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20世紀の住宅と窓をめぐって――「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s–1970s」展キュレーター ケン・タダシ・オオシマ インタビュー
近代化の波が世界に広がった20世紀、住宅は建築家たちにとって、新たな生活様式を具現化するための実験の場となった。国立新美術館で開催中の展覧会…
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第三回 ミース・ファン・デル・ローエ 床から天井までの「窓」
…が並んでいる。その下が主階で、大きな居間の東側に温室、西側に食堂、台所、使用人室、北側に暗室があり、その南立面の床から天井までがすべて開口部…
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第14回 立ち止まるための窓 フィールドオフィス・アーキテクツ《跑馬古道公園》編
…地は礁溪の街中で、廃墟としてしばらく存在していた。ホテルや飲食店がどんどん増える密度の高い観光地の街中で「ぽかん」と空いた5.7ヘクタールほ…
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第一回 アントニ・ガウディ アメニティに配慮した「まっとうな建築家」
…ているということでもある。 また、2階の裏側のテラスに面する食堂には大きな窓が設けられている。これも当時においては革新的で、日が差し込む室で…
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第13回 大屋根の下の民主主義(フィールドオフィス・アーキテクツのキャノピー編)
…の屋根の下で、おばあさんの屋台で買った豆花(台湾スイーツ)を食べたものだった。 僕が事務所に所属していた7年弱の間にも、キャノピーの設計に…
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トークイベント「Swiss Window Journeys – スイスの窓と建築」レポート 登壇:貝島桃代 × 金野千恵 × 髙濱史子 × 常山未央
…イス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)でスタジオを担当し、食と住宅のタイポロジーのケーススタディを調査した。レマン湖の南側の斜面は白ワイン…
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アントニン・レーモンド「旧赤星鉄馬邸」 環境と建築、その解としての窓
…用され、様々な形態の窓が開発された。 その一つは1階、居間・食堂の西側に設けられた12畳の和室(現在は洋室)にある。畳と紙障子を用いた室内か…
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心の窓 ─《聴竹居》
1928年に建てられた藤井厚二(1888-1938)の自邸《聴竹居》。保存修理、整備が2023年に完了し、竣工当時の姿を取り戻した。クールチ…
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第二回 フランク・ロイド・ライト 開放性以外の役割を与えられた「窓」
…感じさせるものがある。たとえば、《ライト自邸》(1889)の食堂に見られるハイバック・チェアは、その例のひとつと考えられる。それによって、家…
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第12回 原住民のための、ちいさな教会(台東編)
…arl Freuler神父が設計したもので、RC造で作られた食堂や教会、事務室や展示室などがぐるりと中庭を囲む修道院のような構成をしている。…
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第1回 ブラジル建築へのイントロデュサォン
…ld de Andrade、1890–1954)が提唱した「食人宣言」(1928)である。これは、他者を喰らって自らの血肉にするといった先住…
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第2回 エドゥアルド・ロンゴの孔:「軽い球」の合理性とユーモア
…所のアトリエとして利用し、1階のパサージュに面した空間では飲食店などを営業し、通りとのつながりを強化したのである。 現在までのあいだに《ボー…
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第5回 リナ・ボ・バルディの「悪魔の口」:演劇装置としての窓
…特の表現を用い、既存の秩序を破壊する風刺的な作風といった、「食人宣言」(1928)を書いた詩人オズワルド・ヂ・アンドラーヂとの共通点から、後…
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第11回 どこかでつながり、どこまでも抜けていく 陳其寬《東海大学衛理会館》編
…清潔な印象にしていた。 リビングルームの後ろには半階下がった食堂があり、中国建築を思わせる大きな丸窓の向こうに、キャンパスの木々が見えた。近…
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センス・オブ・スペース──写真家が語るリートフェルトの窓
…い年月を経て、鮮やかだった色が落ち着いた部分もあるのだろう。食器棚はたいていベージュか、時にはグレーやライトブルー、ドアは柔らかい緑や黄色が…
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聴竹居
Virtual Tour
…縦横の桟の交わり方によって表情が変化する仕掛けになっており、食事室等、他の室にも同様の窓が設けられた。…
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赤星鉄馬邸
Virtual Tour
東西方向に約40mの長大な躯体をもった住宅。12階の掃き出し窓と腰高の窓の水平に連続する様は、のびやかな意匠を強調しつつ南側の広大な庭に接続…
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ヴォーリズ建築事務所「駒井家住宅」の窓
…小さな玄関を構え、つづいて階段を収めたホールを中心に、北側に食堂、台所、南にサンルーム、そして西に和室を置き、2階には二つの寝室と書斎などを…
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ザ・プリンス 軽井沢:清家清の窓の素材性
…て整備されたゴルフ場に対して清家の円弧案はゴルフコースに少し食い込んでいましたが、清家の設計案が優先されてコースが変更になったそうです。 不…
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第9回 風の吹く県庁舎 象設計集団《宜蘭県庁舎》編
…あって、時々出勤前にこの建物のカフェに犬を連れて、朝ごはんを食べに行く。この県庁舎は人間だけでなく、動物にだって開かれているのだ。深い軒の下…
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第8回 鳩小屋の浮かぶ町
…金100万USドルにもなる規模の大会であり、この競技だけで「食っている」おじさんたちがたくさんいる。優秀な鳩は驚くほどの高値で取り引きされ、…
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WindowScape 3 窓の仕事学
…owScape』シリーズの第三弾となる本書では、陶芸から塩、食品加工まで、伝統的な手仕事の現場における日本各地の「働く窓」について調査してい…
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「札幌の家・自邸」の試み
…と外戸の吊元が同じ側だと、開閉動作がしにくかったからなのか、食堂から見たときの壁の余白を重要視したからなのか、理由は定かではないがこれも実験…
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ヘルツォーク&ド・ムーロン
…最もパブリックなエリアで、救急室、外来診察室、診断・治療室、食堂、セラピールームへのアクセス通路など、病院内で最も人通りの多い場所が集中して…
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第3回 杉浦邦恵 私の窓
…ファッション写真家のアシスタントに落ち着いた。当時はランチを食べるにも1ドル50セントぐらいないと入れなかったので、ぶらぶら散歩して時間を潰…
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藤森照信|第四回 旧グラバー住宅の〈フランス窓〉インドから日本へとたどり着いた窓
…ェランダが生まれる。暑い日中は風の通る広いヴェランダの日陰で食事をとったり、ゲームに興じたり、新聞を読んだり、とりわけ昼寝をして体力の消耗を…
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黒石いずみ(建築理論家)「窓をめぐる生活世界のコロナ考現学」
…、年老いた両親が会えないうちに亡くなってしまったり、学校の給食や学童の停止のせいで母親が就労できず生活が非常に困窮したり、家族の営みが弱体化…
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金野千恵(建築家)「窓からみた健康へと向かう建築」
…つ目の『健康日本21』にも、例えば適正体重を維持することや共食(共に食べること)、十分に運動すること、生活のリズムを身に付けることが書かれて…
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西川純司(社会学者)「近代日本における感染症と微気候をめぐる実践」
…もあるのですが、家族間の感染、泡沫(ほうまつ)による感染、衣食住などがあげられています。 この絵は当時の衛生に関する小冊子に掲載されたもので…
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土居義岳(建築史家)「19・20世紀フランスにおける初期環境工学的アプローチによる住宅計画」
…た時代ですから、部屋の隅にスリットのある棚を設けます。そこに食料を貯蔵する。あるいは結核患者がいる部屋なら、彼がまとった衣服などをここに置い…
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第6回 誘うチーロウ
台湾ではだいたいみんな、無数にある半屋外の食堂で同じようなものを食べている。学生たちは新しくできたチキン屋にこぞって並び、じいさんは退屈そう…
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[出版助成]『Foodscape フードスケープ 図解 食がつくる建築と風景』(学芸出版社)が2024年度のグッドデザイン賞を受賞
2020年度窓研究所出版助成で採択され、学芸出版社より2023年10月に刊行された正田智樹さんの書籍『Foodscape フードスケープ 図…
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出版助成『Foodscape フードスケープ -図解 食がつくる建築と風景』(学芸出版社)刊行
2020年度窓研究所出版助成で採択された正田智樹さんの書籍『Foodscape フードスケープ -図解 食がつくる建築と風景』が学芸出版社よ…
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ジョージア・オキーフの窓 建築史家に訊くニューメキシコの二つの住まい
…ですね。例えばゴースト・ランチでは、寝室、浴室、ダイニング、食料室、キッチンの窓を次々に大きな窓に変え、アビキューでも居間やアトリエの窓を拡…
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第0回 植田実 窓際を読み解く6つのトピック
…側に、家族の一員のように迎え入れられています。各家族の居間や食堂や寝室の窓から見える桜は同じでありながら、いかに違う表情にもなるかという点に…
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第1回 吉阪隆正《三澤邸》山の斜面にお辞儀して のぞき込む窓
…季を感じながら、建築家と住み手が対話し、ともに手を動かし、寝食をも分かち合った結果、この三澤邸という傑作は生まれた。 二方向にカーブする壁 …
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藤森照信|第二回擁翠亭の〈十三窓〉茶室がたどり着いた多様なる窓
…人の場があり、民家の場合、板敷に炉を切り、火を囲んで料理し、食べ、憩い、寝ていた。 利休が確立した茶室は、書院造からは畳敷、床の間、天井を、…
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第3回 涼亭の行方 蘭嶼・後編
…ために使われていたようで、涼亭は古くは敵を監視したり、ご飯を食べたり、夏の寝床として使われたりする多用途のスペースだったようだ。 この涼亭が…
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藤森照信|第一回 平野家住宅の〈ガラス戸〉光を通す魔法の障子がやってきた
…いる。ひとつは長崎出島のオランダ商館で、在留するオランダ人の食堂、といっても木造の伝統的建築に何枚ものガラスをはめたガラス戸が用いられていた…
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ジャパン・ハウス 巡回企画展 Windowology: New Architectural Views from Japan 窓学 窓は文明であり、文化である (ジャパン・ハウス ロンドン)
2021年12月1日(水)- 2022年4月10日(日) ジャパン・ハウス ロンドン 地下ギャラリー/ 地上階ショーウィンドウ・展…
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第1回 「鬼」の来る窓 屏東編
…多いが生活用品を揃えるのに苦労しないし、衛生面に疑問は残るが食べ物は安くおいしく、無数の看板が今にも落ちてきそうだが夜に出歩いても危険を感じ…
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ジャン・プルーヴェの窓 #1──ディテールに宿る4つの構築的特徴
…で1階と2階を一体的に利用しつつ、サンルーフを開放することで食品類が発するにおいを拡散・換気する半屋外空間として利用される。午後になれば床を…
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ペーター・メルクリ
…場によって変化をつけると同時に、各区画・領域(幼稚園、学校、食堂、体育館)の間に区切りをつけています。むろん、ほかの構法であれば、区画ごとに…
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横溝静|Today/Yesterday #2
…言う前に、毎回いつも必ず1分間待たなくてはいけないこと。 朝食の後、山道を歩いて空き家へ向かう。着いたら部屋に機材を設置して動作を確認し、そ…
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ジョン・A・カミナダ
…の構法を基本として用い、故郷であるフリンを拠点に、村役場から食肉処理場、霊安所まで、多くの建築の設計を手掛けている。プロジェクトでは村の職人…
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横溝静|Today/Yesterday #1
…物は機能的で住みやすかった。住居のすぐ下がスタジオなので、朝食の後お茶を一杯淹れ、相方はお茶の入ったマグを抱えて地階のスタジオへ降りていき、…
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ジャパン・ハウス 巡回企画展 オンライントークセッション開催(2020/12/8)
…OCLE』のアジア支局長に就任。日本のデザイン、建築、文化、食、ファッション、時事問題などをテーマにした出版物を数多く手がけている。 ジャ…
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ジャパン・ハウス ロサンゼルス『Windowology: New Architectural Views from Japan 窓学 窓は文明であり、文化である』オンライン展示開催
… アートや工芸、デザイン、建築、科学技術、ポップカルチャー、食文化等、幅広いテーマから日本を紹介します。日本を一つの定義でくくってしまうので…