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横溝静|Today/Yesterday #2
ロンドン在住のアーティスト、横溝静さんによる連載。日常が大きく変わりゆくなか、窓辺にさりげなく広がる日々の景色を写真とテキストで綴ります。2…
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ホンマタカシがとらえたル・コルビュジエの視線 カナダ建築センター展示インタビュー
…年から2018年の間、ホンマは写真の研究活動を行うかたわらでヨーロッパ、アジア地域を重点的に訪問し、数多のル・コルビュジエ建築を撮影。写真を…
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ジョン・A・カミナダ
スイス東部グラウビュンデン州の豊かな渓谷に抱かれた小さな集落、フリン。この地域独特の風景をかたちづくるのが「シュトリックバウ」と呼ばれる伝統…
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リチャード・マグワイア『Here』: “すべては移ろいゆく”ということ
…いましたが、そうした年月も歴史の中の長い目で見れば一瞬です。ヨーロッパからの入植者が来る1万年も前から、アメリカ先住民はこの場所に住んでいた…
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マリオ・ボッタ
…コミュニティで暮らしてゆくための手段のはずで、そしてそれこそヨーロッパ文化が教えてくれることではないのでしょうか。 ──ところで、一連の住宅…
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奥山由之インタビュー不透明な窓から描き出す東京のひとびと
… ──確かに窓の研究でも、窓が連続しており街並が確立しているヨーロッパと異なって、東京はルールが見出しづらく考察が難しいという話を思い出しま…
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Gigon / Guyer(ギゴン/グイヤー)
…窓について語っています。 第二次世界大戦の戦後復興期に入ったヨーロッパでは、それこそ立面を近代建築の諸原則に従わせるべきか否かを巡って侃々諤…
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窓の建築
建築家ヴィットリオ・マニャーゴ・ランプニャーニ(1951-)は設計活動のみならず、建築理論や建築史の分野においても、これまで多くの著述を通じ…
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鼎談 イワン・バーン × ホンマタカシ × 塚本由晴 写真の中の窓
…くり窓を設けているさまは、やはりとても感動的です。 五十嵐 ヨーロッパからアジア、アフリカ、南米、世界中を一気に駆け巡ったような気分です。イ…
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塩田千春 窓に滲む生活感や匂いが作品に力を与える
ベルリンを拠点に精力的に制作活動を展開するアーティストの塩田千春氏。大量の糸で空間を編み上げる大規模なインスタレーションをはじめ、衣服やベッ…
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ジャパン・ハウス 巡回企画展 Windowology: New Architectural Views from Japan 窓学 窓は文明であり、文化である
…察します。 柱と梁によって建造が成立する伝統的な日本建築は、ヨーロッパに煉瓦とモルタルで作られる家と異なり、間仕切りを横にずらすことで開口部…
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第5回 北イタリア・モデナの“伝統的な”バルサミコ酢
ぶどうから造られる果実酢で、イタリア料理には欠かせない調味料、バルサミコ酢。北イタリアの都市モデナでは中世より貴族や皇帝の間で疲労回復や消化…
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アルヴァロ・シザ設計 ラウンジの窓
ポルトにあるアルヴァロ・シザ設計のラウンジの窓。外側は大西洋を望む岩場に面し、低い軒が取り囲んでいる。室内にはソファーセットが並び、長手側の…
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窓─ 建築と共生の境界
…境に対する考えが反映されていることがわかります。デンマークはヨーロッパの北に位置しており、気候にはあまり恵まれていません。それもありデンマー…
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第4回 ボルミダ渓谷・段々畑の赤ワイン
イタリア北西部のジェノバから車を走らせて2時間程度、ピエモンテ州の南部にボルミダ渓谷は位置している。渓谷は400~800mと標高が高いため、…
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エドウィン・ラッチェンス設計 大広間の窓
ロンドン郊外、サリーにあるエドウィン・ラッチェンスが設計した住宅の大広間の窓。アーチで室化された炉隅の中の三方向にフィックス窓が開けられてい…
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エドウィン・ラッチェンス設計 食堂の窓
ロンドン郊外、サリーにあるエドウィン・ラッチェンスが設計した住宅の食堂の窓。台形平面のベイ・ウィンドウの反復によって大きな開口部がつくられて…
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ブダペスト カフェの窓
ハンガリー、ブダペストにあるカフェの窓。ネオロマネスク様式で2連アーチになっている。テーブルセットが窓辺に置かれている。 Halaszbas…
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ゴードン・マッタ=クラークと開口
…しているので、それは大きいと思いますね。70年代後半になるとヨーロッパでの展覧会に呼ばれて活動場所は広がりますが、それ以前の彼のプロジェクト…
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チャールズ・レニー・マッキントッシュ設計《ヒルハウス》リビングルームの出窓
イギリスのグラスゴーにあるチャールズ・レニー・マッキントッシュ設計による《ヒルハウス》(1903)のリビングルームの出窓。ソファと小さな本棚…
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学校としてのバウハウス、その日本への展開
…筋コンクリート造の非構造部材にレンガを充填することは、今でもヨーロッパでは普通に行われているのではないでしょうか。ただ、興味深いのはデッサウ…
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第3回 ジベッロ村の生ハム・クラテッロ
11月頭、パルマから北に車を走らせジベッロ村を目指す。旧市街地を抜けると畑とポツポツと立ち並ぶ民家が見えてくる。さらに車を北に進めると、急に…
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チャールズ・レニー・マッキントッシュ設計 ダイニングルームの窓
イギリスのグラスゴーにあるチャールズ・レニー・マッキントッシュ設計による≪芸術愛好家のための家≫のダイニングルームの窓。弓型の縦長の掃き出し…
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アメリカ編 (下)
…、3代目の成功した人たちは、より壮麗な家を建てるようになり、ヨーロッパ的様式建築の住宅版がドリームの証となった。馬車で到着し、階段を上がり、…
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窓─「開口部」から「装置」へ
…てたものですね。 はい。19世紀は産業革命が起き、少なくともヨーロッパにおいては、建築という分野が深く変わりはじめた時期といえます。水道やガ…
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アルヴァロ・シザ設計 大学図書館の窓
アヴェイロにあるアルヴァロ・シザ設計の大学図書館の窓。閲覧スペースにある横長のフィックス窓で、外側には各階にまたがって景色を切り取るもうひと…
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アメリカ編 (中)
…初期の小さな家から、次第に大きな家を建てるようになり、やがてヨーロッパの建築様式を住宅に体現した立派な家へとなっていった。 ダッチドアとフレ…
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塚本由晴 窓のふるまい学/後編
…際の設計に活かされているのだろう。アトリエ・ワンの手がけた、ヨーロッパと中東での最新のプロジェクト《ミュンヘンの学生寮》、《ムハラクのリサー…
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「FREESPACE」を窓から覗く PART 2
アルセナーレ会場 ROZANA MONTIEL ESTUDIO DE ARQUITECTURA メキシコを拠点とするロザナ・モンティエルにと…
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第2回 トレンティーノの貴腐ワイン
ミラノから東に車を走らせ、ヴェローナを北に抜けると、イタリアで一番大きな湖であるガルダ湖が見えてくる。さらに湖沿いを北へ走り続けるとトレンテ…
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ル・コルビュジエ設計 ラ・ロッシュ邸の窓
ル・コルビュジエ設計の≪ラ・ロッシュ邸≫(1925)の窓。ギャラリー室内にカーブした斜路の上部に、同じくカーブのかかった水平連続窓が設けられ…
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「FREESPACE」を窓から覗く PART 1
…て大きすぎたり、小さすぎたりする。 通気よりも断熱を優先するヨーロッパでは、引違い窓よりも気密性が高い「ドレーキップ窓(下向きのハンドルを1…
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アメリカ編 (上)
アメリカン・ハウスと言うと、ヨーロッパの様式を取り入れた木造住宅、という感じが一般的である。しかし、実際には、ヨーロッパ各地から移住してきた…
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ロンドン レストランの窓
ロンドンにあるレストランの窓。鉄道高架の下部構造である厚い壁に開けられたアルコーブにテーブルセットが置かれ、川を眺めることのできる窓辺の客席…
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チャールズ・レニー・マッキントッシュ設計 レストランの窓
グラスゴーにあるチャールズ・レニー・マッキントッシュ設計による≪芸術愛好家のための家≫のレストランの窓。半円に満たない形の薄い大きなアーチに…
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第1回 ヴェッサーリコ村のニンニクの窓
さんさんと降り注ぐ太陽の下で育てられるレモン、カビを生やすことで芳醇な風味に熟成される生ハム、風通しのよいパーゴラの下で育てられる葡萄からつ…
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窓は哲学的な問題である
小渕祐介氏による連続インタビューの最終回は、ハーバード大学、クーパー・ユニオンの教授であり、世界的な建築批評家であるジェフリー・キプニス氏。…
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建築の民族誌/後編
…ているところに戸を入れよう、という観点から窓が始まりました。ヨーロッパでは、壁で家がつくられているので、お金があれば窓をつけるという装飾品の…
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In New York 窓とまなざし
…。ニューヨークの窓に特徴はあるんですか。 郷津 きっと初めはヨーロッパの職人がつくったと思うんですよ。だから建築学的なスタイルはあると思いま…
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空間を生かすも殺すも窓次第
…がHUGO BOSSで買っても身体に合わないんです。私の体はヨーロッパの標準ではないので。 ディアス・アロンソ 合わないよね。残念だけど、私…
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建築の民族誌/前編
…自然災害が起こり、難民問題が取り沙汰されたり、バルカン半島やヨーロッパでは情勢が大きく変化したりといった、民族や社会国家の再編に向けた動きも…
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西沢立衛 中と外をつなげる窓
…壁がつくる境界は単純で、その一枚で外と内が分かれます。これはヨーロッパの建物に多く見られます。一方、屋根がつくる境界は何重かになっており、外…
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第3回 マニアの目から見たグラスハウス
…巻き起こっており、1762 年に建設されたこのパゴダは、当時ヨーロッパ最大級の中国式建築であった。注目すべき点は、一見、中国風の意匠であるの…
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ウィーン 本屋の窓
ウィーンにある本屋の窓。厚い壁の中に本や雑貨などが収められており、外側の窓台にも本が陳列されている。 内部の窓台は外部の人に対するショーケー…
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第3回 華やいだ通りの情景
…の上では華やかさや楽しい雰囲気が増していく。パリを始めとするヨーロッパの街で見ることができるこの季節の特色である。街全体に広がる華やいだ雰囲…
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なぜこの先生は熱貫流率や雨漏りについて聞いてくるのだろう?
…ためのものなのでしょうか? ザエラ=ポロ いや、 少なくともヨーロッパでは、必ずしもそうではないと思います。イギリスの建設業界と仕事をしてい…
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イワン・バーン《窓》を写すこと
アジアからアフリカまで世界各地で撮影を行なう建築写真家、イワン・バーン氏。昨年度のYKK AP窓学10周年記念「窓学国際会議」では、塚本由晴…
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第5回 「窓をつくることで見える世界」から考えること
慶應義塾大学SFC小林博人研究会による連載「窓をつくることから学ぶ」。全5回にわたり、東北からアジア、ヨーロッパ、アフリカまで、多様な場所で…