-
第7回 張村「地下の都合」(後編)
100歳の古老のヤオトンを訪問して、なんだか奇妙な部分のあることに気がついた。ヤオトンの部屋の入り口は、通常は先の少し尖ったアーチ型をしてい…
-
第6回 張村「地下の都合」(中編)
やはり、村を見るにはまず老人に出会うことだ。これまでの旅で培ってきた自分流の方法論を組み立てながら、木々の緑が美しく映える黄土色の大地の中を…
-
第4回 烏鎮・「景区」外の家 (後編)
「あなたの家」「あなたの家」と繰り返しながら、景区外の町を爺さんと40分ほど歩いたと思う。その間に何やら新しい大きな建物の建設現場を見たり、…
-
第1回 上海・窓から生える鉄の棒 (前編)
上海に来て、騒がしさに驚いた。わるい意味じゃない。食堂に行っても市場に行っても、自分を主張しないと話なんて聞いてもらえないような場所が上海だ…
-
テクノロジーが変える窓の未来
世界各地で数多くの建築設計のプロジェクトを手掛ける一方、2010~2014年にはマサチューセッツ工科大学 (MIT) 建築学部 学部長を務め…
-
作家・堀江敏幸 夢想の枠としての窓
本を開いたときの感触は、自分の家の窓を開けたときのそれに似ている──多様な”窓”のすがたを切り取ったエッセイ集『戸惑…
-
藤森照信「穴」
《空飛ぶ泥舟》や《草屋根》、《多治見市モザイクタイルミュージアム》をはじめ、木や土、植物など自然を生かした独創的な建築を手掛けてきた藤森照信…
-
第3回 アラブ世界研究所
ひとりの建築家が彗星のごとくこの世に現れ、人々を驚かせることがある。今回取りあげる建築、「アラブ世界研究所」もまた、フランス人建築家、ジャン…
-
ミケーレ・デ・ルッキ インタビュー:窓を開け、世界にあいさつしよう
「窓は建物で最も重要な要素だ」と語る、イタリアを代表する建築家・デザイナー、ミケーレ・デ・ルッキ氏。80年代に、エットレ・ソットサス率いるデ…
-
能作文徳『Steel House』
世界最大の現代建築の祭典のひとつであるヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展。2016年の日本館のテーマは「en: アート・オブ・ネクサス」。出…
-
今村水紀+篠原勲/miCo. 『駒沢公園の家』
世界最大の現代建築の祭典のひとつであるヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展。2016年の日本館のテーマは「en: アート・オブ・ネクサス」。出…
-
内田祥哉 窓ゼミナール 開講
建築構法学の創始者による、窓と建築についての私塾 建築家でありながら、建築構法学を打ち立てた学者でもあり、今なお第一人者として活動を行ってい…
-
シリア編
異文化の窓 40年間の調査と軌跡 私のシリア歴は学生時代 (1968) に遡り、騒乱直前 (2010年11月) まで都合7回訪れている。OT…
-
ソロモン諸島編 (上)
オーストラリアの北東、インドネシア、パプアニューギニアから東南に連続するソロモン諸島はエリザベス女王を元首とする英連邦の一員で、離島特有の土…
-
第3回 チロエ島 カモメが舞う場所
今回はチリ本土とは異なる文化を有するチロエ島 (Isla de Chiloé) について書こうと思う。チロエ島はサンチアゴから南に1100k…
-
第2回 バルパライソ ─瞳の奥の楽園─
2回目の今回は、チリ第2の都市バルパライソにおける開口部のあり方について考察してみようと思う。まずはこのバルパライソという街について簡単に説…
-
庭園美術館の窓
『Sumally (サマリー) 』とは、“Want(欲しい)”、“Have(持っている)”の2つでモノを分類していく「この世界に存在するすべ…
-
第1回 アンデス山脈水平事情
この窓に関するコラムをどう展開していくべきか、少し戸惑っている。というのも柱、床、階段、屋根などなど数ある建築を構成する要素の中で、僕はこれ…
-
中村拓志 窓と愛着 自作を通した窓の試行を訊ねる
「愛着」をテーマに多数のプロジェクトを発表し、注目を集める建築家 中村拓志へのインタビュー。「窓」の役割や魅力、課題について伺った── 人は…
-
VOL.1 日本語における窓
言語学者 植田康成が世界各国の「まど」の語源に迫る。窓という言葉の概念がどのように拡張されていったのか、その過程を探る。本コラム連載開始にあ…
-
VOL.6 最終回 まど文化論 言語学的考察のさらなる展開に向けて
言語学者 植田康成が世界各国の「まど」の語源に迫る。窓という言葉の概念がどのように拡張されていったのか、その過程を探る。最終回は「まど」に関…
-
窓とパッシブ
「パッシブ」をテーマに多数のプロジェクトを発表し、注目を集める小玉祐一郎へのインタビュー。「パッシブ」から考える「窓」の役割や魅力、課題につ…
-
アトリエ・ワン『コアハウス 板倉の家』
「コアハウス/板倉の家」とは、日本の建築家・建築関係者による東日本大震災の被災地復興支援ボランティアグループであるアーキエイドによる、牡鹿半…
-
原広司 × 五十嵐太郎 窓の概念
時代に影響を与え、問題を提起し続けてきた建築家 原広司に五十嵐太郎が聞く。 集落調査や、自作から「窓」の概念を探るインタビュー。 五十嵐 今…
-
VOL.5 まどの対照言語学 日独英伊のイディオム比較対照をもとに
言語学者 植田康成が世界各国の「まど」の語源に迫る。窓という言葉の概念がどのように拡張されていったのか、その過程を探る。第5回は本コラムでい…
-
成瀬友梨・猪熊純 窓とシェア/前編
ふたりが考える2つを繋ぐ関係性 「シェア」をテーマにプロジェクトを発表し、注目されている建築家、成瀬友梨・猪熊純へのインタビュー。「シェア」…
-
序章 普通のものを記録することの意味
ディテールを窓から読み解く このホームページでは、今回から「我が国のアルミサッシの変遷」に関する連載を開始する。この内容は、筆者が長年在職し…
-
浜本隆志『「窓」の思想史 日本とヨーロッパの建築表象論』
…スの言葉「文化そのものには優劣はない」 (なんとも刺激的なおことば!) 。垂直志向から水平志向へ―という提言には、希望があふれています。 読…
-
VOL.4 イタリア語におけるfinestra
言語学者 植田康成が世界各国の「まど」の語源に迫る。窓という言葉の概念がどのように拡張されていったのか、その過程を探る。第4回はローマ帝国の…
-
第1回 古典建築のなかの窓【穴編】
日本建築における開口部は「ま」。西洋建築における開口部は「あな」。それでは中国建築における開口部は? 古典から現在まで、日本人が知っているよ…
-
VOL.0 対照語源学からみる諸言語におけるまど
言語学者 植田康成が世界各国の「まど」の語源に迫る。窓という言葉の概念がどのように拡張されていったのか、その過程を探る。本コラム連載開始にあ…
-
VOL.3 英語におけるWindow
言語学者 植田康成が世界各国の「まど」の語源に迫る。窓という言葉の概念がどのように拡張されていったのか、その過程を探る。第3回は日本人にも身…
-
VOL.2 ドイツ語におけるFenster
言語学者 植田康成が世界各国の「まど」の語源に迫る。窓という言葉の概念がどのように拡張されていったのか、その過程を探る。日本語につづく第2回…