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空間を生かすも殺すも窓次第
…に表れるプライバシーの程度は異なりますね。反射性は、たとえば社会的階層性においても、おもしろい役目を果たすかもしれません。たとえば、輝きは富…
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建築の民族誌/前編
…ン半島やヨーロッパでは情勢が大きく変化したりといった、民族や社会国家の再編に向けた動きも見られました。それと同時に、インターネットが急速に普…
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第4回 開放を象徴するポストモダンの窓
…近代建築」、1949年から現在までを「現代建築」と呼ぶ。中国社会史の区分がそのまま反映されているので、日本建築史の時代区分とは少し異なってい…
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なぜこの先生は熱貫流率や雨漏りについて聞いてくるのだろう?
…な素材を製造する際にかかるエネルギー量が、どれくらいなのかを社会に対して説明する必要がでてきているのですから。また、窓やファサードの枠に関わ…
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第5回 「窓をつくることで見える世界」から考えること
… 全てのプロジェクトに通底する概念は、建築を自らつくることで社会の課題にコミットしていくということである。どのように課題と向き合い、どのよう…
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アレック・ソス × ホンマタカシ 現代写真から紐解く窓写真論
…映画は間違いなく関係があるはずです。そして、どちらの映画も、社会から少し疎外されているという経験と関連がある。 ホンマ なるほど。それは面白…
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ミケーレ・デ・ルッキと窓学
以前にも窓研究所がインタビューをおこなった、イタリアを代表する建築家であり、現在雑誌『Domus』の編集長でもあるミケーレ・デ・ルッキ氏。 …
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第2回 恐怖と歓楽、そして劇場として
…つて自らの身を守るために必要とした幾重にも巡らした厚い壁や、社会的な地位、民族の違いによって作られる境界は時間の中で住む人たちにとって息苦し…
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増田信吾/増田信吾+大坪克亘 『躯体の窓』
…、今日来たときに驚いてしまいました。建築の設計って、どこかで社会的な責任も背負っている気がして、こういう決断は私にはできないかな、と。 増田…
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金野千恵/t e c o『向陽ロッジアハウス』
…所があるという光景です。その空間は、もちろんネパールの文化や社会ゆえに成立しているのですが、なんとバリアフリーであり、自由なのだろうと感動し…
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窓学展巡回展@金沢工業大学
…てディスカッションが行われた。そこでは、ドラえもんに見る窓の社会的な役割や、建築生産的な見地から産業における窓の系譜などへ話が膨らみ、来場者…
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窓学10 周年記念「窓学展 ―窓から見える世界―」開幕
YKK APによる窓の文明・文化をまるごと楽しめる展覧会 窓学10 周年記念「窓学展 -窓から見える世界-」開幕 アートからアカデミックな研…
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横溝静 × ホンマタカシ アイディアの源泉
…ども、ストリートにも面しているので公共の空間とも接していて。社会的な場所でもあります。 横溝 あと、建築家の方々が考えてつくっているというか…
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Ⅴ 窓の犯罪学
社会学者ジンメルによれば、窓のもつ「原理的な意義」は、第1に外界との一方向的な結合 (「内」から「外」へ) を媒介すること、第2にもっぱら「…
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窓学10周年記念 「窓学国際会議―窓は文明であり、文化である―」
…・ルッキや、写真家のイワン・バーン、ホンマタカシ、人類学者や社会学者など、国内外から27名が参加 YKK AP株式会社(本社:東京都千代田区…
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Ⅳ 超高層マンションと窓─機能性から眺望性へ─
…機能よりも眺望の方が優位となるとき、窓は、いったいどのような社会的役割を担っているのでしょう。超高層階ならではのパノラマ的な眺望は、人びとが…
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Ⅲ 窓が増える社会、減る社会─変動期の「窓」問題から考える─
窓の増える社会としての近代 近代とは、窓が増える時代でもありました。人口が増加し生産力が増強されるにつれて、これらを収める建造環境は急激に拡…
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Ⅱ 「見えない光」と窓
日本における「窓が増える社会」は、明治以降にやってきたと考えられます。ガラス窓が一般住宅に普及し始めるのも、大正・昭和初期からです。この時期…
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第1回 自ら介入するデザイン・アクション:窓をつくることで見える世界
慶應義塾大学SFC小林博人研究会では、コミュニケーションをベースとした社会や文化そして空間のデザインへの介入を通して、地域社会における場所の…
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Ⅰ メディアとしての窓─なぜ窓越しに眺めることは楽しいのか─
…経験はどのように変化するのでしょうか。 〈目のための通路〉 社会学者のジンメルは扉と比較しながら窓の特徴を2つ挙げています。扉も窓も家の内部…
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窓がつくる社会、社会がつくる窓
「幸せ」な窓の時代は終わってしまったのか? 「窓のある社会」と「窓のない社会」のどちらがよいか。もしこう問われれば、ある方がよい、と多くの人…
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テクノロジーが変える窓の未来
…入り口です。それは、内部にいながらも街とかかわりをもつという社会的な礼儀作法にかかわることでもあるのです。本質的には違うものですが、イスラム…
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作家・堀江敏幸 夢想の枠としての窓
本を開いたときの感触は、自分の家の窓を開けたときのそれに似ている──多様な”窓”のすがたを切り取ったエッセイ集『戸惑…
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能作文徳『Steel House』
…によってできているか、どのように生産されているか、どのような社会や文化のしくみのなかにあるか、を知ることです。たとえばアルミサッシだと、その…
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シリア編
異文化の窓 40年間の調査と軌跡 私のシリア歴は学生時代 (1968) に遡り、騒乱直前 (2010年11月) まで都合7回訪れている。OT…
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パプアニューギニア編
異文化の窓 40年間の調査と軌跡 インドネシアの南西、ニューギニア島の東半分を占めるパプアニューギニアは、ソロモン諸島と同じくエリザベス女王…
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第8章 出窓・天窓
…象に述べてきた。無論それ以降についても、性能の飛躍的な進化や社会背景の大きな変化などもあって、当然ながら変遷を語る上では無視できない。しかし…
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ソロモン諸島編 (下)
異文化の窓 40年間の調査と軌跡 ソロモン諸島編 (上) はこちらから── ソロモン諸島での庶民的な旅は言うまでもなく船で、ひと、荷物、生き…
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ソロモン諸島編 (上)
オーストラリアの北東、インドネシア、パプアニューギニアから東南に連続するソロモン諸島はエリザベス女王を元首とする英連邦の一員で、離島特有の土…
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第2回 バルパライソ ─瞳の奥の楽園─
…ンでさえもカメラを強盗にやられたと言っていた。こうした治安が社会的問題として深刻なエリアでは、日本の下町のような生活が外部に漏れ出すような親…
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第4章 アルミサッシの多様化と高性能化
…うだが、開口部は施錠なしが常識であった時代から防犯を意識する社会への変化が背景であろう。 〈防音性・断熱性 二重サッシなど〉 住宅用サッシの…
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VOL.1 日本語における窓
… (1879-1963) の言語理論を中心とする研究。ドイツ社会言語学、応用言語学 (外国語教育) 。近年は、日独イディオム対照研究の成果に…
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VOL.6 最終回 まど文化論 言語学的考察のさらなる展開に向けて
…との接点」という概念が付与され、全体として「閉ざされた内輪の社会から外部へ目を向けること」を慣用的に表現している。言い換えれば、英語の世界で…
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窓とパッシブ
…が、“窓”には、物理的な環境を制御する機能もたくさんあるし、社会的な機能を制御する機能もたくさんあります。機能という概念は20世紀の重要な概…
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成瀬友梨・猪熊純 窓とシェア/後編
「シェア」をテーマにプロジェクトを発表し、注目されている建築家、成瀬友梨・猪熊純へのインタビュー。「シェア」から考える「窓」の役割や魅力、課…
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VOL.5 まどの対照言語学 日独英伊のイディオム比較対照をもとに
…語辞典』の「窓」の項には、「まど[=窓ガラス]をこわす」、「社会のまど」、「目は心のまど(=心の中の澄み濁りを映して見せるものだ)」などの表…
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成瀬友梨・猪熊純 窓とシェア/前編
ふたりが考える2つを繋ぐ関係性 「シェア」をテーマにプロジェクトを発表し、注目されている建築家、成瀬友梨・猪熊純へのインタビュー。「シェア」…
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浜本隆志『「窓」の思想史 日本とヨーロッパの建築表象論』
“窓”を切り口に建築から風景・風俗・政治支配にまで及ぶ思想史を探求する一冊。産業史、技術史の具体的な内容をふんだんに盛り込みながら、その根底…
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VOL.4 イタリア語におけるfinestra
… (1879-1963) の言語理論を中心とする研究。ドイツ社会言語学、応用言語学 (外国語教育) 。近年は、日独イディオム対照研究の成果に…
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VOL.0 対照語源学からみる諸言語におけるまど
…では、「まど」を意味する語は、3つの主要機能以外に、宗教的、社会的、美的といった、主に人間の文化的側面に関連して、その意味するところ、概念内…
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VOL.3 英語におけるWindow
…味するのだろうか。 ノルマン人侵攻後2百年ほどの間、イギリス社会ではフランス語が公用語とされていた。上層階級の人々が主にフランス語を用いる一…
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VOL.2 ドイツ語におけるFenster
…った。家屋が居住空間の確保という使用価値を超えて、次第に富や社会的地位を表す付加価値を帯びて捉えられていたことを示している。 また、das …