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菊竹清訓「芹沢文学館」(現・芹沢光治良記念館)における窓の多様性
…右両端に床から天井いっぱいのスリット状の片開き窓が少し太めのアルミサッシとともについているが、他には視線を遮るものはなく、外部の松林が視界全…
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アントニン・レーモンド「旧赤星鉄馬邸」 環境と建築、その解としての窓
…線が強調されている。なお、ほぼ全ての窓はスチールサッシュからアルミサッシュに改修されているが、1箇所だけ竣工当時のものスチールサッシュと思わ…
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自邸に宿る、建築家の精神性─吉田研介《チキンハウス》の窓
…施主に説明できる範囲が増えるメリットはありますよね。ところでアルミサッシというのは1960年前後にビル用、住宅用と商品化が進みました。それま…
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堀口捨己の開口部デザインの集大成 常滑市立陶芸研究所(現・とこなめ陶の森陶芸研究所)
2024年8月から文化庁国立近現代建築資料館で開催中の『建築家・堀口捨己の探求 モダニズム・利休・庭園・和歌』。堀口捨己の代表作の一つであり…
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国際基督教大学(ICU)ディッフェンドルファー記念館と大学礼拝堂の窓 保存、継承、そして
…いる。 窓に注目して「D館」を見るならば、1958年竣工時のアルミサッシが現存している点が重要である。ビル用の国産レディメイドサッシが販売さ…
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ジャン・プルーヴェの窓 #4 ――《エヴィアンの鉱泉飲場》の窓
…側は半屋外のギャラリーとなる予定で、円形鋼製柱にプルーヴェがアルミニウム製の日よけを設置するはずであったが、実現しなかった名残である。平面計…
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「Light is Light and Light(光は、明るく、軽い)」
…リート造のアーチにプレテンション鋼棒の格子を架け渡し、そこにアルミチャンネルを取り付け、ガラスパネルをはめ込むことによって屋根は構成される。…
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第6回 記憶をもった窓
…の家のどこにはめられていたのか調べてみると、2階にある小さなアルミサッシの窓の大きさとおおよそ一致したことから、もとはこの場所にはめられてい…
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ジャン・プルーヴェの窓 #3 ――《ヴィルジュイフの仮設小学校》の窓
…コンストラクションズ 1954年、ステュダル社の親会社であるアルミニウム・フランセ社は、同社が所有するパリのクレベール大通りに面した事務所(…
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常滑市立陶芸研究所(現・とこなめ陶の森陶芸研究所)
Virtual Tour
常滑駅前の大通りから逸れ、小高い丘の上に建つ本研究所を訪れると、外壁のモザイクタイルを用いた紫色のグラデーションの色彩に不意をつかれる。エン…
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国際基督教大学(ICU)ディッフェンドルファー記念館 / 大学礼拝堂
Virtual Tour
ディッフェンドルファー記念館の連窓は、アルミ鋳造によるもの。竣工図から各部材が一体となる現在の押出成形とは異なることが読み取れる。テーパーの…
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三岸アトリエ
Virtual Tour
…大開口は、グリッド状に並んだはめ殺しの木サッシから引き違いのアルミサッシへと変更され、天井へと回り込んでいた北面のハイサイドライトも増築で天…
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ザ・プリンス 軽井沢
Virtual Tour
…の間口幅すべてを占めており、上部のカーテンボックスに隠されたアルミのルーバーからガラリを通じて換気が可能である。南側に面した客室前の廊下は、…
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吉村順三・奥村昭雄「愛知県立芸術大学」の窓 自然と棲まう具体の科学
…間を満たしている。風圧力を受けるFIX窓はスチール、開閉部はアルミの混用サッシをネオプレンガスケットで納める。すべり出し窓のアルミサッシの見…
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第10回 波打つ学校 陳仁和《三信家商波浪大樓》(高雄)編
…れの言語は独立した装飾のようにも感じた。 窓はほとんど安価なアルミサッシだったが、階段室の見えない窓から降り注ぐ光と、はみ出す螺旋階段、カラ…
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ザ・プリンス 軽井沢:清家清の窓の素材性
…階高を設定していると思われます。ガラスブロックの隣に通風用のアルミサッシの既製品のジャロジー窓が2段で設置されており、窓の内側に網戸があり、…
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第8回 鳩小屋の浮かぶ町
…ひとつ飛び出ている。飼い主は大体ここにいて、四周につくられたアルミサッシの窓から外を観察している。さらにバルコニー空間は必須で、彼らはここで…
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片引き窓
左右いずれかの縦枠に蝶番で取り付けられた戸が、その蝶番を軸として室外側または室内側に開く窓。このうち、室外側と室内側の両方向に開くものを「自…
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内窓
断熱や防音、荒天対策を主な目的として、既存の窓の室内側に追加して設けられる窓。室内の気密性を高めることで、冬場の冷気の侵入や夏場の冷房効率の…
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ダブルハング窓
縦方向に並ぶ2枚の戸が上下にスライドして開閉する窓。開口面積が調整しやすく、通風や換気に優れている。17世紀後半に組積造壁構造の普及に伴い発…
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「札幌の家・自邸」の試み
…用が始まったのは1960年代から)で、開口部には単板ガラスのアルミサッシと木製内窓の二重窓が採用された。「札幌の家」が竣工した翌年の1969…
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引き違い窓
横方向に並ぶ2枚の戸が左右にスライドして開閉する窓。枠内に溝やレールが設けられており、用途や環境に応じて、ガラス戸や網戸、鎧戸など、異なる建…
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片引き窓
横方向に並ぶ2枚の戸のうち,片方が固定されており,もう一方が左右にスライドして開閉する窓。固定部には戸ではなく袖壁が用いられることもある。
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二重窓
断熱や防音、荒天対策を主な目的として設けられる、二重の戸を建て付けた窓。既存の窓の室内側に新しく窓を設置することも多く、これを「内窓」という…
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カーテンウォール
建築物の外壁に設けられる非耐力壁の一種。構造体(柱や梁)に取り付けられ、建物の荷重を支える機能は持たない。主に高層建築に用いられ、外壁の軽量…
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ガラス窓
板ガラスを用いた窓。木製、スチール製、アルミ製などの窓枠に板ガラスをはめ込んだもの。1枚ガラスを枠に直接固定したフィックス窓などがある。
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上げ下げ窓
縦方向に並ぶ2枚の戸が上下にスライドして開閉する窓。17世紀後半からイギリスの貴族邸宅や都市住宅を中心に普及したとされる。上下の戸が可動する…
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奄美編 島口(徳之島母間方言)における「まど」
…込んだ「半窓」(半畳の大きさの窓)が増えていった。そしては、アルミサッシの窓、雨戸が取り付けられるようになった。かつて普通であった板を張り合…
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内田祥哉 窓と建築ゼミナール
2015年度より窓研究所の主催で行なった、建築家・内田祥哉教授による「窓ゼミナール」。 建築構法学の第一人者である内田氏が、東京大学での講義…
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三岸アトリエの窓、変化と継承
…情を変えてきたものでもある。現在の三岸アトリエ正面の窓枠にはアルミサッシが用いられ、引き違いで開閉するものとなっているが、これは後年になって…
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ジャン・プルーヴェの窓 #2──プルーヴェ自邸の窓
…チェア」と同じく、都度改良を加えていた単品生産の部品、リブ付アルミ製壁パネルの丸窓である。アルミの細かい波板を使って1メートル幅に設定された…
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第1回 「鬼」の来る窓 屏東編
…か悪いものが入って来る場所」というイメージがあることになる。アルミサッシの普及で世界中の開口部が似たような姿にはなっているが、こうした窓周辺…
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ジャン・プルーヴェの窓 #1──ディテールに宿る4つの構築的特徴
…った椅子は、1934年から1980年の間に、鉄から木、そしてアルミニウムと素材を替え、改良され続けたプルーヴェにとって特別な椅子だった。なぜ…
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最終回 窓からのぞいたアジア
…現代版である。僧侶たちのセルフビルドの丸太小屋の中に、大量のアルミサッシがギラギラと輝いているのは象徴的であった。一方で旅の最初の頃、初めて…
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武藤染工株式会社/染色工場の塔の窓
…れており熱をためる温室のようになる。手の届かない上部の引違いアルミサッシは下から紐で引き開閉する。 武藤染工株式会社 (浜松注染そめ/静岡県…
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Gigon / Guyer(ギゴン/グイヤー)
…のような存在と言えるかもしれません。 グイヤー 見付けの太いアルミサッシュには日除けも格納されています。 ギゴン 既存の窓をヒントにしながら…
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窓の建築
…ことに興味があります。 注意深く見てみると、トリプルガラスのアルミサッシの色など、これらの窓に小さな差異があることがわかるでしょう。また、ガ…
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第28回 イラン・マースーレ編「ずれる窓」
…には、セルフビルドのあずき色の木造構造体の中に、大量生産品のアルミサッシがギラギラと並んでいたのだった。 谷の北側斜面に南を向いてへばりつく…
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窓─ 建築と共生の境界
スイス連邦工科大学チューリッヒ校で教鞭を執る建築理論家のトム・アヴァーマテ氏。都市における公共空間と建築の役割に着目し多彩な研究を展開するか…
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明洞 (ミョンドン) カフェの窓
ソウル、明洞 (ミョンドン) のカフェの窓。上部には折れ戸 (外開き) の金属製サッシの建具、下部には引き違いのガラス戸のついたショーケース…
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トークイベント「旅と窓」レポート 登壇:塚本由晴 × 田熊隆樹
2022年に「旅と窓」にまつわる二つの本、『WindowScape[北欧編]名建築にみる窓のふるまい』(東京工業大学 塚本由晴研究室編、フィ…
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ブリーダーズ・スタリオン・ステーション/厩舎の窓
…、上下に分かれた木製の裏戸、その内側には鉄格子の扉、上部にはアルミサッシの外倒しの窓が設置されている。この裏戸によって風通しをよくして、敷き…
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第3回 烏鎮・「景区」外の家 (前編)
…ようだ。どうやらここが、現在の烏鎮の町並みらしい。木製建具はアルミサッシに取って代わり、同じ開口部が複製配列されている。 現在建設中の建物も…
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塚本由晴 窓のふるまい学/後編
建築家・塚本由晴氏による、自然やひとの「ふるまい」から世界各地の窓を考察する「窓のふるまい学」。2007年から始まった10年以上に渡る窓をめ…
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「FREESPACE」を窓から覗く PART 1
2018年5月26日(土)から11月25日(日)まで、イタリア、ヴェネチアにおいて、第16回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展が開催されてい…
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窓学展巡回展@名古屋工業大学
窓学10周年を記念して2017年秋、東京の青山スパイラルでの展示を皮切りにスタートした「窓学展―窓から見える世界―」は大学巡回展として、金沢…
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テクノロジーの裏にある建築的意志
…動について理解していなければならないからです。コンクリートはアルミとは全く違う挙動をもっているのです。 なので、誰もがそれを知ってデザインし…
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西沢立衛 中と外をつなげる窓
…した。『梅林の住宅』で今も覚えているのは、既製品の70mmのアルミサッシのほうが壁よりも厚いため、窓が出っぱってしまうのです。あれはすごかっ…