺境の小窓 馬祖・後編
辺境の地の民宿で、新年の朝を迎えた。友人たちが起きてくる前に、静かな民宿の実測をする。 外からは平屋のように見えたこの石積みの建物の中には屋…
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第4回 辺境の小窓 馬祖・前編
台湾の北西、中国大陸に限りなく近いところに、馬祖 マーツー列島がある。台湾の中心地があのサツマイモ型の本島とすれば、そこから一番遠い場所のひ…
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第0回 古今東西のマドソト建築 加藤耕一 × 大西麻貴+百田有希(o+h)× 伏見唯
伏見 今日はシリーズ「マドソト 外の風景こそ主役」を始めるにあたって、窓の外の風景について語り合っていきたいと思います。まずは企画の主旨から…
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第0回 植田実 窓際を読み解く6つのトピック
――――シリーズ「窓際の居場所」の開始にあたり、『都市住宅』や『GA HOUSES』で編集長を務められた植田実さんにお話をうかがいます。植田…
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第1回 吉村順三《旧・園田高弘邸》(現・伊藤邸)庭へ誘う掃き出し窓と、 場所をつくる腰窓
「たまり」のある空間 「吉村順三建築展」(2005年、東京藝術大学大学美術館)の会期中、NHKの「新日曜美術館」で吉村順三(1908-199…
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擁翠亭(十三窓)
…ものに内包されている意味を抽出し再定義することで、多様な生活文化や新しい習慣を作り出す「窓」の鍵となるものを探す。 windowproduc…
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三岸アトリエの窓、変化と継承
…して使用し、現在は撮影スタジオとして利用されている。登録有形文化財(建造物)。 三岸アトリエ公式サイト:https://www.leia.b…
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藤森照信|第二回擁翠亭の〈十三窓〉茶室がたどり着いた多様なる窓
…l Views from Japan 窓学 窓は文明であり、文化である』にて展示されています。 今から400年ほど前に作られた〈擁翠亭〉の…
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擁翠亭13 墨蹟窓
…ものに内包されている意味を抽出し再定義することで、多様な生活文化や新しい習慣を作り出す「窓」の鍵となるものを探す。 windowproduc…
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擁翠亭11 床脇の下地窓、12 連子窓と倹飩襖
…ものに内包されている意味を抽出し再定義することで、多様な生活文化や新しい習慣を作り出す「窓」の鍵となるものを探す。 windowproduc…
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擁翠亭06 / 07 下地窓と連子窓、08 躙口、09 / 10 下地窓と連子窓
…ものに内包されている意味を抽出し再定義することで、多様な生活文化や新しい習慣を作り出す「窓」の鍵となるものを探す。 windowproduc…
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擁翠亭03 風炉先窓
…ものに内包されている意味を抽出し再定義することで、多様な生活文化や新しい習慣を作り出す「窓」の鍵となるものを探す。 windowproduc…
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擁翠亭01 / 02 色紙窓
…ものに内包されている意味を抽出し再定義することで、多様な生活文化や新しい習慣を作り出す「窓」の鍵となるものを探す。 windowproduc…
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擁翠亭04 / 05 下地窓と連子窓
…ものに内包されている意味を抽出し再定義することで、多様な生活文化や新しい習慣を作り出す「窓」の鍵となるものを探す。 windowproduc…
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第3回 涼亭の行方 蘭嶼・後編
(前編より) 野銀集落をあとにして、島を一周してみる。 道中では岩山の上から人間を見下ろすヤギの群れに出くわしたり、岩場の窪みにあるタオ族の…
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藤森照信|第一回 平野家住宅の〈ガラス戸〉光を通す魔法の障子がやってきた
…設計によるもの。敷地内にある茶室、蔵、門と合わせて、登録有形文化財となっている。 1946年、長野県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。東…
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第2回 埋もれる黒屋根 蘭嶼・前編
「台湾人」と一口にいっても、台湾には民族も宗教もバラバラな、色々な人が暮らしている。今回は台湾本島を飛び出し、離島について書いてみたい。 台…
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ジャン・プルーヴェの窓 #2──プルーヴェ自邸の窓
「プルーヴェ自邸」は過去に手掛けたプロジェクトの余りものを寄せ集めてつくられた興味深い事例である。連載「ジャン・プルーヴェの窓」の第2回目で…
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第1回 「鬼」の来る窓 屏東編
アジア・中東11カ国の集落・民家をめぐって旅した経験を経て、現在は台湾北東部・宜蘭(イーラン)に暮らしながら建築設計に従事する田熊隆樹さん。…
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佐藤又六家/内蔵と窓
秋田県横手市増田にある約350年続く商家で、国の重要文化財に指定されている。豪雪地帯である増田町の建物は、雪害から蔵を保護するため、主屋の中…
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ジャン・プルーヴェの窓 #1──ディテールに宿る4つの構築的特徴
金物職人として自身のアトリエを立ち上げながら、ル・コルビュジエをはじめとした先進的な建築家との協働を通して、自身もモダニズムを先導する建築家…