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第2回 サヴォワ邸 (フランス・パリ)
建築の革命とは様式の変遷と思われがちだが、実はすべてを材料が決めてきた。木や石といった天然素材から、鉄やガラス、コンクリートといった工業製品…
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能作文徳『Steel House』
世界最大の現代建築の祭典のひとつであるヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展。2016年の日本館のテーマは「en: アート・オブ・ネクサス」。出…
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第1回 パンテオン
驚異のドームに、一筋の光 パンテオン(イタリア・ローマ) 建物には、いくつかの穴が開いている。そのうち私たちが日常生活の中で触れている穴が、…
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内田祥哉 窓ゼミナール 開講
…命—」市ヶ谷出版、2014年「建築家の多様 内田祥哉 研究とデザインと」建築ジャーナル。…
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シリア編
異文化の窓 40年間の調査と軌跡 私のシリア歴は学生時代 (1968) に遡り、騒乱直前 (2010年11月) まで都合7回訪れている。OT…
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パプアニューギニア編
異文化の窓 40年間の調査と軌跡 インドネシアの南西、ニューギニア島の東半分を占めるパプアニューギニアは、ソロモン諸島と同じくエリザベス女王…
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第8章 出窓・天窓
…地で総2階建が増えて単調な外観になりがちな壁面に変化を付けるデザイン上の要求から、出窓の売上は伸びた。 1983年に積水ハウスで、洋風のサン…
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ソロモン諸島編 (下)
異文化の窓 40年間の調査と軌跡 ソロモン諸島編 (上) はこちらから── ソロモン諸島での庶民的な旅は言うまでもなく船で、ひと、荷物、生き…
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第7章 雨戸・窓用シャッター・網戸など
…ンドシャッター」が発売された。折雨戸は各社から発売され、洋風デザインに合わせてアーチ状の欄間サッシと一体化した製品なども登場した。また197…
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ソロモン諸島編 (上)
オーストラリアの北東、インドネシア、パプアニューギニアから東南に連続するソロモン諸島はエリザベス女王を元首とする英連邦の一員で、離島特有の土…
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第3回 チロエ島 カモメが舞う場所
…前の湾に広がるチロエのランドスケープを収めるためだ。 彼らのデザイン手法である、「その土地のランドスケープや体験を踏襲し、通りとその奥に潜む…
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第6章 サッシの断熱性及び気密性の向上
窓のディテールを読み解く 初期の住宅用断熱サッシ 〈二重窓用外付けサッシ〉 既に述べたとおり、ビル用の断熱サッシは1962年に発売されている…
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第2回 バルパライソ ─瞳の奥の楽園─
2回目の今回は、チリ第2の都市バルパライソにおける開口部のあり方について考察してみようと思う。まずはこのバルパライソという街について簡単に説…
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第5章 各種構法用サッシと各種開閉方式
窓のディテールを読み解く 各種構法の専用サッシ <PC版用サッシとKJサッシ> 新しい躯体・仕上構法や規格が出現すると、それに対応した構法が…
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リスボン デザインオフィスの窓
リスボンのシアードと呼ばれる旧市街地にある、デザインオフィスの窓。建物二層分にわたる縦長の窓が連続している。窓辺は吹抜けになっており、中二階…
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第4章 アルミサッシの多様化と高性能化
ディテールを窓から読み解く ビル用高性能サッシ 〈二重サッシ〉 アルミサッシにも高い性能が要求されるようになって、断熱・気密性能向上のための…
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第1回 窓の本棚
…から本ウェブサイトでお届けします。 次回は、o+hによる初回デザイン案をご紹介します。 大西麻貴/Maki Onishi 1983年生まれ…
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第1回 アンデス山脈水平事情
この窓に関するコラムをどう展開していくべきか、少し戸惑っている。というのも柱、床、階段、屋根などなど数ある建築を構成する要素の中で、僕はこれ…
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qp、 柴崎友香、 中山英之 『窓の観察』
アーティスト、小説家、建築家、三者三様の窓の創作がおさめられた本書は、長島明夫が編集発行人をつとめる建築雑誌『建築と日常』の別冊として201…
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第3回 主流のない中国現代建築における窓
…の中国人建築家を取り上げ、中国現代建築において窓がどのようにデザインされているのか、概観しよう。 馬岩松の《オルドス博物館》 まずは、馬岩松…
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第3章 アルミサッシの本格化と普及期へ
ディテールを窓から読み解く アルミサッシの本格化へ ○レディーメードサッシ 我が国で始めて発売されたレディーメードサッシは不二製作所の製品で…
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第2章 アルミサッシの導入から本格化へ
…古河アルミ、神戸製鋼、立花金属(尼崎)の3社のみであった。 デザインと材質の改良 ○上車と下車 1956年、日本軽金属・清水工場社員アパート…
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堀江敏幸『戸惑う窓』
窓の前に立ったとき、ふと浮かんだ感情から内なる宇宙にとびたつエッセイ集。 筆者は初めの章でこう述べます。『窓とはいったいなんだろうか? (中…
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中野正貴『東京窓景』
東京の風景を“窓”越しに捉えたこの写真集は、さまざまな東京の“窓辺”へと私たちを誘い、その部屋の住人だけが目にしている東京の日常風景を見せて…
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第1章 アルミサッシの初期の様々な試み
ディテールを窓から読み解く アルミサッシ以前の建築用アルミニウム スチールサッシに代って登場したアルミサッシは、現代では凡そすべての建築で使…
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第2回 蒐集される門と窓
…つれて複雑化・多様化しており、その結果、明清時代の建築立面のデザインは、それぞれ微妙に異なる装飾がほどこされた細長い戸がならぶ賑やかなものと…
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序章 普通のものを記録することの意味
ディテールを窓から読み解く このホームページでは、今回から「我が国のアルミサッシの変遷」に関する連載を開始する。この内容は、筆者が長年在職し…
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浜本隆志『「窓」の思想史 日本とヨーロッパの建築表象論』
“窓”を切り口に建築から風景・風俗・政治支配にまで及ぶ思想史を探求する一冊。産業史、技術史の具体的な内容をふんだんに盛り込みながら、その根底…
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第1回 古典建築のなかの窓【穴編】
…てこの二種の窓は、中国の建築のなかで、それぞれきわめて独特のデザインや方法によって作られているようである。本稿ではまず、後者の「穴」としての…
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ベルンハルト M. シュミッド 『世界の窓』
写真家である著者が、世界中を訪れ180の窓を写真に収録した「世界の窓」。この一冊でヨーロッパ、アジア、アメリカなどあらゆる国の窓を巡る世界旅…