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20世紀の住宅と窓をめぐって――「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s–1970s」展キュレーター ケン・タダシ・オオシマ インタビュー
…かを目の当たりにすることができます。ル・コルビュジエもまた、ヨーロッパからアメリカ、そしてインドへと舞台を移しながら、環境に応答する設計を模…
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第三回 ミース・ファン・デル・ローエ 床から天井までの「窓」
…械室、石炭庫、洗濯室、毛皮乾燥室が並ぶ。ちなみに、この建物はヨーロッパではじめて空調を装備した住宅といわれる。 フランク・ロイド・ライトが《…
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トークイベント「Swiss Window Journeys – スイスの窓と建築」レポート 登壇:貝島桃代 × 金野千恵 × 髙濱史子 × 常山未央
…のが、貝島氏が続けていることである。 スイスの窓 続いて、ヨーロッパの窓と日本の窓の違いについて、これまでアトリエ・ワンとして設計してきた…
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コーヒーショップ・インゴット-「ガラスの塊」としての建築
…リスで創業されたガラス製造企業。フランスのサンゴバン社と並ぶヨーロッパを代表するガラス製造企業である。1950年代に、溶融した錫の上に溶融し…
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心の窓 ─《聴竹居》
…ースがある。 サンルーム、ウィンターガーデンといった、藤井がヨーロッパ滞在で目にしたであろうものが、かたちを変えてここに実現されている。どち…
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シルケ・ランゲンベルク
…に、日光を取り入れるのに役立っていました。アッペンツェルは、ヨーロッパで工業化がいち早く進んだ地域のひとつであり、こうした地方農村部はザンク…
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Swiss Window Journeys Architectural Field Notes
貝島桃代氏が主宰する「建築のふるまい学」研究室(スイス連邦工科大学チューリッヒ校)は、ヨーロッパの多様な文化が混じりあうスイスの窓を「農業と…
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第1回 ブラジル建築へのイントロデュサォン
…けるようにもなる。そして、19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパにおいて近代建築運動が起こると、グレゴリー・ワルチャフチク(Grego…
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第4回 ジョアン・フィルゲイラス・リマ(レレ)の通気口:「クレープ紙と銀」の都市を超えて
…みにおけるひとつの到達点といえるだろう。しかし同時に、それがヨーロッパによる植民以前──冒頭で触れたヴェローゾの「トロピカリア」は、ポルトガ…
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第5回 リナ・ボ・バルディの「悪魔の口」:演劇装置としての窓
…Bでは地元のアーティストの作品に加え、サンパウロ美術館所蔵のヨーロッパの名画も紹介され、充実した企画を次々と開催していた。ヴェローゾの自伝『…
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藤森照信|第十回 旧正伝院書院の〈舞良戸〉書院造を成立させる
…たなければならない。それが紙とガラスだった。超高価なガラスはヨーロッパに限られ、中国はじめアジアは紙。その紙も平安時代には、紫式部は『源氏物…
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藤森照信|第七回 臨春閣の〈障子〉内外を連続させる部材
…るか。屋根と深い軒は雨の多い国ならどこにでもあるし、床の間はヨーロッパの暖炉が似ているし、畳は絨毯と起源が共通するし、襖は厚さが中途半端だし…
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第10回 波打つ学校 陳仁和《三信家商波浪大樓》(高雄)編
…、陳仁和が「台湾初の地域主義の建築家」と言われる所以だろう。ヨーロッパから来た神父が住む隣の棟には、街でよく見る花ブロックが積まれ、南部の力…
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藤森照信|第六回 仁和寺金堂の〈蔀〉跳ね上がって消える窓
…くなる。 なんせ、窓を開けると窓が消えるのだ。世界の窓では、ヨーロッパのように内開きの窓の場合、開けても室内側の壁側の左右に張りついているし…
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ザ・プリンス 軽井沢:清家清の窓の素材性
…いう言葉を使います。英語の「WINDOW」は風の目が語源で、ヨーロッパの窓は壁に穿った穴を意味します。しかし清家は日本の「窓」の語源は「間」…
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窓のない建物──その論理と病理
…た10。 とはいえ、当の「近代建築」展で喧伝されることになるヨーロッパ発の「インターナショナル・スタイル」、つまり本稿の冒頭でも述べたような…
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風景の観察から建築が始まる──ヨハンセン・スコブステッド・アーキテクター インタビュー
…Johansen Skovsted Arkitekter)。ヨーロッパで最も長い歴史をもつ野鳥の保護区を一般に公開するためのプロジェクト《テ…
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001 Foligno / Brussels / York
窓研究所が、世界中の窓の瞬間を映像でお届けします。
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002 Utrecht / London / Assisi
窓研究所が、世界中の窓の瞬間を映像でお届けします。
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第8回 鳩小屋の浮かぶ町
…せてレース用の精鋭たちをつくっていく奥深い世界だ。この文化はヨーロッパや中東など世界各地でも長い歴史をもち、イギリスでは王族も参加するほどの…
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窓と建築をめぐる対話
第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展2016において、日本館は「en: アート・オブ・ネクサス」を展示テーマとし、特別表彰を受賞した。…
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窓から建築を考える
東北大学五十嵐太郎研究室による窓学「窓の歴史学」(2007-2009)の研究成果をまとめた書籍。西洋建築、近代建築、日本建築と古今東西に存在…
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WindowScape 2 窓と街並の系譜学
東京工業大学 塚本由晴研究室による窓学「窓と街並の系譜学」(2011-2013)の研究成果をまとめた書籍。『WindowScape 窓のふる…
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ハギオスコープ
中世ヨーロッパのキリスト教会堂建築に多く見られる、壁やピア(柱)の一部を斜めにくり抜いて設けられた小さな開口部。主に感染症を持つ人々や修道士…
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盲目窓
開口部が塞がれた窓。建物の壁面に視覚的な変化をもたらす意匠であり、採光や換気といった窓本来の機能はない。その多くは、17世紀末から19世紀中…
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リクノスコープ
主に中世ヨーロッパの教会において、身廊の側壁の低い位置に設けられた小窓。小規模な教会に多く、ステンドグラスや装飾は用いられなかった。目的につ…
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スキント
中世ヨーロッパのキリスト教会堂建築に多く見られる、壁やピア(柱)の一部を斜めにくり抜いて設けられた小さな開口部。主に感染症を持つ人々や修道士…
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藤森照信|第五回旧閑谷学校講堂の〈火灯窓〉日本らしくない日本の窓
…う。しかし一つだけ例外があり、鎌倉時代、壁の一部に穴をあけたヨーロッパ流の窓が出現している。その名は、 「火灯窓」。 火灯口とも花頭窓とも華…
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ヘルツォーク&ド・ムーロン
…庭の形状が一つ一つ違うのです。これらの中庭には、裏庭のある[ヨーロッパの伝統的な]都市を強く感じさせる雰囲気があり、そのすべてにランドスケー…
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藤森照信|第四回 旧グラバー住宅の〈フランス窓〉インドから日本へとたどり着いた窓
…、柱を立てて梁を架ければそれで建築の構造体は出来上がるから、ヨーロッパなどのように石や煉瓦を積んで壁を作る必要はなかったからだ。壁がなければ…
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和田夏実(東京大学学際情報学府先端表現研究科)「目と手からなる会話空間と建築様式の検討:デフスペースの実験的構築」
…ntrunners(デンマーク)でメディアを専攻するとともにヨーロッパ各国のデフスペースデザインを研究。現在は日本国内でデフスペースデザイン…
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Earth-Shelter Builders and the Codeアース・シェルターの担い手たちと規範
公益財団法人 窓研究所は、カナダ建築センター(Canadian Centre for Architecture)と共同でフェローシップ・プロ…
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オリエル窓
上階に設けられる出窓(ベイウィンドウ)。日照時間の短いイギリスなど、北ヨーロッパの国々で採光のために用いられることが多い。
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EMIアーキテクテン
…や人体寸法から導き出されるべきものだと私たちは考えています。ヨーロッパ各国には伝統的に用いられてきた窓のプロポーションがあり、スイスではフラ…
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第1回 畠山直哉 鏡なのか窓なのか
窓から外を眺めている。外の光景は動きを伴い明るく輝き、自分はただそれに見とれている。窓を挟んで、あちら側にはすべてがあり、こちら側には自分だ…
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トークイベント「Swiss Window Journeys – スイスの窓と建築」を開催
…りのある建築家を招き、アルプスの特異な地形と地理が生み出したヨーロッパの交差点としてのスイスの多様な窓、建築、さらには文化について語り合いた…
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藤森照信|第三回 三田演説館の〈上げ下げ窓〉垂直の方向に動く窓
…今日の窓ガラスが誕生する。 古代ローマも産業革命もなかったヨーロッパ以外では、近代以前の窓にガラスはなかった。 ガラスの代わりに、板か紙を…
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第5回 辺境の小窓 馬祖・後編
…って狭まっている。その姿はまさに「銃眼」を思わせた。銃眼とはヨーロッパの城塞、日本の城郭でも用いられた窓で、外から防御するために開口部を最小…
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藤森照信|第二回擁翠亭の〈十三窓〉茶室がたどり着いた多様なる窓
…とスペインとの交流が初めて始まり、キリスト教が日本に広まり、ヨーロッパの文明と芸術が日本の人々に強い刺激を与えているさなか。政治と経済と文化…
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クリスト&ガンテンバイン
…の点において、チューリッヒ大学病院は、特殊なケースです。他のヨーロッパ諸国では医療費が高騰しており、都市部の病院ではなく郊外の大規模な病院施…
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藤森照信|第一回 平野家住宅の〈ガラス戸〉光を通す魔法の障子がやってきた
…点から以後日本中に広がってゆく。まず一歩目は、明治の新政府がヨーロッパを範にして新築した公官庁や工場や兵舎や学校や銀行の建築にガラス窓がはめ…
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ジャパン・ハウス ロンドンにて『Windowology: New Architectural Views from Japan 窓学 窓は文明であり、文化である』展を開催
公益財団法人窓研究所は、ジャパン・ハウス ロンドンにて『Windowology: New Architectural Views from …
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ジャパン・ハウス 巡回企画展 Windowology: New Architectural Views from Japan 窓学 窓は文明であり、文化である (ジャパン・ハウス ロンドン)
2021年12月1日(水)- 2022年4月10日(日) ジャパン・ハウス ロンドン 地下ギャラリー/ 地上階ショーウィンドウ・展…
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ジャン・プルーヴェの窓 #2──プルーヴェ自邸の窓
「プルーヴェ自邸」は過去に手掛けたプロジェクトの余りものを寄せ集めてつくられた興味深い事例である。連載「ジャン・プルーヴェの窓」の第2回目で…
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ジャン・プルーヴェの窓 #1──ディテールに宿る4つの構築的特徴
金物職人として自身のアトリエを立ち上げながら、ル・コルビュジエをはじめとした先進的な建築家との協働を通して、自身もモダニズムを先導する建築家…
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特設ウェブサイト「Windowology Exhibitions Archive」公開
窓研究所が企画し、現在世界3拠点を巡回中の「窓学」についての展覧会にまつわる情報をアーカイブしていく特設ウェブサイト「Windowology…
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ペーター・メルクリ
スイスを代表する建築家・ペーター・メルクリは、師である建築家ルドルフ・オルジアティとの出会いをきっかけにそのキャリアをスタートさせ、1978…
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無窓性、あるいは消える小さな窓—サミュエル・ベケットの世界観
…者ジャック・ル・ゴッフ『煉獄の誕生』によれば煉獄は12世紀のヨーロッパに誕生し、14世紀初頭に書かれたダンテの『神曲』によって詩的に完成され…