-
第2回 奥行きがもたらす生活の深み
…気照明の普及により、窓はその絶対的な象徴性を失うことになり、近代ではより実用的なツールとして発達してきたこともまた事実である。窓という装置は…
-
第2回 恐怖と歓楽、そして劇場として
…ている女性。このような絵画を見たことはないだろうか。中世から近代にかけてパリがヨーロッパの中で強い存在感を持ちながら、市内では様々な事件や革…
-
総論 窓の成り立ち《4》
建築家・内田祥哉氏による若手建築家・研究者のための、「窓」を通じて建築を考える「窓ゼミナール」。カーテンウォールの成り立ちを解説した前回に次…
-
総論 窓の成り立ち《3》
建築家・内田祥哉氏による若手建築家・研究者のための、「窓」を通じて建築を考える「窓ゼミナール」。戦後日本でのサッシの誕生から、ガラスブロック…
-
第3回 往来のための開口部
…術)。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。神奈川県立近代美術館、コペンハーゲン大学、東北芸術工科大学、東京藝術大学、慶應義塾大学等に…
-
写真から窓を考える
…した。距離短いから像は小さかったけど。 ホンマ そういうの、近代建築以降、急になくなったんじゃないですか。暗い場所を作らないから。 塚本 そ…
-
総論 窓の成り立ち《2》
…97年神戸芸術工科大学助教授、2004年教授。建築設計理論や近代建築の保存・再生について研究。八幡浜市立日土小学校の保存・活用に携わる。 8…
-
第10回 トルファン「海より低い砂漠」(後編)
…柱に取って代わられているものもある。本来この土地にはなかった近代的な材料を部分的に取り入れつつも基本形態を変えないのは、このスタイルがいかに…
-
第2回 風景のための開口部
…術)。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。神奈川県立近代美術館、コペンハーゲン大学、東北芸術工科大学、東京藝術大学、慶應義塾大学等に…
-
総論 窓の成り立ち《1》
建築家・内田祥哉氏による、若手建築家・研究者と共に「窓」を通じて建築を考える「窓ゼミナール」。幹事である戸田穣氏による前回の内田祥哉論に続き…
-
第8回 トルファン「海より低い砂漠」(前編)
…本が残っているというが、一つまた一つと捨てられていっている。近代技術は良くも悪くも、色々な方向から集落を変えてゆくのだ。しかし残っているカレ…
-
第1回 光のための開口部
…術)。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。神奈川県立近代美術館、コペンハーゲン大学、東北芸術工科大学、東京藝術大学、慶應義塾大学等に…
-
Ⅲ 窓が増える社会、減る社会─変動期の「窓」問題から考える─
窓の増える社会としての近代 近代とは、窓が増える時代でもありました。人口が増加し生産力が増強されるにつれて、これらを収める建造環境は急激に拡…
-
Ⅱ 「見えない光」と窓
日本における「窓が増える社会」は、明治以降にやってきたと考えられます。ガラス窓が一般住宅に普及し始めるのも、大正・昭和初期からです。この時期…
-
ル・コルビュジエ設計 ラ・ロッシュ邸の窓
…位置していることがわかる。この水平連続窓は、ピロティとともに近代主義的な建築の構えをつくっている。 Maison La Roche Hous…
-
作家・堀江敏幸 夢想の枠としての窓
…のちがいが印象に残っていますね。1970年代以後に建てられた近代建築はべつとして、フランスの窓はたいてい内側に引くかたちで開けます。それは映…
-
藤森照信「穴」
《空飛ぶ泥舟》や《草屋根》、《多治見市モザイクタイルミュージアム》をはじめ、木や土、植物など自然を生かした独創的な建築を手掛けてきた藤森照信…
-
第2回 サヴォワ邸 (フランス・パリ)
…の輝かしい20世紀の到来を建築界で高らかに宣言した人物こそ、近代建築のゴッドファーザー、ル・コルビュジエであった。 しかし産業革命以後の素材…
-
内田祥哉 窓ゼミナール 開講
…。今回はその中から、戸田氏による内田祥哉論をご紹介する。 近代日本建築学の末子 (戸田穣) 「物の組立て方を考える立場から、吾々は『建物の…
-
第8章 出窓・天窓
…くのご愛読に感謝する次第である。 この連載は、拙著『図説 近代から現代の金属製建築部品の変遷 第1巻 開口部関連部品』 (1996、建築技…
-
第7章 雨戸・窓用シャッター・網戸など
…に対応した網戸が開発されている。 この連載は、拙著「図説 近代から現代の金属製建築部品の変遷 第1巻 開口部関連部品」 (1996、 (株…
-
第6章 サッシの断熱性及び気密性の向上
…野:建築構法計画、建築部品・構法の変遷史。主要著書:「図説 近代から現代の金属製建築部品の変遷 第1巻 開口部関連部品」 (1996年、建築…
-
第5章 各種構法用サッシと各種開閉方式
…野:建築構法計画、建築部品・構法の変遷史。主要著書:「図説 近代から現代の金属製建築部品の変遷 第1巻 開口部関連部品」 (1996年、建築…
-
第4章 アルミサッシの多様化と高性能化
…一般のビルの接地階から中小規模の店舗に至るまで、商店の外観は近代化された。 〈サッシ製品の多様化〉 1967年にはPC用のサッシが発売される…
-
第3章 アルミサッシの本格化と普及期へ
…ルサッシはカタログから消えた。 ──この連載は、拙著「図説 近代から現代の金属製建築部品の変遷 第1巻 開口部関連部品」 (1996、 (株…
-
第2章 アルミサッシの導入から本格化へ
…止された(図版3)。 ○初期の本格的使用例押出成型法を使った近代的アルミサッシの最初の本格的使用例は、日本相互銀行(1952、東京・呉服橋、…
-
第1章 アルミサッシの初期の様々な試み
…シの試作研究が行なわれていた。 ──この連載は、拙著「図説 近代から現代の金属製建築部品の変遷 第1巻 開口部関連部品」 (1996年、(株…
-
窓とパッシブ
…れるものも含めて、窓は環境を制御する装置だと考えています。 近代の機能主義は、ある意味では、まず壁をつくり、必要な時に必要な穴を開けて外部と…
-
アトリエ・ワン『コアハウス 板倉の家』
…だと、それを見る自分もなごんだり気持ちよくなるという話です。近代的自我では魚じゃないのだから、魚の気持ち良さなど分かるわけないということにな…
-
原広司 × 五十嵐太郎 窓の概念
…窓がある。 五十嵐 ええっ、そうなんですか。 原 やっぱり、近代建築っていう意味でいうと、ロンシャンの窓は凄かった、凄い窓だと思うんだけど。…
-
序章 普通のものを記録することの意味
…築学科真鍋研究室で、構法計画研究の一環としておこなって来た、近代から現代にかけてのさまざまな建築部品・構法の変遷研究の成果に基づくものである…
-
浜本隆志『「窓」の思想史 日本とヨーロッパの建築表象論』
…主題は日本とヨーロッパの思想の根底にある水平志向と垂直志向。近代建築の高層化、“窓の増殖”化は、かの有名な『バベルの塔』と同じ垂直志向ではな…