-
Ch.1 写実への闘い
…たのだった。 しかし、それだけが理由ではなかった。ニエプスは石版刷り、ダゲールは絵画、タルボットはドローイングや理論研究と、写真とは別の領域…
-
Adobe ウィンドウズ
…土地の一部として受け継がれてきた。この素材は、「西南部の大理石」という、大げさな名前で呼ばれることもあるらしい。 さて、この物件でまず気にな…
-
アメリカ編 (下)
さまざまな様式の展開 アメリカ各地で、豊かになって来た人たちが、ジョージアン、フェデラル、グリーク・リバイバル、ゴシック・リバイバル、ヴィク…
-
アメリカ編 (中)
フランス、ドイツの伝統 毛皮取引でケベックに入っていたフランス系の人たちは、ミシシッピー川沿に南下して、ニューオリンズまでのルイジアナに入植…
-
塚本由晴 窓のふるまい学/後編
…イスラム都市では色んな場所で見られるもので、インドではこれが石でできていることもあります。 われわれは今回そのマシュラビーヤをちょっと大きめ…
-
塚本由晴 窓のふるまい学/前編
「何かをデザインするときの一番の資源は、人々の『ふるまい』(Behavior)である」───建築家・塚本由晴氏は“窓”を学問として研究する「…
-
窓の短編映画 日吉大社“The Birth Canal”
…場所に位置する聖所である。そこには神の依代(ii)とされる巨石「金大巌 (こがねのおおいわ) 」がある。そしてその両脇に、この巨石によりそう…
-
第2回 トレンティーノの貴腐ワイン
…ッティさんは話す。 水はけをよくするため、ペドロッティさんは石灰質砂岩である土壌の部分に石積みの段々畑をつくっているという。また、風通しをよ…
-
第22回 インド・キッバル「かくれた穴」(後編)
高地の朝は寒かった。 しかし、宿の3階にあるテラスに出てみると驚くほどあたたかい。たしかに気温は低いのに、太陽の下は暑いぐらいである。むしろ…
-
第3回 桂離宮 賞花亭
利休による茶の湯の成立以前から、貴重品であった茶に親しみ、自由に楽しんでいたのは貴族である。その茶室は、「貴族の好み」と呼ばれ、草庵風(田舎…
-
アメリカ編 (上)
…トーンエンダーと小さな窓 入植後しばらくすると、部屋の一端に石やレンガで煙突付きの暖炉を設けた、ストーンエンダーと呼ばれる住居タイプが多くな…
-
第5回 国際門窓城へ
…のすみに用意された《国際門窓博物館》である。この博物館は木や石、瑠璃でつくられた古い門窓にはじまり、近現代のガラス窓などを展示している。この…
-
第2回 如庵
…。正午の茶事であれば、席入りする頃には、入口である躙口、靴脱石が正面から明るく照らされる。そして茶事が終わるころには、日も傾き、丸窓からの光…
-
第21回 インド・キッバル「かくれた穴」(前編)
…〜3階建てで、壁は版築構造でできている(冬季の雪のため下部は石積み)。版築は土をひたすら突き固めて一段ずつ壁を盛り上げていく方法で、古代から…
-
窓の短編映画 “THE CORALLUM”
…その巨巌(おおいわ)は、更新世に珊瑚礁によって形成された琉球石灰岩(=珊瑚石)である。その岩石は沖縄という島全体を形成し、ひいては伝統的住居…
-
第1回 ヴェッサーリコ村のニンニクの窓
…る中央アジアのように乾燥した気候と、根が腐らない水はけの良い石灰質の土壌で行われる。中でも、ロベルトさんの畑は南向きに配置されており、石積み…
-
第20回 インド・キナウル地方「張り出しの村」(後編)
…幅1.6mほどの余裕ある廊下空間である。一方にはキナウル式に石と木を積んだ重厚な壁、そしてまた一方には軽快な木製建具が並んでいる。生活用品が…
-
第1回 妙喜庵待庵
…や大きさを自由に選択することが許されたといえる。 レンガ造や石造を主流とする西洋建築では、壁の真ん中に窓が空いていても何も不思議ではないが、…
-
空間を生かすも殺すも窓次第
…行、あるいは寺院や教会のエントランスを見ると、それらは重たい石やレンガでつくられています。そこから読み取れるメッセージは「私たちは堅実です」…
-
テクノロジーの裏にある建築的意志
…ケーションの方式を研究しています。不透明というと、伝統的に、石のように重くて遅いと思われているにもかかわらずです。このアイディアを使うと、と…
-
第19回 インド・キナウル地方「張り出しの村」(中編)
…ると、このコンクリートの建物はほとんど商業用で、人々は今も、石と木を交互に積んだ伝統工法の暖かい家を持っているのだそうだ。 「冬場のメインロ…
-
東京国立近代美術館企画展「窓と写真」からの考察
…くさんありますよね。 増田 あの室内に対する感覚は、分厚い石の壁に窓が設けられた建物での生活が体に染み付いている、イタリア人特有のものなの…
-
第3回 華やいだ通りの情景
…の気候もあったため、パサージュは大衆の人気を集めた。鉄や大理石によって装われた壁面と床の美しいパターンのタイル、そして店ごとに工夫を凝らし、…
-
第4回 開放を象徴するポストモダンの窓
…、ちょっと大きめな中国南方の民居のようである。白い壁に灰色の石材による装飾が貼られ、そこに開けられた窓は菱形や梅花のかたちだ。そしてこの窓に…
-
第一回 トーベ・ヤンソンの窓
…なたで、二重唱や三重唱をひびかせながら、うたいつづけていた。石だらけだった岬のくびれたところが、冬の嵐ですっかりすがたを変え、いちめんの砂浜…
-
第18回 インド・キナウル地方「張り出しの村」(前編)
…く、背の低い方に神様が祀られていた。特徴的なのはその構造で、石と木(ヒマラヤ杉)を交互に積み重ねて壁をつくっている。今まで見てきたどんな建築…
-
第2回 奥行きがもたらす生活の深み
…世界大戦が始まると資源の節約が英国政府の切実な関心事となり、石炭の消費量の抑制を目的として日光の活用が採用されたのだ。 ヨーロッパの中でも比…
-
橋本健史/403architecture [dajiba] 展覧会『現況 / Present State(ment)』
…Hashimoto 1984年兵庫県生まれ。2005年国立明石工業高等専門学校建築学科卒業。2008年横浜国立大学建設学科建築学コース卒業。…
-
第2回 恐怖と歓楽、そして劇場として
…と視線を向かわせているものも少なくない。旧市街の建物はパリの石と白い漆喰で明るく、一方でパリの古いアパルトマンの室内はあまり大きく開けること…
-
第1回 煉瓦色のシークエンスを辿って
…しくはアーチを設ける必要がある。伝統的にドアや窓上部のまぐさ石に施された装飾は控えめな場合が多かったが、ファサード・デザインの一部として重要…
-
第15回 東チベット・色達 「赤いスリバチ」(後編)
…に平屋か二階建てで、急な傾斜に水平部分をつくるために、下部は石またはレンガの壁で調整される。その一階部分は倉庫として使用されることもある。 …
-
写真から窓を考える
現代写真家・ホンマタカシが、古くからの知人で建築家・塚本由晴と、「写真から窓を考える」をテーマに対談。東京・六本木の21_21 DESIGN…
-
総論 窓の成り立ち《2》
…ら、これで大丈夫。今は手間がかかるのでなかなかできませんが、石を削り出して、そこに水が切れるくらいのチリをつくっておくなんていうものもありま…
-
第1回 自ら介入するデザイン・アクション:窓をつくることで見える世界
…窓の創作を通して考えた活動の意味を再考したい。 2011年、石巻市前網浜では漁村が津波に見舞われ活動の拠点であった集会所や倉庫が消失した。入…
-
第13回 タシュクルガン「天窓の記憶」(後編)
翌朝、予定通りダンディの家に行くと、彼と同い年くらいのもう一人の男が合流した。タバコを一本吸い終え、3人で家を出る。 到着したのはダンディの…
-
第2回 窓の本棚
「窓の本棚」プロジェクト第2回。私たち窓研究所は建築事務所o+hに、小さな書店やギャラリーなどで、本の全国巡回展を開催するための什器の制作を…
-
第3回 烏鎮・「景区」外の家 (前編)
…で、中にはかなり古い建物もあるのだろう。建物は川に張り出し、石の基礎によって水面に浮かぶその姿を見れば、ベニスといわれるのも納得である(もち…
-
第12回 タシュクルガン「天窓の記憶」(中編)
…。 細い鉄骨の軸組に布のテントをまとったパオは、湿地帯の上に石を少しばかり積んだ基礎の上に建っていた。壁も屋根も同じ厚手の布であるが、足元の…
-
第1回 上海・窓から生える鉄の棒 (前編)
…の上海と共に生まれたものである。 今でも残るそれらの中には「石庫門」という中洋折衷住宅もあり、観光用に改修され、生まれ変わっている。低層の古…
-
エドウィン・ラッチェンス設計 食堂の窓
…応して長いダイニングテーブルが置かれている。まぐさや窓台には石が使われ、そこにスチールサッシで小割りにされた開き戸とフィックス窓が組み合わさ…
-
第11回 タシュクルガン「天窓の記憶」(前編)
…家を見つけた。人がいないので、ゆっくりと観察する。ほとんどが石積み(一部レンガ)で作られているらしく、泥が塗られた壁の頂部には赤地に黒の独特…
-
第2回 サヴォワ邸 (フランス・パリ)
建築の革命とは様式の変遷と思われがちだが、実はすべてを材料が決めてきた。木や石といった天然素材から、鉄やガラス、コンクリートといった工業製品…
-
ソウト・デ・モウラ設計 ホテルの廊下にある窓
ソウト・デ・モウラ設計、ポルトガル・ブラガ近郊のボウロにある、修道院を改修したホテルの廊下にある窓。分厚い石の躯体とは対照的に、繊細なスチー…
-
能作文徳『Steel House』
…は懐かしいもので、既存の塀や外壁、土間に使われていたタイルや石なども庭の舗装として再利用します。新品の建物を望むならば、これらは古くさくて、…
-
第1回 パンテオン
…ンガを、中間ではそれより軽い凝灰岩を、頂上部ではさらに軽い軽石を、ベースとなるコンクリートに混ぜている。このように、上に行くほど薄く、軽くす…
-
シリア編
…理を体感できた。 乾燥地域の住まいには、身近で入手できる土や石を使うことが多く、集落を形成していくと、中庭式の家が多くなる。また、遊牧を生業…
-
ソロモン諸島編 (上)
…炊事棟は主屋から離すことが多い 炊事棟が別棟になっているのは石焼き、石蒸し料理をつくるためで、全くの別棟がほとんどだが、最近では雨対策として…
-
第3回 チロエ島 カモメが舞う場所
…駆使して巨大木造構造物を構築している。他にも柱の基礎が無垢の石となっている。 こうした様式は、日本の農家の古民家でも見受けられる。さらに驚い…