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原広司「粟津邸」の窓 闇を照らす光の空間
…制作したポスター『海を返せ』で日本宣伝美術会賞を受賞し、一躍社会派のデザイナーとして脚光を浴びる。そこに描かれたのは、米軍の射撃場建設のため…
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フランソワ・シャルボネ(Made in)
…と交通インフラとを結びつけています。機械のもつスピードは現代社会に新たな動きの感覚をもたらしました。オフィスや大学の入る《グライスアレーナ》…
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第10回 波打つ学校 陳仁和《三信家商波浪大樓》(高雄)編
…えるのかもしれない。「窓のずれ」は、その建築の経てきた時間や社会を静かに語っているのだ。 この建物が陳仁和の最も有名な作品であるのは、構造全…
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ゲッセリウス・リンドグレン・サーリネン設計ポホヨラ保険会社ビルのショウウィンドウ
…、東京工業大学塚本由晴研究室との共同研究「民族誌的連関と産業社会的連関にまたがる窓」から抜粋したものです。…
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藤森照信|第五回旧閑谷学校講堂の〈火灯窓〉日本らしくない日本の窓
…異なり、国家鎮護の宗教としての性格の強い仏教は、大きな政治・社会の変革のたびに新しい姿を見せる宿命をもつ。天皇や貴族のリードした平安時代が終…
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カイ・フィスカー設計ステファンスガードの店舗
…、東京工業大学塚本由晴研究室との共同研究「民族誌的連関と産業社会的連関にまたがる窓」から抜粋したものです。…
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第2回 畠山さんと杉浦さんの合間に
(第1回 畠山直哉「鏡なのか窓なのか」を受けて) 光景と情景 透明なガラスが、建物や列車、車などに据えつけられる。するとそこには内と外という…
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黒石いずみ(建築理論家)「窓をめぐる生活世界のコロナ考現学」
…次郎と西山は、スタンスは違いますが、地域の職住近接やその地域社会との関係性などのような地域的合理性を重視しています。そのような地域的合理性は…
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金野千恵(建築家)「窓からみた健康へと向かう建築」
…関する記述がたくさんあります。19世紀、感染症や飢餓の広がる社会において医療の環境改革を図ったナイチンゲールは、住居の健康を守るための5つの…
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西川純司(社会学者)「近代日本における感染症と微気候をめぐる実践」
…報告を配信しました。本記事は登壇者のひとりである西川純司氏(社会学者)の講演内容を再構成したものです。 コロナ禍の現在、住まいにおける健…
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土居義岳(建築史家)「19・20世紀フランスにおける初期環境工学的アプローチによる住宅計画」
…公的なものです。疫病は労働者階級から有産階級に伝染するので、社会問題でもありました。こうして公私の対立が住宅供給の場にあらわれました。これが…
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アルネ・ヤコブセン設計ボール邸の書斎
…、東京工業大学塚本由晴研究室との共同研究「民族誌的連関と産業社会的連関にまたがる窓」から抜粋したものです。…
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アルネ・ヤコブセン設計ハービー小学校のホール
…、東京工業大学塚本由晴研究室との共同研究「民族誌的連関と産業社会的連関にまたがる窓」から抜粋したものです。…
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アルネ・ヤコブセン設計スーホルムIの会議室
…、東京工業大学塚本由晴研究室との共同研究「民族誌的連関と産業社会的連関にまたがる窓」から抜粋したものです。…
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第6回 誘うチーロウ
…うしたインフラとしての外食文化が、アジアトップレベルで女性の社会進出が進む台湾社会の背景にあると僕は思っている。 こうして「市民のリビング…
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奄美編 島口(徳之島母間方言)における「まど」
言語学者 植田康成が世界各国の「まど」の語源に迫る。窓という言葉の概念がどのように拡張されていったのか、その過程を探る。今回は奄美群島の一つ…
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藤森照信|第三回 三田演説館の〈上げ下げ窓〉
…程は建材の割には詳しく分かっているが、ここではパスし、日本の社会に広がったその第一歩の事情を語りたい。 第一歩を踏み出したのは “擬洋風建築…
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第0回 古今東西のマドソト建築 加藤耕一 × 大西麻貴+百田有希(o+h)× 伏見唯
…もそうです。やはり中庭に開いて、都市には向かない。移り変わる社会と隔て、内部で完結した理想の世界をつくろうとしたのが、西洋のモニュメントだっ…
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第1回 吉阪隆正《三澤邸》山の斜面にお辞儀して のぞき込む窓
室内に光を導くため、あるいは風を通すため。窓には住環境を快適にするという大きな役割がある。また店舗の窓のように、あえて中の様子を外に見せるた…
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藤森照信|第二回擁翠亭の〈十三窓〉茶室がたどり着いた多様なる窓
…日本の住宅は二つの流れからなり、貴族、大名、僧、神官といった社会の指導的階層は「書院造」と呼ばれる “瓦葺/天井付き/畳敷/床の間アリ/角柱…
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クリスト&ガンテンバイン
…になりました。しかし、窓は単なる技術の表現であるだけでなく、社会をあらわすものでもあります──タイポロジーも広く捉えればそうであるように。 …
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第3回 涼亭の行方 蘭嶼・後編
…は、外からもたらされたものによる断絶を何度も経験してきた台湾社会を表しているような気がする。 もういちど、カメラをぐっと寄せて、上から旧集落…
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ジャン・プルーヴェの窓 #2──プルーヴェ自邸の窓
…建設家』(Constructeur: 仏)を体現する。それは社会的な資格として、未だ法的に認定されていないが、我々が生きてゆく時代で切に求め…
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第1回 「鬼」の来る窓 屏東編
アジア・中東11カ国の集落・民家をめぐって旅した経験を経て、現在は台湾北東部・宜蘭(イーラン)に暮らしながら建築設計に従事する田熊隆樹さん。…
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滝口悠生|第5回 外を眺める娘
窓からのぞく部屋の様子、窓から外を眺めると見える景色、移りゆく車窓の風景。人の生活に曖昧な境界線として存在し続ける窓は、当たり前のようにそこ…
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ペーター・メルクリ
…の本質的な問題に触れておきましょうか。つまり、環境保護と消費社会が両立するかということです。しませんね。窓を極厚ガラスにすれば、外気温が零下…
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滝口悠生|第4回 アルメニアのアラム
窓からのぞく部屋の様子、窓から外を眺めると見える景色、移りゆく車窓の風景。人の生活に曖昧な境界線として存在し続ける窓は、当たり前のようにそこ…
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ジョン・A・カミナダ
…スの規模だけでなく、新しいライフスタイルというかたちを通して社会的にも感じられます。今回はこうした点について、スイスの集落、特にフリン(Vr…
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Gigon / Guyer(ギゴン/グイヤー)
… ──どのプロジェクトの窓にも工夫が凝らされ、そのときどきの社会のありようが反映されていて、興味深いですね。こうしたアイデアは設計チームから…
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Vol.5 移動する窓の記憶
…都市大学教授。1993年、東京工業大学大学院総合理工学研究科社会開発工学専攻修士課程修了。1998年、東京工業大学大学院 博士(工学)。「喫…
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Vol.4 住宅の窓の記憶
…都市大学教授。1993年、東京工業大学大学院総合理工学研究科社会開発工学専攻修士課程修了。1998年、東京工業大学大学院 博士(工学)。「喫…
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Vol.3 曇りガラスの窓の記憶
…都市大学教授。1993年、東京工業大学大学院総合理工学研究科社会開発工学専攻修士課程修了。1998年、東京工業大学大学院 博士(工学)。「喫…
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Vol.2 子どもの頃の窓の記憶
…都市大学教授。1993年、東京工業大学大学院総合理工学研究科社会開発工学専攻修士課程修了。1998年、東京工業大学大学院 博士(工学)。「喫…
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Vol.1 校舎の窓の記憶
…都市大学教授。1993年、東京工業大学大学院総合理工学研究科社会開発工学専攻修士課程修了。1998年、東京工業大学大学院 博士(工学)。「喫…
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Vol.0 窓をめぐる記憶を収集する
…ていると同時にはかないものかもしれない。高校生でも大学生でも社会人でも、ある時点で収集した窓の記憶は、その時にしか抽出できないかけがえのない…
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窓─ 建築と共生の境界
…たつの領域の間に関係を構築し、相互に織り合わせています。 実社会の日常の街中にいて、アートギャラリーの静けさに対峙している場面を想像してみて…
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第25回 イラン・タブリーズ編「都市はバザール」
…アは人で溢れ返っている。店員も客もほとんどが男性で、イスラム社会が男性社会であることを肌で感じる。通りを歩いていると頻繁に声をかけられ、さら…
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6a architects トム・エマーソン 自然史の中の建築
…その木陰に座ることはないのを知りながら老人が木を植えるとき、社会は大きく成長する」 (“A society grows great when…
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第6回 老子が残した窓の格言
…嵐研究室が建設通信新聞上で連載していた内容をまとめた『窓へ 社会と文化を映しだすもの』 (日刊建設通信新聞社) が出版されている。合わせてご…
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塚本由晴 窓のふるまい学/後編
…まで見て回る研究をしています。 この研究「民族誌的連関と産業社会的連関にまたがる窓」では、産業化される以前の窓のことを「民族誌的な窓」と呼ん…
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塚本由晴 窓のふるまい学/前編
…うなものなんです。 しかしそれは昨日と明日が変わらない、定常社会のあり方を前提にしたものなので、人間の生産性が爆発的に増大し移動が自由になっ…
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「FREESPACE」を窓から覗く PART 2
…また彼女は、建築を「social construction(社会的建設)」となぞらえ、「美しさとは贅沢なものではなく、要件と機能から切り離す…
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第5回 国際門窓城へ
…しようという目論見があり、それで企業をバックアップしながら、社会的なアピールのために国際門窓城という巨大施設を建設したというわけだ。この順達…
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窓の短編映画 “THE CORALLUM”
…時を追って見ていきたい。 信仰される石灰岩−古代− 古代琉球社会において、人々は巨石や巨木、砂浜や洞窟にいたるまであらゆるものに神を認めた。…
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建築の民族誌/後編
第16回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展(5月26日―11月25日)の開催に際して、窓研究所では、日本館展示のキュレーションを手がける貝島…
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空間を生かすも殺すも窓次第
…に表れるプライバシーの程度は異なりますね。反射性は、たとえば社会的階層性においても、おもしろい役目を果たすかもしれません。たとえば、輝きは富…
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建築の民族誌/前編
…ン半島やヨーロッパでは情勢が大きく変化したりといった、民族や社会国家の再編に向けた動きも見られました。それと同時に、インターネットが急速に普…
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第4回 開放を象徴するポストモダンの窓
…近代建築」、1949年から現在までを「現代建築」と呼ぶ。中国社会史の区分がそのまま反映されているので、日本建築史の時代区分とは少し異なってい…