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動きの中の建築
…のとして捉え、設計したのである。 動く光のジョイント:《光格子の家》 インテリア、プロダクトのデザインから出発した葉祥栄は《コーヒーショ…
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葉祥栄の「光の建築」
…に注目し、独特の構法を開発していった。そのひとつの極致が《光格子の家》である。こうした考察は、井上氏が解説した構造シリコン接着の技術的革新性…
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葉祥栄─光、リアル、一元論の建築
…たものが重要である。光を一様にとり入れたり、光によって空間が格子状に描かれうるさまを示すことは、彼にとってのリアルである。間伐材をつなぎあわ…
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シンポジウム「葉祥栄 光をめぐる旅」レポート
…ことが気に入らなかったため、構造体すらも消し去ろうとし、《光格子の家》でガラスによる構造を実現したのではないかと分析。このプロジェクトでは、…
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インテリアから非建築へ
葉祥栄アーカイブを推進する建築家で建築史研究者の岩元真明氏が、葉祥栄の実質的なデビュー作である《コーヒーショップ・マシュマロ》から《光格子の…
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コーヒーショップ・インゴット-「ガラスの塊」としての建築
…の接合に用いた。例えば、《木下クリニック》(1979)、《光格子の家》(1980)、《シルバービルディング》(1981)では、トップライトの…
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アントニン・レーモンド「旧赤星鉄馬邸」 環境と建築、その解としての窓
…からの防犯性─ 一方、北面の窓はどうか。壁面に開口は少なく、格子が組み込まれた窓やスリット、円形のプリズムグラス等が設けられ、南面とは全く異…
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堀口捨己の開口部デザインの集大成 常滑市立陶芸研究所(現・とこなめ陶の森陶芸研究所)
…面には、あたかも畳を敷くようなパターンで3種類のルーバー状の格子が設けられている。この3種のルーバーは、意図的に形状と開口率が変えてあり、全…
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増田友也《鳴門市文化会館》の窓 ルーバーのほのあかるい空間
…形グリッドに配された柱群が、大空間のなかにスッと立ち上がり、格子状の梁を支えている。柱は十字型で足下に向かってすぼんでいて、梁も下端が絞られ…
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国際基督教大学(ICU)ディッフェンドルファー記念館と大学礼拝堂の窓 保存、継承、そして
…サッシの中桟の高さと揃えるために、一枚ガラスとし、中桟を化粧格子にしている。また、窓と欄間は引き違いとしたため、見付けの幅は大きくなったが、…
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第12回 原住民のための、ちいさな教会(台東編)
…いるのが見えた。教会は左右対称な縦長の長方形で、せいの大きな格子梁が力強い。左右(南北)は空色の華奢な鉄サッシに嵌めた乳白色のアクリル板建具…
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「Light is Light and Light(光は、明るく、軽い)」
…いる。非対称的なコンクリート造のアーチにプレテンション鋼棒の格子を架け渡し、そこにアルミチャンネルを取り付け、ガラスパネルをはめ込むことによ…
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第2回 エドゥアルド・ロンゴの孔:「軽い球」の合理性とユーモア
…10:前掲注9。 11:ジオデシック・ドームと同様、三角形の格子によって球のフレームをつくる方法も検討されたが、施工の難易度と人間の利用にお…
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葉祥栄 光をめぐる旅――イントロダクション
…)では、光の反射と透過が拮抗する瞬間を目撃する。さらに、《光格子の家》(1980)をはじめとする1980年代の一連の作品――「光の建築」シリ…
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東西南北風の吹き抜ける家 林芙美子邸(現・林芙美子記念館)
…は、壁や天井、そして建具への強いこだわりが随所に見られる。縦格子戸、横格子戸、雪見障子が多用されるなかで、最も近代的なのは、主屋の広縁のガラ…
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藤森照信|第十回 旧正伝院書院の〈舞良戸〉書院造を成立させる
…” であった。このシリーズで既に取り上げたように、柱の表側に格子で押さえた板を上吊りし、陽が上がると突き上げ、陽が落ちる頃には下げる。上端に…
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藤森照信|第七回 臨春閣の〈障子〉内外を連続させる部材
…木の枝と皮を剝いただけの丸太が採用されているし、右手の欄間の格子は竹。外側の欄間の斜めの格子も格式を重んじる書院造では崩れすぎてダメ。 なお…
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常滑市立陶芸研究所(現・とこなめ陶の森陶芸研究所)
Virtual Tour
…観と内観の印象を調和する。幾何学的な形状の塔屋は天窓であり、格子状にはめ込まれたモールガラスから屋根版の反射とルーバーを介して、展示室上部に…
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赤星鉄馬邸
Virtual Tour
東西方向に約40mの長大な躯体をもった住宅。12階の掃き出し窓と腰高の窓の水平に連続する様は、のびやかな意匠を強調しつつ南側の広大な庭に接続…
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三岸アトリエ
Virtual Tour
…るガラス面が当時のスケール感を想起させる。旧玄関には、当時の格子窓を手掛かりとしつつも、現在の環境に応じて回転式となった窓が2021年にGR…
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ヴォーリズ建築事務所「駒井家住宅」の窓
…性を留めながら寝室につづくサンルームとなっている。手摺子の縦格子、内法敷居を入れて上部を欄間窓風に扱うなど和風が入っている趣もある。 和室の…
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ザ・プリンス 軽井沢:清家清の窓の素材性
…のフィックス窓の上部には、カーテンボックスと一体になっている格子状のアルミルーバー、その奥の外気に面しているところにオペレーターで開閉可能な…
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第9回 風の吹く県庁舎 象設計集団《宜蘭県庁舎》編
…多く使われている。廊下沿いには様々なアーチが並び、ピンク色の格子で円を切り取った窓は、強い日差しを受けて深い陰影をつくる、台湾版マシュラビー…
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ダブル・ビジョン
…対象を切り取る枠を設定するために用いられ、後者は枠に張られた格子状の薄い網で、3次元空間を2次元情報として画面に写し取るために用いられる。ア…
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第8回 鳩小屋の浮かぶ町
…休息用の部屋は外のガラリで暗さを確保した上、木製の籠・木製の格子戸で仕切られ、とても清潔に保たれている。木を使うのは急激な温度変化を防ぐため…
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与力窓
江戸時代に大名屋敷の長屋や町人の土蔵などの外壁に設けられた、横格子を取り付けた窓。格子に土を塗り仕上げて、納戸などにもよく用いられた。竪格子…
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武者窓
江戸時代に武家屋敷の表長屋の表側や長屋門などに設けられた、太い竪格子のある窓。「奉行窓」または「武家窓」とも呼ばれる。格子に土を塗り仕上げて…
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虫籠窓
近世の京都、大阪、奈良地方の町屋に見られる、厨子二階部分に設けられた窓。格子の目が細かく、虫籠のように見えることに名前の由来がある。主に…
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武家窓
江戸時代に武家屋敷の表長屋の表側や長屋門などに設けられた、太い竪格子を取り付けた窓。「奉行窓」または「武者窓」とも呼ばれる。格子に土を塗り仕…
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奉行窓
武家屋敷の表長屋の表側や長屋門などに設けられた、太い竪格子を備えた窓「武家窓」「武者窓」とも。舞台の裏手にある「鏡の間」から舞台の様子をのぞ…
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聖窓
箱型の格子付きの出窓。主に日本の近世の武家屋敷や町屋の入り口脇または塀に設けられた。格子の内側に提灯を設け、街灯の役割を果たす場合もあった。…
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掻き差し窓
下地窓の別称。土壁を一部塗り残し、壁の下地として組まれた小舞(竹や葭(よし)の格子)を露出した窓。窓枠を必要とせず減算的に開口部を設けるため…
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塗りさし窓
下地窓の別称。土壁を一部塗り残し、壁の下地として組まれた小舞(竹や葭(よし)の格子)を露出した窓。窓枠を必要とせず減算的に開口部を設けるため…
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竹窓
竹格子が付けられた窓、あるいは前に竹が植えてある窓。
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下地窓
土壁を一部塗り残し、壁の下地として組まれた小舞(竹や葭(よし)の格子)を露出した窓。窓枠を必要とせず減算的に開口部を設けるため、位置や形状を…
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蔀戸
格子に板を張った戸で、上部を軸に室外側へ開く建具。開けた戸は、L字形の金物を用いて長押から吊るし、固定することができる。平安時代の寝殿造にお…
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狭窓
破風下などに設けられた、狐格子入りの開口部。煙出し、採光、換気を兼ねている。「狐窓」とも呼ばれる。
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狐窓
破風下などに設けられた、狐格子入りの開口部。煙出し、採光、換気を兼ねている。狭窓とも。
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半蔀
蔀戸の一形式で、格子に板を張った上下2枚の戸を持つ建具。上部の戸は上部を軸として室外側へ跳ね上げて開くことができ、開けた戸はL字形の金物で長…
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障子
格子状に組んだ木枠の片面に和紙を張った日本固有の建具。戸を閉めたまま外光を取り入れられる点が特徴で、平安時代末期に登場したとされる。当初は高…
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明障子/明かり障子
格子状に組んだ木枠の片面に和紙を張った日本固有の建具。戸を閉めたまま外光を取り入れられる点が特徴で、平安時代末期に登場したとされる。当初は高…
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トライパルタイト・ウィンドウ
…とピクチャレスク運動の中で発展し,オージー・アーチや装飾的な格子を取り入れたものや セリアン・モチーフに似た形状のもの,尖頭アーチを持つ…
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マシュラビーヤ
西方イスラム圏の住居にみられる、木製格子が設けられた出窓(ベイウィンドウ)。外部からの日差しや視線を遮りながら、通風を確保するために用いられ…
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トライパルタイトウィンドウ
ヴェネツィアン様式、ゴシック様式、パラーディオ様式などに広くみられる、中央の大きな窓と両側の細長い窓で構成される三連窓。特にゴシック様式とピ…
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フレンチウィンドウ
枠の両側に蝶番や軸金物で戸の端部を留め鉛直回転軸とし、円弧を描くように前後に押し引きして開閉する両開き式の窓。戸枠に正方形のガラスを入れた格…
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聖なる侵入アルド・ロッシの窓
…た。 入り口の門と両脇の窓には、スチールメッシュを張った鉄格子が嵌め込まれている。この格子は、内部を緩やかに守りながら、内部にある木製の祭…
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格子窓
防犯やプライバシー保護を主な目的として設けられる、戸の外側に格子を備えた窓。日本の伝統建築では竹などの素材が用いられ、親子格子、千本格子、高…
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三岸アトリエの窓、変化と継承
…真にみられるシャープで軽やかな印象には、細く均等な線によって格子を形成するこの木サッシの存在が大きく寄与している。当時山脇が執筆した記事から…