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アメリカ編 (下)
…ティックスタイル、シングルスタイルの窓 19世紀末にかけて、木造の表現がいくつか現れた。スティックスタイルは構造部材とは別に骨組みを表現する…
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第23回 イラン・東ギーラーン編「家を“置く”」(前編)
…礎である。まるでキャンプファイヤーのように、交互に重ねられた木材のセットが5×2列で並んでいる。 なぜこのような奇妙な構造が用いられるように…
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窓─「開口部」から「装置」へ
スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETHZ)で建築理論の研究者を務めるロラン・シュトルダー教授。2018年ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展…
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第6回 老子が残した窓の格言
…現在では室内には種々の装飾がほどこされているし、外部空間とは木製のサッシュとガラス窓によって区切られているほどに成熟している。いずれにしても…
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「FREESPACE」を窓から覗く PART 3
HOLY SEE PAVILION/ローマ法王庁パビリオン アンドリュー・バーマン キュレーター: フランチェスコ・ダル・コ(建築史家/ヴェ…
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アメリカ編 (中)
…トになり、内部では上からの光で空間に高揚感を与える。 八木幸二/ Koji Yagi 建築家。1944年愛知県一宮市生まれ。1969年東…
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塚本由晴 窓のふるまい学/後編
…にあって、道から家の中が見えないようにできています。たとえば木製の格子状の出窓、ニッチみたいなものがぼんと飛び出している「マシュラビーヤ」と…
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塚本由晴 窓のふるまい学/前編
「何かをデザインするときの一番の資源は、人々の『ふるまい』(Behavior)である」───建築家・塚本由晴氏は“窓”を学問として研究する「…
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窓の短編映画 日吉大社“The Birth Canal”
movie “The Birth Canal” 柱間装置とは柱と柱の間に取り付けられる建築の部位すべてのことをさす文化財用語である。具体的に…
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第2回 トレンティーノの貴腐ワイン
…う。また、風通しをよくするため、コンクリート柱に対して斜めに木の角材を取り付けた、この地域独特のY字型のパーゴラ(ぶどう棚)を使用している。…
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Liquid Light 流れ出す光
…わりました。移転先となったのは1924年建設の物件で、当初は木材の販売所として運営されていましたが、カフェや劇場、従業員のための託児所も併設…
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第3回 桂離宮 賞花亭
利休による茶の湯の成立以前から、貴重品であった茶に親しみ、自由に楽しんでいたのは貴族である。その茶室は、「貴族の好み」と呼ばれ、草庵風(田舎…
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アメリカ編 (上)
アメリカン・ハウスと言うと、ヨーロッパの様式を取り入れた木造住宅、という感じが一般的である。しかし、実際には、ヨーロッパ各地から移住してきた…
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第二回 ニューヨークのウォーター・タンク
…ハッタンの代名詞は、高層のビルディングの間にチラチラ見える、木の樽の給水タンクなんです。初めて海外に行ったのはかれこれ30年前で、それがいき…
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安藤桃子 窓を描く監督
…を食べて生活している人たちも活気に満ち溢れています。他にも、木のうねり方が変わっていたり、人工物がほとんどない浜が続いていたり、まるで自然の…
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第5回 国際門窓城へ
…敷地のすみに用意された《国際門窓博物館》である。この博物館は木や石、瑠璃でつくられた古い門窓にはじまり、近現代のガラス窓などを展示している。…
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第2回 如庵
…思える。そして有楽窓も、現在の東向きより北向きであるほうが、木々に反射した色が詰め打ちされた竹に映り、より美しく色づくはずだ。やはり本来の方…
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窓の短編映画 “THE CORALLUM”
movie “THE CORALLUM” 柱間装置とは柱と柱の間に取り付けられる建築の部位すべてのことをさす文化財用語である。具体的には、壁…
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第1回 ヴェッサーリコ村のニンニクの窓
…させてから納屋へ運び、1ヶ月間棚に広げて陰干しする。陰干しは木棚の上に御簾のような通気の良い材料を敷くことで行われる。 その後、ニンニクの一…
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第20回 インド・キナウル地方「張り出しの村」(後編)
….6mほどの余裕ある廊下空間である。一方にはキナウル式に石と木を積んだ重厚な壁、そしてまた一方には軽快な木製建具が並んでいる。生活用品が置か…
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スペインが生んだ奇才、サルバドール・ダリが描く窓
…レエの舞台美術のために制作されたものです。人間のかたちをした木の枝を列柱のように奥まで並べることで、奥行き感を表現している点が特徴です。 同…
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第1回 妙喜庵待庵
…、非常に重要な茶室である。 自由になった茶室の窓 待庵以前、木造である日本建築の開口部は、その位置や大きさを柱や長押(なげし)によって半ば自…
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内田祥哉 窓と建築ゼミナール【補講】開講
…ション モデレーター:門脇耕三 ディスカッション登壇者: 青木淳 伊藤暁 加藤亜矢子 島田陽 長谷川豪 幹事:門脇耕三、戸田穣、藤原徹平 (…
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窓学10周年記念「窓学展-窓から見える世界-」巡回展を大阪にて開催
「窓の仕事学」「窓の記録学」など7つの“窓”に関する学問の研究成果を紹介 2018年5月12日(土)~6月10日(日) @大阪市立大学 杉本…
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西沢立衛 中と外をつなげる窓
…ーマのひとつとなりました。日本の住宅で一般的に用いられている木造軸組構法の場合、そもそも開放的で壁がないわけですから、窓が単体でテーマになる…
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天神産紙工場/製紙場の窓
…ねていく方法。自然光で和紙の厚さをみるために紙すき台の前には木製の枠の引き違いの窓が連続している。窓は3段3列の9つに分割されてガラスがはめ…
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磐乃井酒造/清酒醸造と窓
…れる。玄米の洗米、精米、蒸米を行う作業場では、北側の連続した木製引違い戸から冷気を取り込み、米を蒸した際の蒸気を釜の上部に設えられた大きな吸…
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第19回 インド・キナウル地方「張り出しの村」(中編)
…、このコンクリートの建物はほとんど商業用で、人々は今も、石と木を交互に積んだ伝統工法の暖かい家を持っているのだそうだ。 「冬場のメインロード…
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東京国立近代美術館企画展「窓と写真」からの考察
…正12年と考えると、すごいですよね。 あと、いま読んでいる多木浩二さんの本のなかに、ユダヤ人問題について書かれた箇所があって、ちょうどこの安…
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第3回 マニアの目から見たグラスハウス
…レームは、まさに造船業の技術を応用して作られ、背の高いヤシの木を匿うのに十分なスパンと高さが柱を用いずに実現されている。 ガラス自体は建設当…
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第3回 華やいだ通りの情景
…る自分を見て、あながち悪くない仮説だと感じている。 舟木嶺文/Raybun Funaki 1987年茨城県生まれ。芝浦工業大学建築工学…
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第4回 開放を象徴するポストモダンの窓
…菱形や梅花のかたちだ。そしてこの窓には氷細工のパターンをする木格子が嵌め込まれている。ペイが、彼のルーツである蘇州庭園の建築をモチーフにして…
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なぜこの先生は熱貫流率や雨漏りについて聞いてくるのだろう?
…がおこるのです。私の経験から言うと、例えば、セラミック会社や木材加工会社と協働するのは非常にエキサイティングなことだと思います。 製品のあり…
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ル・コルビュジエ設計 繊維工業会館の窓
アーメダバードにあるル・コルビュジェの設計した繊維工業会館の東側会議室壁面の窓。壁面はフィックス窓と彩色のされた棚で分割され、その間に木製の…
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第5回 「窓をつくることで見える世界」から考えること
慶應義塾大学SFC小林博人研究会による連載「窓をつくることから学ぶ」。全5回にわたり、東北からアジア、ヨーロッパ、アフリカまで、多様な場所で…
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第一回 トーベ・ヤンソンの窓
…、しずかに横たわっていた。 – 国道 12.木箱は、一つ残らずひきあげられた。正しいところへおさまったのか、まちがったところ…
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第18回 インド・キナウル地方「張り出しの村」(前編)
…背の低い方に神様が祀られていた。特徴的なのはその構造で、石と木(ヒマラヤ杉)を交互に積み重ねて壁をつくっている。今まで見てきたどんな建築とも…
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窓の短編映画 Transition of Kikugetsutei 栗林公園・掬月亭
…ある。具体的には、壁、障子や襖など各種建具などがあげられる。木造軸組の建築においては建具に限らず床に敷かれた板や畳、そして天井も基本的には同…
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第17回 シェムリアップ 「洪水と床」(後編)
…型になっていない一見普通の平屋の家々も、よく見るとドラム缶や木材を束ねた「浮き」によって浮かぶ水上住居であった。そのため集落には家の「基礎」…
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第2回 奥行きがもたらす生活の深み
…0年代以降のガラスの性能向上や“sash window” (木製の上げ下げ窓) の生産技術の確立などが影響していると考えられる。 こうして光…
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橋本健史/403architecture [dajiba] 展覧会『現況 / Present State(ment)』
…ト『頭陀寺の壁』 (2011) で使用した構造材は、接着剤で木材をとめていく、集成材に近いものです。ただ、完全に密実にするのではなく、隙間を…
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第4回 異文化に目を開く窓
…しての役割を担っている。 今までのヴィス島には存在しなかった木造の建物というだけではなく無双窓や丸窓、縁側など日本の伝統建築の要素を盛り込み…
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第2回 恐怖と歓楽、そして劇場として
…と向かい、様々な物語やイマージュを映しだしていく。 舟木嶺文/Raybun Funaki 1987年茨城県生まれ。芝浦工業大学建築工学…
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増田信吾/増田信吾+大坪克亘 『躯体の窓』
…現できないかと思っていました。 金野 引違いの開口は、日本の木造建築の条件の中で発明された魅力的な形式だと思っていて、私もとても好きなのです…
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総論 窓の成り立ち《4》
…ルミニウムのカーテンウォールなんて見渡すかぎりにあるんです。木造住宅の建具と一緒で、安いほうがよいビルは型を一緒にしておいて、プロポーション…
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金野千恵/t e c o『向陽ロッジアハウス』
…は言えないのですが、相対的に金属製のサッシは寄り付きにくい。木製の窓のように、ちょっと触れても冷たくないという感覚は、大切だと感じています。…
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第16回 シェムリアップ 「洪水と床」(前編)
…なってきた。1、2メートルくらいの高床で、家の材料はだいたい木と屋根の波板であるが、レンガや、大きな家にはコンクリートを使う家もあった。 高…
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第3回 開ける窓の楽しみ
…つ教室をつくり続けている。 緑がまぶしいマンゴーやパパイヤの木々、どこまでもつづく砂の台地。この雄大な自然のなかには人々の生活の活気が溢れな…