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20世紀の住宅と窓をめぐって――「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s–1970s」展キュレーター ケン・タダシ・オオシマ インタビュー
…る設計を模索しました。たとえば、アメリカの《カーペンター視覚芸術センター》(1963)を通じて新たな形式を試みつつ、インドではアーメダバード…
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[企画協力]国立新美術館「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s」展にて窓をテーマとしたVRの体験イベントが開催
…京・六本木) 主催:国立新美術館、東京新聞、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁 後援:一般社団法人日本建築学会、公益社団法人日本建築家協…
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ルイス・カーン 建築と影の力
…、光なし-光、光なし-光というリズムを生み出す──それこそが芸術家の驚異である」 光はカーンの哲学における重要な要素であった。彼は光を「すべ…
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第三回 ミース・ファン・デル・ローエ 床から天井までの「窓」
ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ設計の《トゥーゲントハット邸》(1930)は、1929年からの世界大恐慌の最中に竣工した豪邸だった…
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アンドレア・デプラゼス × ロラン・スタルダー × 貝島桃代 『Swiss Window Journeys』刊行記念鼎談
…工業大学大学院博士課程満期退学。2000〜2009年筑波大学芸術系講師、2009〜2022年同准教授。ハーバード大学デザイン大学院(2003…
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CCA-WRI Research Fellowship 2024
…の回復に関係するプロジェクトに焦点を当てたイタリアの建築家・芸術家ジャンニ・ペテナの全作品、そしてランドスケープアーキテクトのコーネリア・ハ…
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「呼吸」する住宅《ブリックハウス》――LETH & GORIインタビュー
二酸化炭素の排出を減らし、手頃な価格で、最低150年の寿命を持つ家をつくる――コペンハーゲンを拠点とする建築スタジオ、レッテ・アンド・ゴーリ…
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第14回 立ち止まるための窓 フィールドオフィス・アーキテクツ《跑馬古道公園》編
今回は、自身が設計した《跑馬古道公園》について紹介してみたい。 台湾宜蘭県礁溪郷に2021年に完成したこの公園はかつて、台湾軍の訓練所(宿舎…
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第一回 アントニ・ガウディ アメニティに配慮した「まっとうな建築家」
はじめに 「窓」は、建築家にとって非常にポピュラーなモチーフである。19世紀中頃に板ガラスの量産がはじまって、そのデザインの可能性が拡がって…
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動きの中の建築
学生時代から葉祥栄の建築に影響を受けてきたという建築家、百枝優氏。カナダ建築センター(CCA)が所蔵する葉祥栄資料を読み解く滞在型プログラム…
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葉祥栄─光、リアル、一元論の建築
…自然の模倣 《太閤山ランド展望搭》(1992)の上から、環境芸術としての人工の霧を見る。景観としての霧というフィルターをとおして自然を眺める…
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第13回 大屋根の下の民主主義(フィールドオフィス・アーキテクツのキャノピー編)
かつて「自由」が極めて制限されていた台湾は、今では民主主義と自由の浸透した国になった。それは生活のなかでも感じられる。台湾では人々の寛容度が…
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シンポジウム「葉祥栄 光をめぐる旅」開催
…2019年、葉祥栄氏より建築資料の寄託を受け、九州大学大学院芸術工学研究院環境設計グローバル・ハブ内に設立されました。3万点を超える原図や写…
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トークイベント「Swiss Window Journeys – スイスの窓と建築」レポート 登壇:貝島桃代 × 金野千恵 × 髙濱史子 × 常山未央
…ンナーレ国際建築展日本館キュレーター。2022年、ウルフ賞(芸術部門)受賞。 金野千恵/Chie Konno 1981年神奈川県生まれ。2…
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コーヒーショップ・インゴット-「ガラスの塊」としての建築
建築構法の専門家で、現在3Dスキャナを用いた葉作品のデジタル復元に取り組む井上朝雄氏が、国内最初期のガラス建築である《コーヒーショップ・イン…
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菊竹清訓「芹沢文学館」(現・芹沢光治良記念館)における窓の多様性
「人間の運命」などの代表作がある作家・芹沢光治良の生誕地である静岡県沼津市我入道。駿河湾をのぞむ松林に取り囲まれるように、菊竹清訓建築設計事…
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村野藤吾《宇部市民館》の窓: 被覆と開口が導くヒューマナイズされた建築の経験
村野藤吾による戦前期の代表作の一つとして知られる宇部市民館(現・宇部市渡辺翁記念会館)。世界に開かれた工業都市・宇部の理念を体現する独特の空…
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心の窓 ─《聴竹居》
1928年に建てられた藤井厚二(1888-1938)の自邸《聴竹居》。保存修理、整備が2023年に完了し、竣工当時の姿を取り戻した。クールチ…
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第二回 フランク・ロイド・ライト 開放性以外の役割を与えられた「窓」
フランク・ロイド・ライトはきわめて多作の建築家だったが《落水荘/フォーリングウォーター》(1936)と《ジョンソン・ワックス本社ビル》(19…
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シルケ・ランゲンベルク
…ンナーレ国際建築展日本館キュレーター。2022年、ウルフ賞(芸術部門)受賞。 シモーナ・フェラーリ/Simona Ferrari 2017…
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第12回 原住民のための、ちいさな教会(台東編)
現在、台湾では人口の7%ほどがキリスト教を信仰しているという。日本では1%ほどらしいから、その比率は結構高い。隣の国なのに宗教事情はかなり違…
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アジア「窓」紀行──上海からエルサレムまで
建築家・田熊隆樹氏が、2015年から2016年にかけて中国からイスラエルまで、アジア・中東11カ国の集落・民家をめぐって旅をした記録を書籍と…
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第5回 窓をかさねて、とおりぬける
なぜ窓ではなかったのか。私が企画した展覧会「メディウムとディメンション:Liminal」のカタログに寄せた自身のテキストのタイトルは「Apa…
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ノーマン・フォスターはなぜ建物に光を注ぎ込むのか ─ スタンステッド空港からドイツ連邦議会新議事堂まで
「建築は芸術と科学の融合」を持論に、オフィスビル、美術館、行政庁舎、空港、地下鉄など、多数の作品を手がけ、20世紀後半以降の建築シーンを牽引…
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第1回 ブラジル建築へのイントロデュサォン
…し異なるアプローチをとった。ブラジル北東部の民衆の生活や民衆芸術に美を見出した彼女は大衆のための「醜い」建築を実現しようと試みる。美術界との…
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第2回 エドゥアルド・ロンゴの孔:「軽い球」の合理性とユーモア
…のデザイン3 高さのデザイン:空間の豊かさに向き合う』(京都芸術大学 東北芸術工科大学 出版局 藝術学舎、2025)がある。 辻優史/Ma…
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第5回 リナ・ボ・バルディの「悪魔の口」:演劇装置としての窓
…、舞台設計者、キュレーターとしても精力的に活躍し、ブラジルの芸術・社会に大きな影響を与えた。リナが第二の拠点としたサルヴァドールのリノベーシ…
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原広司「粟津邸」の窓 闇を照らす光の空間
…は反戦運動などにも取り組んでいました。60年代、日本の優れた芸術家はそれぞれのアイデンティティーを探っていました。そのプロセスが当時とても重…
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第11回 どこかでつながり、どこまでも抜けていく 陳其寬《東海大学衛理会館》編
台湾中西部の都市・台中郊外に、台湾最初の私立大学である東海大学のキャンパスが広がっている。東海大学は中国と台湾の国共内戦後、ニューヨークに本…
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センス・オブ・スペース──写真家が語るリートフェルトの窓
20世紀初頭のオランダで興った芸術運動「デ・ステイル」を牽引し「レッド・アンド・ブルーチェア」のデザイナーとしても知られる建築家、ヘリット・…
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愛知県立芸術大学 講義棟
Virtual Tour
キャンパス中央に位置し、南北方向に110mに横たわるこの建物は強い軸線を生み出す。一方で、大小の講義室は2層分持ち上げられ、広場と一体となっ…
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ヴォーリズ建築事務所「駒井家住宅」の窓
まもなく築100年となる旧駒井家住宅「駒井卓・静江記念館」は京都市左京区北白川の疎水縁りの沿道に建ち、東に比叡山を大きく望む郊外地にある。ア…
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フランソワ・シャルボネ(Made in)
…ンナーレ国際建築展日本館キュレーター。2022年、ウルフ賞(芸術部門)受賞。 シモーナ・フェラーリ/Simona Ferrari 2017…
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吉村順三・奥村昭雄「愛知県立芸術大学」の窓 自然と棲まう具体の科学
1966年に吉村順三と奥村昭雄の設計で建てられた「愛知県立芸術大学」。キャンパスは緑豊かな愛知県長久手市の丘陵地に建ち、光・空気・音といった…
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第10回 波打つ学校 陳仁和《三信家商波浪大樓》(高雄)編
戦後台湾建築家の第一世代といえば、ヴァルター・グロピウスに師事し、台北の《国父紀念館》など国家的プロジェクトも多く手がけた王大閎(Wang …
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第9回 風の吹く県庁舎 象設計集団《宜蘭県庁舎》編
この連載では台湾の無名の建築の窓を主に紹介してきたが、やはりいくつか紹介したい近現代建築もある。僕の家のすぐ近くにある、象設計集団(以下、象…
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[文化活動助成]中村圭『基町地区2045—復興と創造』が広島市中区基町住宅地区内にて開催
…ロジェクトは、地域の歴史や建築を学び、地域に拠点を構えて文化芸術活動に取り組み、地域内外の人々との交流を重ねてきた。活動10年の節目を迎える…
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[文化活動助成]『マツモト建築芸術祭 2024 ANNEX -消えゆく名建築 アートが住み着き 記憶する』が開催
2024年2月23日(金)より公益財団法人 窓研究所2022年度文化活動助成で採択されました『マツモト建築芸術祭 2024 ANNEX -消…
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ダブル・ビジョン
デジタルスクリーンの登場は、私たちをとりまく世界、そして建築をめぐる環境への認知にどのような変化をもたらしたのか――エッセイ「スクリーン・タ…
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第8回 鳩小屋の浮かぶ町
農地の中にポツンポツンと建つ家。その上に浮いている小さな小屋。台湾の地方で暮らしていると遅かれ早かれ気づく、少し変わった風景だ。 台湾では、…
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第4回 窓に光はとどまるか:栗本百合子さんの窓
…同じく、もうこの世にはいない。 1970年代前半に名古屋造形芸術短期大学(現在の名古屋造形大学の前身)で栗本は絵画を学ぶが、彼女が絵画に取り…
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ドナルド・ジャッドと窓 インテリア、そしてリノベーションをつうじて開口部を考える
0. はじめに ― なぜ、今、ジャッドか アメリカのミニマリズムの代表的な芸術家であるドナルド・ジャッド(1928-1994)の作品は、建築…
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ヘルツォーク&ド・ムーロン
…邦工科大学チューリッヒ校(ETHZ)にて建築学を学ぶ。建築・芸術界におけるリーダーとしての積極的な活動が評価され、2004年にメレット・オッ…
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第2回 畠山さんと杉浦さんの合間に
(第1回 畠山直哉「鏡なのか窓なのか」を受けて) 光景と情景 透明なガラスが、建物や列車、車などに据えつけられる。するとそこには内と外という…
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第7回 山を降りるスレートの村 屏東編
台湾原住民(原住民は中国語での呼称。日本では先住民と呼ぶことも多いらしい)は現在58万人ほどおり、台湾人口の2.5%を占める。政府が認定する…
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スクリーンタイム
デジタルスクリーンの登場は、私たちをとりまく世界、そして建築をめぐる環境への認知にどのような変化をもたらしたのか――ポール・グラハム、畠山直…
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黒石いずみ(建築理論家)「窓をめぐる生活世界のコロナ考現学」
公益財団法人窓研究所は、当財団が関係した研究の成果を共有するため、2022年4月23日(土)に「WRI session 研究報告会2022」…
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小南弘季(東京大学生産技術研究所)「トロピカーリア運動と1960年代以降のブラジル建築に関する研究 ―ポスト・ポストモダニズムの建築を目指して―」
…するものである。特に1960年代以降の音楽、映画、演劇、前衛芸術の文脈において起こったトロピカーリアと呼ばれる文化運動とその支柱となった思想…