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国際基督教大学(ICU)ディッフェンドルファー記念館と大学礼拝堂の窓 保存、継承、そして
…するファサードをのぞき、打ち放しコンクリートスラブと開放的なガラス窓が特徴的なモダニズムの外見をもつ。平面は、ロの字で、北側には講堂、南側に…
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東西南北風の吹き抜ける家 林芙美子邸(現・林芙美子記念館)
…は出入り口がないので、主屋と行き来するには土間に近い次の間のガラス引き戸が使われた。 山口文象は石本喜久治建築事務所の所員だった1928年に…
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センス・オブ・スペース──写真家が語るリートフェルトの窓
…は重要な要素だった。有名な話だが、彼は現地調査に出かける際、ガラスなしの窓枠を持参して、完成後に窓からどのような景色が見えるかを確かめたとい…
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ヴォーリズ建築事務所「駒井家住宅」の窓
…中心に左右対称に置かれ、凜とした風格も感じさせるのである。 ガラス窓建具の材には米松、米桧、オークなどあり、框建具で組子によって小割のガラス…
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窓のない建物──その論理と病理
20世紀初頭にあらわれてきた近代建築を特徴づけるひとつの要素に、「大きな窓」の存在がある。すなわち、石や煉瓦による伝統的な西洋建築における小…
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ダブル・ビジョン
…に共存させることを試みたデバイスであるが、スイッチを入れるとガラス面にメディアが表示され、切ると壁から取り外された窓枠のような姿に変わる。 …
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ブルータリズム建築の窓 『日本のブルータリズム建築』発売によせて
…事務所、1968年)のように、自然光を採り入れるための大きなガラス面が見える場合もあるが、支えのない幕面として現れるので存在感が薄い。こうし…
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ドナルド・ジャッドと窓 インテリア、そしてリノベーションをつうじて開口部を考える
0. はじめに ― なぜ、今、ジャッドか アメリカのミニマリズムの代表的な芸術家であるドナルド・ジャッド(1928-1994)の作品は、建築…
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スクリーンタイム
…『彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも』(通称:大ガラス)は、自立する透明なガラスに不透明な物質が組み込まれた作品で、さながら「窓…
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ジョージア・オキーフの窓 建築史家に訊くニューメキシコの二つの住まい
…を持っていました。オキーフの、とりわけアビキューの家は、鉄やガラスといった大量生産された素材と、アドビ(日干しレンガ)によるバナキュラーな建…
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「WRI session 研究報告会2023」オンライン開催
…新」 飯沼珠実(武蔵野美術大学造形学部特別講師) 「広報誌『ガラス GLASS & ARCHITECTURE』からみる多木浩二──イ…
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蓮沼執太|窓を開ける音楽
…自然の間を繋げてくれる存在にもなっている。 音響の世界では、ガラス素材が使われる壁などは正確に音を確認出来ないという理由で使用を控えることが…
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無窓性、あるいは消える小さな窓—サミュエル・ベケットの世界観
…です。 「そこで私は家へはいって、書いた、真夜中だ。雨が窓ガラスを打っている。真夜中ではなかった。雨は降っていなかった。」(ベケット『モロ…
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堀江敏幸|気泡に封じ込められた微笑──夏目漱石『硝子戸の中』から
…たものである。ほどなく子規は漱石に宛てて、病室の南側の窓が「ガラス障子」になり、寒気も防げるし昼間は日光が入ってあたたかいと伝えている。この…
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千街晶之|覗く者と覗かれる者 ミステリにおける窓の役割
…危険性を持つ。現代建築においては、窓というものは大抵素通しのガラスが嵌まっているのだからなおさらだ。透明で外から覗かれやすく、しかも割れやす…
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奥山由之インタビュー不透明な窓から描き出す東京のひとびと
10万枚にわたる東京の不透明な窓ガラスの写真から、724点を選び構成した写真集『windows』を上梓した写真家・映像監督の奥山由之氏。なぜ…
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内藤礼 うつしあう創造
…美術館で開催された個展「内藤礼 うつしあう創造」では、壁面のガラスや天窓から差し込む自然光のもと、SANAA設計による建築空間で作品が展示さ…
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穂村弘 短歌に詠われた窓たち(前編)
…な変化が起こるのは近代になってからのことである。 朝な夕なガラスの窓によこたはる上野の森は見れど飽かぬかも 正岡子規 朝となく夕と…
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窓の建築
…練させることに興味があります。 注意深く見てみると、トリプルガラスのアルミサッシの色など、これらの窓に小さな差異があることがわかるでしょう。…
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鼎談 イワン・バーン × ホンマタカシ × 塚本由晴 写真の中の窓
…代美術館です[pict_01]。大きな出窓が多数あり、外部のガラス面は街全体をさまざまなかたちで映し出しています。 私はヘルツォーク・ド・ム…
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塩田千春 窓に滲む生活感や匂いが作品に力を与える
ベルリンを拠点に精力的に制作活動を展開するアーティストの塩田千春氏。大量の糸で空間を編み上げる大規模なインスタレーションをはじめ、衣服やベッ…
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江口宏志 × 中山英之 mitosaya 薬草園蒸留所 発見から始まるものづくり
…そこには薬草園が広がっていて、蒸留工場に転用する建物と二棟のガラスの温室がその先に見えました。 この方向から見た建物は本来なら側面にあたる…
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ゴードン・マッタ=クラークと開口
…部の展示スペースの窓もあります。それらは全部同じように窓枠にガラスがはまっていて、同じような見え方をしている。でもそれが担っている役割という…
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ジョセフ・アルバースとバウハウス ガラス作品からパブリックワークまで
代表作〈正方形讃歌〉で知られる画家、ジョセフ・アルバース。ドイツ生まれの彼は、アメリカに渡り油彩を始めるまで、バウハウスに長く在籍し数多くの…
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学校としてのバウハウス、その日本への展開
…れぞれに異なる外観が与えられています。工房棟はフラットな全面ガラス、アトリエ棟は規則正しく並ぶ窓とテラス、職能学校棟は連続する水平窓。これら…
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安藤桃子 窓を描く監督
…フレームがあり、空青が切り取られています。海の青。波の白。窓ガラスが張られていない、野外の窓です。 ──窓枠がフレーミングの役割を果たしてい…
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スペインが生んだ奇才、サルバドール・ダリが描く窓
2016年9月14日~12月12日、国立新美術館にてサルバドール・ダリの回顧展「ダリ展」が開催されている。約250点を展示する会場をめぐると…
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西沢立衛 中と外をつなげる窓
…西沢 特に意識はしていないですね。『豊島美術館』の開口部にはガラスが入っていないので、レクチャーでは「穴」と呼ぶことが多いかもしれません。た…
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テクノロジーが変える窓の未来
…役割の重要性を軽んじることはできません。 同時に、窓を単なるガラス板ではなく、概念的な空間と見なすこともできます。従って、その空間をどのよう…
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作家・堀江敏幸 夢想の枠としての窓
…ん木で、立て付けが悪く、すきま風が入ってがたがた音を立てる。ガラスは少しいびつな、向こう側の景色がちょっとだけ歪むような年代ものが入っていま…
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藤森照信「穴」
《空飛ぶ泥舟》や《草屋根》、《多治見市モザイクタイルミュージアム》をはじめ、木や土、植物など自然を生かした独創的な建築を手掛けてきた藤森照信…
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窓の彩りを考える
…光の様子を表現しています。刻々と変化するテクスチャーは、窓のガラス面とクローゼットを滑らかに繋ぎます。 日射のなか図書館の窓際で本を読んでい…
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庭園美術館の窓
…果たしたりもする。 窓からの光が室内を照らすことで、たとえばガラスは美しく輝く。それは時間とともにゆるやかに表情を変え、空間における重要な有…
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中村拓志 窓と愛着 自作を通した窓の試行を訊ねる
…音が、窓からスーッと聞こえてきて。アラブの模様で抜いた板戸がガラスの外側についていて、穏やかな日差しが柔らかくなって拡散して。すごく気持ちの…
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原広司 × 五十嵐太郎 窓の概念
…今まで見た近代建築の中で一番凄い。それが全部、水晶玉みたい。ガラスじゃないですか。だから全体が窓になる。フラーっていうのは、ほんとに天才だと…
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成瀬友梨・猪熊純 窓とシェア/後編
「シェア」をテーマにプロジェクトを発表し、注目されている建築家、成瀬友梨・猪熊純へのインタビュー。「シェア」から考える「窓」の役割や魅力、課…
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成瀬友梨・猪熊純 窓とシェア/前編
…は、そこの景色をすごく楽しむためだったら、大きなフィックスのガラスでやったらきれいなんでしょうけど。でも全部開けるよね(笑)。風も人も棟から…
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藤本壮介 窓の試行
…かったなと思います。 House Nの窓は、真ん中の箱にだけガラスが入っています。箱のスケールに対して壁厚が同じだと気持ちが悪いので、壁厚は…