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東西南北風の吹き抜ける家 林芙美子邸(現・林芙美子記念館)
…るには土間に近い次の間のガラス引き戸が使われた。 山口文象は石本喜久治建築事務所の所員だった1928年に、作家の三宅艶子の家を担当し白いモダ…
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ヴォーリズ建築事務所「駒井家住宅」の窓
…べてみよう。 玄関・ホール 本邸を訪ねると、門から入り飛び石のアプローチの先に、赤煉瓦床の玄関ポーチと、愛らしいアーチ窓をもつ玄関が温かく…
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窓のない建物──その論理と病理
20世紀初頭にあらわれてきた近代建築を特徴づけるひとつの要素に、「大きな窓」の存在がある。すなわち、石や煉瓦による伝統的な西洋建築における小…
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ブルータリズム建築の窓 『日本のブルータリズム建築』発売によせて
…撮っても、黒い影として写るだけである。蒲郡市民体育館(設計:石本建築事務所、1968年)のように、自然光を採り入れるための大きなガラス面が見…
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ドナルド・ジャッドと窓 インテリア、そしてリノベーションをつうじて開口部を考える
…ャリとした軟かな物質が好んで用いられるアンチ・フォーム、土や石の集積、変位、散布等を手段とするアース・ワークの登場である。」峯村敏明『彫刻の…
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その窓は、緩く開いている──マイケル・スノウの映画と建築映画館
「建築映画館2023」という映画上映イベントが2023年2月23日から26日にかけてアンスティチュ・フランセ東京で開催され、全回・全席完売と…
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ジョージア・オキーフの窓 建築史家に訊くニューメキシコの二つの住まい
…ズやサーリネン、ベルトイアの椅子にナバホのラグ、彼女が愛した石、骨、植物の根などのコレクションとアドビが組み合わされ、彼女の作品のようにカラ…
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「WRI session 研究報告会2022」オンライン開催
…会学者) 「近代日本における感染症と微気候をめぐる実践」 黒石 いずみ(建築理論家) 「窓をめぐる生活世界のコロナ考現学」 金野 千恵(建築…
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無窓性、あるいは消える小さな窓—サミュエル・ベケットの世界観
…自由が一瞬おとずれる。たえず自分の上に積み重なるしかない白い石の山を楽しみながら。これが続けば、山は天に届くだろう。月。金星。」 ダンテの天…
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堀江敏幸|気泡に封じ込められた微笑──夏目漱石『硝子戸の中』から
夏目漱石の晩年の作、『硝子戸の中』。「私」は部屋の中から、うつろう日々を見つめつつ、過去の記憶にも思いをめぐらせます。そんな趣深い小品を読み…
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千街晶之|覗く者と覗かれる者 ミステリにおける窓の役割
…で第2回創元推理評論賞受賞。2004年『水面の星座 水底の宝石』で第4回本格ミステリ大賞、第57回日本推理作家協会賞をW受賞。他の著書に『原…
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穂村弘 短歌に詠われた窓たち(後編)
歌人・穂村弘さんが振り返り、考察してゆく、短歌にさまざまに詠われてきた「窓」。古代から現代へとたどってきた前編に引き続き、この後編ではさらに…
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「Cosmo-Eggs | 宇宙の卵」出展作家対談 下道基行 × 能作文徳
…人間のあり方を問い直す。 津波によって海底から陸へ運ばれた巨石「津波石」の映像を発表した下道基行氏、エコロジーを起点に建築を思考する能作文徳…
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穂村弘 短歌に詠われた窓たち(前編)
…さとの山見え来れば 襟を正すも 石川啄木 「啄木の歌に見られるように、近代にあらわれる新しい素材に、汽車の窓…
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窓の建築
…必要があることがわかりました。 その結果、カラーラ産の白大理石を用い、窓をかなり深く埋め込んだリズミカルなファサードができあがりました [p…
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鼎談 イワン・バーン × ホンマタカシ × 塚本由晴 写真の中の窓
…、《荘銀タクト鶴岡》(設計はSANAA+新穂建築設計事務所+石川設計事務所)の撮影に行きました。そのとき、設計事務所の人に設計時のパースの高…
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江口宏志 × 中山英之 mitosaya 薬草園蒸留所 発見から始まるものづくり
…蒸留所には不釣り合いに思えました。 そんなとき、鉄門から続く石垣の片隅に、かわいらしい階段を見つけたんです。もともとは巨大な受水槽に通じる点…
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ゴードン・マッタ=クラークと開口
…の窓がなぜ割れているのかというと、住む場所を失う元の住民が、石を投げたりして新しい建物の窓を割ってしまったからなんですね。 小林 この作品の…
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学校としてのバウハウス、その日本への展開
…ック聖堂の木版画が添えられています。 ゴシック聖堂の建設には石工や彫刻家、壁画家、測量士などの様々な専門家が集い、彼らが実際に集まっていたの…
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安藤桃子 窓を描く監督
…roject- 監督: 『カナリア』松永大司/『ファンキー』石井裕也 『アエイオウ』安藤桃子/『Kuu』平林勇/『Our Birthday』…
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In New York 窓とまなざし
…ーク郊外の山中にあるポンド・エディーのアトリエに拠点を移し、石からレンガを切り出し巨大な窓の彫刻を制作するなど、精力的な活動をおこなっている…
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西沢立衛 中と外をつなげる窓
…といいます。本当はあるのですが、壁が紙や土でできているので、石やレンガで壁をつくってきた彼らからすると、いかにも弱々しい壁だと感じるらしく、…
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作家・堀江敏幸 夢想の枠としての窓
…けさでした。音の消え方に、なんとも言えない特徴があるんです。石造りの建物で、密閉度が高いことも関係しているでしょう。沈黙じたいが石の音として…
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藤森照信「穴」
…から、とても人が暮らすようなところじゃございません。一方、旧石器時代の人は、穴の中や崖のくぼみの中で暮らしておりました(図版4、5)。これは…
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庭園美術館の窓
…ターンを控えめに見せてくれる。そっと浮かび上がるように。大理石のひんやり感や木の暖かさが伝わってくる。 美しい床材も、カーテンを通した光に照…
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窓とパッシブ
…0世紀は人類史のとても特異な時代ですね。 今は、電気やガス・石油などの非常に質の良い、いわゆるハイ・エネルギーをたくさん使って物事を解決する…