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20世紀の住宅と窓をめぐって――「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s–1970s」展キュレーター ケン・タダシ・オオシマ インタビュー
…す。一方で、「ランドスケープ」は、住宅とその周囲の自然環境や都市空間との関係性を見直す視点として、住まいのあり方に新たな基盤を与えました。 …
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窓の格言学
窓研究所は2007年より国内外の大学・研究者と協働し「窓」について多面的に研究する活動「窓学」に取り組んでいます。 「窓の格言学」とは、20…
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アンドレア・デプラゼス × ロラン・スタルダー × 貝島桃代 『Swiss Window Journeys』刊行記念鼎談
…。あのような、いろいろなもので溢れかえっていない簡素な場所が都市の一画にあるのはとても面白いです。チューリッヒに置き換えると、今、私たちがい…
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CCA-WRI Research Fellowship 2024
…す。例えば、地球全体の大気汚染レベルの増加と、そのために地方都市や大都市における日々の人間活動に生じる重大な問題のことです。さらに“betw…
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第14回 立ち止まるための窓 フィールドオフィス・アーキテクツ《跑馬古道公園》編
…園スペースに変えていくことである。建物が密集するこの街中で「都市の空白」という敷地のポテンシャルを活かすためであり、ポツポツと窓の開いた閉鎖…
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動きの中の建築
学生時代から葉祥栄の建築に影響を受けてきたという建築家、百枝優氏。カナダ建築センター(CCA)が所蔵する葉祥栄資料を読み解く滞在型プログラム…
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葉祥栄─光、リアル、一元論の建築
福岡を拠点とした葉祥栄が次々と作品を完成させた90年代に、九州大学で教鞭をとりその活動を同時代に目撃した建築史家の土居義岳が、葉祥栄の建築の…
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第13回 大屋根の下の民主主義(フィールドオフィス・アーキテクツのキャノピー編)
…いう雰囲気を、実際に公共空間としてつくり出してもいる。現在の都市のなかで、人間が「自由」にいられる場所がどれほどあるだろうか? それへの回答…
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シンポジウム「葉祥栄 光をめぐる旅」レポート
…身のデジタル技術を活用したプロジェクトを紹介しつつ、建築から都市まで多様なスケールでデータを用いてイノベーションを促す教育に注力していると語…
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トークイベント「Swiss Window Journeys – スイスの窓と建築」レポート 登壇:貝島桃代 × 金野千恵 × 髙濱史子 × 常山未央
…レマン湖の南側の斜面は白ワインのためのブドウの生産地であり、都市型の高密度な集落が点在している。日当たりと生産量を増やすため、ランドスケープ…
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菊竹清訓「芹沢文学館」(現・芹沢光治良記念館)における窓の多様性
…ー》(1969)が完成していた。菊竹は1960年代には《海上都市》など数々の未来ヴィジョンを提示し、《東光園》(1964)や《都城市民会館》…
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アントニン・レーモンド「旧赤星鉄馬邸」 環境と建築、その解としての窓
旧赤星鉄馬邸(東京都武蔵野市)は、アントニン・レーモンド(1888~1976)が、明治生まれの実業家・赤星鉄馬のために1934年に設計した大…
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自邸に宿る、建築家の精神性─吉田研介《チキンハウス》の窓
… Neichi 1991年、神奈川県生まれ。2014年、東京都市大学工学部建築学科卒業。2015-16年、ミラー & マランタ 勤務…
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村野藤吾《宇部市民館》の窓: 被覆と開口が導くヒューマナイズされた建築の経験
村野藤吾による戦前期の代表作の一つとして知られる宇部市民館(現・宇部市渡辺翁記念会館)。世界に開かれた工業都市・宇部の理念を体現する独特の空…
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堀口捨己の開口部デザインの集大成 常滑市立陶芸研究所(現・とこなめ陶の森陶芸研究所)
2024年8月から文化庁国立近現代建築資料館で開催中の『建築家・堀口捨己の探求 モダニズム・利休・庭園・和歌』。堀口捨己の代表作の一つであり…
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シルケ・ランゲンベルク
…る。住宅、公共建築、駅前広場の設計に携わるかたわら、精力的に都市調査を進め、著書『メイド・イン・トーキョー』、『ペット・アーキテクチャー・ガ…
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アジア「窓」紀行──上海からエルサレムまで
建築家・田熊隆樹氏が、2015年から2016年にかけて中国からイスラエルまで、アジア・中東11カ国の集落・民家をめぐって旅をした記録を書籍と…
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ヴィラム・ウィンドウ・コレクションにて展覧会「Window Behaviorology 窓のふるまい学」を開催
窓は自然や私たちのふるまいに影響を与えます。東京工業大学で研究室を主宰する建築家の塚本由晴氏が、長年研究を重ねてきた「窓とふるまい」が、新た…
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第1回 ブラジル建築へのイントロデュサォン
…ラジルの近代建築は世界に知られることになる。さらに、コスタが都市計画を行い、ニーマイヤーが建築をデザインしたブラジルの新首都ブラジリアが19…
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第2回 エドゥアルド・ロンゴの孔:「軽い球」の合理性とユーモア
…軽量の球体を置くだけであれば土地を傷つけることなく、合理的に都市の地面を解放することができるということに気づく10。このアイデアは即座に自邸…
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第4回 ジョアン・フィルゲイラス・リマ(レレ)の通気口:「クレープ紙と銀」の都市を超えて
…口からブラジル近代の矛盾を読み解く。 「クレープ紙と銀」の都市 1968年、ブラジルのミュージシャンであるカエターノ・ヴェローゾは、ソロで…
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第5回 リナ・ボ・バルディの「悪魔の口」:演劇装置としての窓
…ルヴァドールのリノベーションプロジェクトの「窓」から、彼女の都市へのまなざしを読み解く。 建築家リナ・ボ・バルディ(Lina Bo Bar…
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第11回 どこかでつながり、どこまでも抜けていく 陳其寬《東海大学衛理会館》編
台湾中西部の都市・台中郊外に、台湾最初の私立大学である東海大学のキャンパスが広がっている。東海大学は中国と台湾の国共内戦後、ニューヨークに本…
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ヴォーリズ建築事務所「駒井家住宅」の窓
まもなく築100年となる旧駒井家住宅「駒井卓・静江記念館」は京都市左京区北白川の疎水縁りの沿道に建ち、東に比叡山を大きく望む郊外地にある。ア…
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フランソワ・シャルボネ(Made in)
…上だという事実です。一方には[旧工業地区である]5区の中規模都市圏があり、もう一方は[線路やプラットホームなどの]鉄道専用地になっています。…
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吉村順三・奥村昭雄「愛知県立芸術大学」の窓 自然と棲まう具体の科学
1966年に吉村順三と奥村昭雄の設計で建てられた「愛知県立芸術大学」。キャンパスは緑豊かな愛知県長久手市の丘陵地に建ち、光・空気・音といった…
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中銀カプセルタワービル
メタボリズムは第二次世界大戦で荒廃した日本の都市が復興しつつあった1960年代、評論家の川添登や建築家の黒川紀章、菊竹清訓、槇文彦、デザイナ…
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藤森照信|第六回 仁和寺金堂の〈蔀〉跳ね上がって消える窓
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。6…
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2024年CCA-WRIリサーチシンポジウム「Energy Always」
…テーマを紹介するものです。 大気汚染や、その結果として世界の都市や地方都市の生活に生じている諸問題。大気と陸地の「間(between)」に現…
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ザ・プリンス 軽井沢:清家清の窓の素材性
建築家 清家清によって1982年に建てられた《軽井沢プリンスホテル新館》(現 ザ・プリンス 軽井沢)。いくつかのプリンスホテルを手掛けた清家…
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[文化活動助成]内藤誠人『Learning from ADAPTIVE REUSE in the Netherlands —文化財建造物を活用した都市デザインから学ぶオランダの建築文化—』が北海道大学ワイン教育研究センター棟にて開催
…in the Netherlands—文化財建造物を活用した都市デザインから学ぶオランダの建築文化—』が開催されます。詳細はフライヤーをご確…
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[文化活動助成]石井香菜子『Project Re-Landscape』がドイツ文化会館にて開催
…できた、失われた情景を再演する作品群です。窓から望む景色は、都市開発や天災、戦災、または人自身の移住によって、時と共に変化します。石井の幼少…
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窓のない建物──その論理と病理
…にデザイン上の革新であるだけなく、産業革命以後に形成された大都市における、過密で不衛生な状況に対する解決という社会的課題をその背景としたもの…
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001 Foligno / Brussels / York
窓研究所が、世界中の窓の瞬間を映像でお届けします。
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ダブル・ビジョン
デジタルスクリーンの登場は、私たちをとりまく世界、そして建築をめぐる環境への認知にどのような変化をもたらしたのか――エッセイ「スクリーン・タ…
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第8回 鳩小屋の浮かぶ町
…も乾くことのなさそうな洗濯物が干してある。とりわけ台北などの都市部におけるこれらの風景は圧巻で、とにかく少しでも多くの面積を確保してやろう、…
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内窓
…ギー効果が期待できるほか、外部の騒音を軽減することができる。都市部や交通量の多い地域の住宅やオフィスで用いられることが多い。…
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ダブルハング窓
縦方向に並ぶ2枚の戸が上下にスライドして開閉する窓。開口面積が調整しやすく、通風や換気に優れている。17世紀後半に組積造壁構造の普及に伴い発…
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「札幌の家・自邸」の試み
…す。 「札幌の家・自邸」(以下「札幌の家」)は、札幌南部の都市郊外に広がる美しい農地エリア(当時)に、1968年に建てられた鉄骨造平屋の、…
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ドナルド・ジャッドと窓 インテリア、そしてリノベーションをつうじて開口部を考える
0. はじめに ― なぜ、今、ジャッドか アメリカのミニマリズムの代表的な芸術家であるドナルド・ジャッド(1928-1994)の作品は、建築…
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ヘルツォーク&ド・ムーロン
…れました。彼は空間の見え方についても教えてくれました。「新生都市? バーゼルの三国間集積地に関する都市研究」の調査の際に、バーゼル郊外を歩き…
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その窓は、緩く開いている──マイケル・スノウの映画と建築映画館
…ベントは、「映画のなかの建築をフレームの外へ拡張させ、実際の都市・建築の議論へとフィードバックする」ことを標榜しており、その中でも「マイケル…
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第2回 畠山さんと杉浦さんの合間に
…ガラスの向こう側の光景を受け取ることができる。人々が行き交う都市の姿も山や海といった自然の様子も、ガラス越しに眺められるそれらの光景は、写真…
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聖なる侵入アルド・ロッシの窓
…聖人の生涯に‘侵入’するようなパビリオンである。 思えば、『都市の建築』第3章において、‘場[locus]’の説明に、ロッシがなかば唐突に「…
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建築映画館2023
…す。 今年度は「構造」「建築と人物」「図面」「アーカイブ」「都市」の5つのテーマに分けて作品を紹介します。また、上映に併せて、映画・建築双方…
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スクリーンタイム
…たもので、スクリーンには新宿歌舞伎町の街並みが映し出された。都市的な体験がデータへと消化され、映像となって博物館の床や壁を覆い尽くした。同年…
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黒石いずみ(建築理論家)「窓をめぐる生活世界のコロナ考現学」
…るのですが、やはり数の問題だけではなく、多様な世代が居住する都市環境のなかでは、人々がどのようにお互いに心理的な交流をするのか、その交流の場…
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川井操(滋賀県立大学 准教授)「藁を用いた建築構法の応用可能性とその実践的手法に関する研究 ~インド・ビハール州ガヤ県ハティヤール村を対象にして~」
公益財団法人窓研究所は、当財団が関係した研究の成果を共有するための場として、2024年4月20日(土)に「WRI session 研究報告会…