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東西南北風の吹き抜ける家 林芙美子邸(現・林芙美子記念館)
…など、肌で感じる仕上げにこだわった。この住まいを見ていると、身体性というものは寸法ばかりでなく、材料の触感や空気の流れに深く関わっていること…
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スクリーンタイム
…うした写真は、観る者にスクリーンを取り巻く空間、部屋、および身体について考えさせ、「スクリーンタイム」という概念がもはや受動的な受信ではなく…
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無窓性、あるいは消える小さな窓—サミュエル・ベケットの世界観
…もそも魂に記憶と想像力はあるのだろうか? スピノザは「精神は身体の持続する間だけしか物を表象したり過去の事柄を想起したりすることができない」…
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堀江敏幸|気泡に封じ込められた微笑──夏目漱石『硝子戸の中』から
…瘍に見舞われながら、6月から9月まで『道草』を連載している。身体は着実に蝕まれていった。残されている命は、あと一年と少々しかない。 そんな予…
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「Cosmo-Eggs | 宇宙の卵」出展作家対談 下道基行 × 能作文徳
…、ともあります。 下道 安野君とここに来たときに「何か新しい身体感覚を生む家だね」という話をした。何かを失うことで、何かが生まれる。この家は…
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鼎談 イワン・バーン × ホンマタカシ × 塚本由晴 写真の中の窓
…間を数えたり。そのとき、写真が機械の中で起こることではなく、身体を伴った行為として感じられたんです。スマートフォンで誰でも簡単に写真が撮れる…
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ゴードン・マッタ=クラークと開口
…ぎりぎりの所に立って見下ろしたり、見上げたりして遊んだりと、身体的に介入できるものにもなっていて、その両方を成し得てしまうというところです。…
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スペインが生んだ奇才、サルバドール・ダリが描く窓
…の聖母はダリの妻のガラがモデルとなっています。 ──聖母子の身体の中心に大小の四角い空洞が設けられていて、窓のようですね。この作品にはポルト…
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作家・堀江敏幸 夢想の枠としての窓
…正後の版を定本としたい。けれど、ひとりの読者としては、自分が身体に染み込ませた版の日本語を大事にしたい。読み手はだれしも、最初に読んだ本に対…
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あるデザイナーの肖像記憶を切り取る象徴 あるいは表象の出入口
…せていた。 彼女は、訪れる先々の工場で、平均よりも小さいその身体からは想像もできないほどに大きな声で挨拶をする。私が見たことのない表情と聞き…
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中村拓志 窓と愛着 自作を通した窓の試行を訊ねる
…ね。同時に、触れるところでもあるわけです。僕は、建築と木との身体的なかかわり方というのをずっと大事に設計してきましたけど、そういう観点からい…
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窓とパッシブ
…す。デザインツールを駆使しながら、そこから漏れる地域の特性や身体感覚も含めて、設計をしていますが、そこはいつも難しいというか、面白い所ですね…
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成瀬友梨・猪熊純 窓とシェア/前編
…全部一体的に感じ取れることが好きというか。本能的なというか、身体的な喜びとして、気持ちのいい時はあそこ全開にしようっていうその気持ち良さも好…