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20世紀の住宅と窓をめぐって――「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s–1970s」展キュレーター ケン・タダシ・オオシマ インタビュー
近代化の波が世界に広がった20世紀、住宅は建築家たちにとって、新たな生活様式を具現化するための実験の場となった。国立新美術館で開催中の展覧会…
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窓の格言学
窓研究所は2007年より国内外の大学・研究者と協働し「窓」について多面的に研究する活動「窓学」に取り組んでいます。 「窓の格言学」とは、20…
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ルイス・カーン 建築と影の力
影は建築に形を与える力を持つだろうか。近年、透明度の高い建築やLEDライトを活用したインスタレーションが増える中で、光に注目が集まる一方、影…
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アンドレア・デプラゼス × ロラン・スタルダー × 貝島桃代 『Swiss Window Journeys』刊行記念鼎談
2024年4月12日、書籍『Swiss Window Journeys: Architectural Field Notes』の刊行を記念し…
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シンポジウム「葉祥栄 光をめぐる旅」レポート
2024年9月7日(土)、建築会館ホールにてシンポジウム「葉祥栄 光をめぐる旅」が開催された。同イベントは2019年から九州大学で整理が進め…
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トークイベント「Swiss Window Journeys – スイスの窓と建築」レポート 登壇:貝島桃代 × 金野千恵 × 髙濱史子 × 常山未央
2024年6月22日(土) 、建築会館ホールにてトークイベント「Swiss Window Journeys – スイスの窓と建築」が開催され…
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菊竹清訓「芹沢文学館」(現・芹沢光治良記念館)における窓の多様性
「人間の運命」などの代表作がある作家・芹沢光治良の生誕地である静岡県沼津市我入道。駿河湾をのぞむ松林に取り囲まれるように、菊竹清訓建築設計事…
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アントニン・レーモンド「旧赤星鉄馬邸」 環境と建築、その解としての窓
旧赤星鉄馬邸(東京都武蔵野市)は、アントニン・レーモンド(1888~1976)が、明治生まれの実業家・赤星鉄馬のために1934年に設計した大…
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堀口捨己の開口部デザインの集大成 常滑市立陶芸研究所(現・とこなめ陶の森陶芸研究所)
2024年8月から文化庁国立近現代建築資料館で開催中の『建築家・堀口捨己の探求 モダニズム・利休・庭園・和歌』。堀口捨己の代表作の一つであり…
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増田友也《鳴門市文化会館》の窓 ルーバーのほのあかるい空間
建築家・増田友也の遺作である《鳴門市文化会館》。京都大学教授であった増田は、徳島県鳴門市にも多くの建築作品を残している。『増田友也の建築世界…
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国際基督教大学(ICU)ディッフェンドルファー記念館と大学礼拝堂の窓 保存、継承、そして
初期キャンパス計画をヴォーリズ建築事務所が作成し、その後アントニン・レーモンドが担った国際基督教大学。キャンパスの中央に位置する「ディッフェ…
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シルケ・ランゲンベルク
スイス連邦工科大学(ETH)チューリッヒ校建築学部建築遺産・保存研究室を主宰するシルケ・ランゲンベルク氏は、スイス各地の民家の調査とともに、…
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窓展 : 窓をめぐるアートと建築の旅
東京国立近代美術館と窓研究所が主催した展覧会「窓展:窓をめぐるアートと建築の旅」(2019-2020)公式図録。
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The Nordic Window Window Behaviorology in Nordic Architecture
2022年に発刊された「WindowScape[北欧編] 名建築にみる窓のふるまい」の英語版。建築評論家による論考を新たに収録し、2023年…
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第6回 記憶をもった窓
私は幼少期から絵を描くのが好きで、以前はキャンバスやパネルを支持体に、油絵の具を用いて、自らの手と絵筆を介して絵画を描いていた。そこから現在…
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第5回 窓をかさねて、とおりぬける
なぜ窓ではなかったのか。私が企画した展覧会「メディウムとディメンション:Liminal」のカタログに寄せた自身のテキストのタイトルは「Apa…
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ノーマン・フォスターはなぜ建物に光を注ぎ込むのか ─ スタンステッド空港からドイツ連邦議会新議事堂まで
「建築は芸術と科学の融合」を持論に、オフィスビル、美術館、行政庁舎、空港、地下鉄など、多数の作品を手がけ、20世紀後半以降の建築シーンを牽引…
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第1回 ブラジル建築へのイントロデュサォン
…・アルティガス(João Batista Vilanova Artigas、1915–1985)と2006年にプリツカー賞を受賞したパウロ・…
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第2回 エドゥアルド・ロンゴの孔:「軽い球」の合理性とユーモア
1970年代、建築家・エドゥアルド・ロンゴは《ボール・ハウス》と呼ばれる球状の住宅をセルフビルドによってつくりあげた。第2回では、現在も家族…
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第4回 ジョアン・フィルゲイラス・リマ(レレ)の通気口:「クレープ紙と銀」の都市を超えて
ジョアン・フィルゲイラス・リマ(1932-2014)、通称「レレ」は、プレファブリケーションをはじめとする建設プロセスの合理化やパッシブな気…
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第5回 リナ・ボ・バルディの「悪魔の口」:演劇装置としての窓
…企画を行っていたリナをバイーア近代美術館(Museu de Arte Moderna da Bahia、以下MAMB)の館長に招聘したことで…
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第3回 パウロ ・ メンデス ・ ダ ・ ホッシャの開口部:風景・正方形・残された空間
パウロ・メンデス・ダ・ホッシャ(1928–2021)は、1970年の大阪万博ブラジル館を手掛け、2006年にプリツカー賞を受賞したブラジルの…
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ジャン・プルーヴェの窓 #3 ――《ヴィルジュイフの仮設小学校》の窓
…追加で別途購入し、パリにある装飾美術館(Musée des Arts Décoratifs: 仏)に寄付したことで、翌年プルーヴェの展覧会が…
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原広司「粟津邸」の窓 闇を照らす光の空間
原広司設計の「粟津邸」が、このたび継承への道を模索することとなった。世界的なグラフィックデザイナー・粟津潔の自宅兼アトリエで、ここから数々の…
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東西南北風の吹き抜ける家 林芙美子邸(現・林芙美子記念館)
昭和を代表する作家・林芙美子(1903-1951)は戦時下の1941年、東京・下落合(現在の住居表示は中井)に居を構えた。建築家・山口文象に…
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センス・オブ・スペース──写真家が語るリートフェルトの窓
20世紀初頭のオランダで興った芸術運動「デ・ステイル」を牽引し「レッド・アンド・ブルーチェア」のデザイナーとしても知られる建築家、ヘリット・…
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ヴォーリズ建築事務所「駒井家住宅」の窓
まもなく築100年となる旧駒井家住宅「駒井卓・静江記念館」は京都市左京区北白川の疎水縁りの沿道に建ち、東に比叡山を大きく望む郊外地にある。ア…
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フランソワ・シャルボネ(Made in)
2003年にジュネーブとチューリッヒで設立され、高い評価を得る気鋭のデザイン事務所、Made in。主宰の一人であるフランソワ・シャルボネ氏…
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「Underground Anxieties: 2023 CCA-WRI Research Symposium」がカナダ建築センターにて開催
「Underground Anxieties: 2023 CCA-WRI Research Symposium」が8月10日(木)にカナダ建…
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窓のない建物──その論理と病理
…n 15 and the Museum of Modern Art New York: Rizzoli 1992 p. 219. 11 : …
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ダブル・ビジョン
….2 cm) Museum of Contemporary Art San Diego Becky Cohen © 2022 Robert …
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第4回 窓に光はとどまるか:栗本百合子さんの窓
杉浦邦恵さんがニューヨークの窓について書かれたので、こちらは名古屋にかつてあった「アメリカ」の窓から話をはじめよう。 大和生命ビル (193…
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ランセット窓
上部が尖頭型(半径の等しい2つの円弧を組み合わせたアーチ)で、トレーサリーを持たない縦長のアーチ窓。主にゴシック建築の教会や大聖堂において、…
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WindowScape 窓のふるまい学
東京工業大学 塚本由晴研究室による窓学「窓のふるまい学」(2007-2009)の研究成果をまとめた書籍。世界中の美しい窓と、その窓辺での光、…
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景色窓
ピクチャーウィンドウの別称、好ましい眺望を縁取ることを主な目的として設けられ、超高層マンションやホテルに多くみられる。「見晴らし窓」「絵窓」…
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見晴らし窓
ピクチャーウィンドウの別称。好ましい眺望を縁取ることを主な目的として設けられ、超高層マンションやホテルに多くみられる。「絵窓」「景色窓」とも…
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ピクチャーウィンドウ
好ましい眺望を縁取ることを主な目的に設けられる窓。超高層マンションやホテルに多くみられ、「見晴らし窓」「絵窓」「景色窓」とも呼ばれる。開閉を…
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書窓
書斎の窓、または書斎そのもの。
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拡散窓
直射日光の拡散やプライバシー確保を主な目的として設けられる、紙障子、すりガラス、乳白ガラス、樹脂フィルムといった拡散透過性のある材料をはめ込…
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東障子/吾妻障子
一部または全体に、障子紙ではなく板ガラスをはめ込んだ障子。紙貼りの障子よりも耐久性と採光、眺望に優れることから、日本家屋の縁側に用いられるこ…
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トライパルタイト・ウィンドウ
ヴェネツィアン様式、ゴシック様式、パラーディオ様式などに広くみられる,横に並ぶ中央の大きな窓と両側の細長い窓で構成される三連窓。特にゴシック…
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トライパルタイトウィンドウ
ヴェネツィアン様式、ゴシック様式、パラーディオ様式などに広くみられる、中央の大きな窓と両側の細長い窓で構成される三連窓。特にゴシック様式とピ…
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有楽窓
国宝茶室《如庵》の東側の壁に設けられた、開口部の外側に細い丸竹を密に並べて打ち付けた連子窓。竹の節間からはわずかな光しか通らないものの、炉辺…
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ブルータリズム建築の窓 『日本のブルータリズム建築』発売によせて
写真集『日本のブルータリズム建築』を出版した。ブルータリズムとは、材料、機能、構造などをそのまま表した即物的な建築の傾向を指す。仕上げはコン…
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ドナルド・ジャッドと窓 インテリア、そしてリノベーションをつうじて開口部を考える
…in Donald Judd” Jed Perl(ed.) Art in America 1945-1970 Literary Classi…
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その窓は、緩く開いている──マイケル・スノウの映画と建築映画館
「建築映画館2023」という映画上映イベントが2023年2月23日から26日にかけてアンスティチュ・フランセ東京で開催され、全回・全席完売と…
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第3回 杉浦邦恵 私の窓
窓は光を部屋の中に入れ、外界が見られるという構造物だが、写真に現れる窓は、主題の背景や説明になっていることが多い。たとえば、ロバート・フラン…
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ベイウィンドウ
建物の壁面から室外側に張り出した形状の窓。「出窓」とも呼ばれる。通常は三面以上のガラス面で構成され、張り出し部分の形状によって「角型出窓」や…