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Gigon / Guyer(ギゴン/グイヤー)
…しっかり断熱して省エネを図るという意識が根づきました。また、ガラスとサッシュの技術開発もここ数十年で一挙に進みました。二重(ダブル)ガラスが…
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滝口悠生|第2回 サジヤ(渋谷・神山町)
…うって思った」と池上さんが教えてくれた。 木の枠で縁取られたガラス窓は外から見るより店内から見た方が大きく感じた。下辺は思いのほか床に近い低…
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穂村弘 短歌に詠われた窓たち(前編)
…な変化が起こるのは近代になってからのことである。 朝な夕なガラスの窓によこたはる上野の森は見れど飽かぬかも 正岡子規 朝となく夕と…
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窓の建築
…練させることに興味があります。 注意深く見てみると、トリプルガラスのアルミサッシの色など、これらの窓に小さな差異があることがわかるでしょう。…
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鼎談 イワン・バーン × ホンマタカシ × 塚本由晴 写真の中の窓
…代美術館です[pict_01]。大きな出窓が多数あり、外部のガラス面は街全体をさまざまなかたちで映し出しています。 私はヘルツォーク・ド・ム…
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塩田千春 窓に滲む生活感や匂いが作品に力を与える
ベルリンを拠点に精力的に制作活動を展開するアーティストの塩田千春氏。大量の糸で空間を編み上げる大規模なインスタレーションをはじめ、衣服やベッ…
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滝口悠生|第1回 岸辺幼稚園
窓からのぞく部屋の様子、窓から外を眺めると見える景色、移りゆく車窓の風景。人の生活に曖昧な境界線として存在し続ける窓は、当たり前のようにそこ…
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ジャパン・ハウス 巡回企画展 Windowology: New Architectural Views from Japan 窓学 窓は文明であり、文化である
…トリートに面していることに注目し、窓とその周囲のほか、室内のガラス空間に、カメラによる映像、鏡、枠を用いたインスタレーションを制作します。街…
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Ch.2 フレーム―視覚的な装置、あるいはトロンプ・ルイユ(だまし絵)としての窓
…のかかった景色を昼夜24時間の変化とともに表している。艶消しガラスの後ろに流れるアニメーション動画に風にそよぐ木の枝や金網のフェンスの影が映…
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Vol.4 住宅の窓の記憶
…ルの鳴き声が騒がしいほどに聞こえる。ある日から台所のモザイクガラスの窓にヤモリが来るようになった。台所の光に集まる虫を食べに来ているようだが…
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第28回 イラン・マースーレ編「ずれる窓」
…もバラバラな木枠の窓が表情豊かに嵌め込まれている。八角形の色ガラス、日本の唐破風(からはふ)を思わせる曲線、浮き彫りの板窓など、そのデザイン…
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Vol.3 曇りガラスの窓の記憶
…、記憶だけを頼りに手書きで記述してもらった。 第三回は「曇りガラスの窓」の記憶。 光が直進せずに表面で散乱する曇りガラスは、視線を遮り、 淡…
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江口宏志 × 中山英之 mitosaya 薬草園蒸留所 発見から始まるものづくり
…そこには薬草園が広がっていて、蒸留工場に転用する建物と二棟のガラスの温室がその先に見えました。 この方向から見た建物は本来なら側面にあたる…
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Vol.1 校舎の窓の記憶
…友達の横を通り、時が止まったかのように教室は静かになった。窓ガラスは割れ、数日後取り換えられた。そこからの景色は最高だった。 ・ 秋の夕暮れ…
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Ch.2 象徴と写実
…35年8月 レンズの助けを借りたことで、出来上がった写真に、ガラスの四角は、200ほど確認できるだろう」6 このように記したタルボットは、彼…
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第4回 ボルミダ渓谷・段々畑の赤ワイン
イタリア北西部のジェノバから車を走らせて2時間程度、ピエモンテ州の南部にボルミダ渓谷は位置している。渓谷は400~800mと標高が高いため、…
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Ch.1 アトリエから見るアーティストの内面
…、逃げ出すための出口にも、逃げ込むための入口にも取れる。窓のガラス部分の不透明性はアーティストや鑑賞者に、その中もしくはその奥に広がるイメー…
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6a architects トム・エマーソン 自然史の中の建築
…センチの断熱材が入っています。屋根も床も同様です。 窓は三層ガラスの極めて高性能なもので、換気シャッターも断熱されています。こうして壁、屋根…
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矢部屋許斐本家/茶問屋の窓
…した葉っぱの不良を、均一な光量で審査し品質を保証するために、ガラスの引き違い戸の外に、上から安定した光を取り込むための覆いがつき、光が乱反射…
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JRA 日高育成牧場/馬場の窓
…走路に敷かれたウッドチップから出る埃を排出している。北側にはガラスの引き違い窓がついており、冬場に風が入らないようになっている。南側にはガラ…
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ゴードン・マッタ=クラークと開口
…部の展示スペースの窓もあります。それらは全部同じように窓枠にガラスがはまっていて、同じような見え方をしている。でもそれが担っている役割という…
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ジョセフ・アルバースとバウハウス ガラス作品からパブリックワークまで
代表作〈正方形讃歌〉で知られる画家、ジョセフ・アルバース。ドイツ生まれの彼は、アメリカに渡り油彩を始めるまで、バウハウスに長く在籍し数多くの…
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学校としてのバウハウス、その日本への展開
…れぞれに異なる外観が与えられています。工房棟はフラットな全面ガラス、アトリエ棟は規則正しく並ぶ窓とテラス、職能学校棟は連続する水平窓。これら…
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第24回 イラン・東ギーラーン編「家を“置く”」(後編)
東ギーラーンの村、Kachalamでは、ある男性が初対面にもかかわらず車で村を案内してくれた。途中、ひときわ古さの目立つ一軒の家を発見した。…
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武工房/竹細工と窓
愛媛県内子町にある築約140年の竹細工の工房。狭い間口をできるだけ大きく開くために、雨戸は庇の下にしまえる蔀戸になっている。昼は蔀戸を跳ね上…
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第3回 ジベッロ村の生ハム・クラテッロ
11月頭、パルマから北に車を走らせジベッロ村を目指す。旧市街地を抜けると畑とポツポツと立ち並ぶ民家が見えてくる。さらに車を北に進めると、急に…
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Adobe ウィンドウズ
『超芸術トマソン』の英訳者が窓目線で綴る路上観察記。いつもとは別の角度から街を見ると、新しい発見がある。意図せぬ動機から生まれた「窓芸術」の…
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アメリカ編 (下)
さまざまな様式の展開 アメリカ各地で、豊かになって来た人たちが、ジョージアン、フェデラル、グリーク・リバイバル、ゴシック・リバイバル、ヴィク…
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肥後屋/鯛味噌店の窓
広島県鞆の浦にある鯛味噌の専門店。主屋に付属する庇部分には引き違いのガラス戸が反復し、小上がりになった畳敷きの店内には棚をかねたカウンターが…
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窓─「開口部」から「装置」へ
…形出窓)、上げ下げ窓、格子窓、エアフロー・ウィンドウ(二重のガラスのあいだに空気層をもつ窓)、スマート・ウィンドウ(液晶を組み込むことで自動…
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第6回 老子が残した窓の格言
…種々の装飾がほどこされているし、外部空間とは木製のサッシュとガラス窓によって区切られているほどに成熟している。いずれにしても、こうした穴居で…
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「FREESPACE」を窓から覗く PART 3
…とを目的としており、元・修道院を拠点にしている。2012年にガラスに関する作品のための展示スペースル・スタンツェ・デル・ヴェトロがオープンし…
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アメリカ編 (中)
フランス、ドイツの伝統 毛皮取引でケベックに入っていたフランス系の人たちは、ミシシッピー川沿に南下して、ニューオリンズまでのルイジアナに入植…
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塚本由晴 窓のふるまい学/前編
…験なわけだから、建築の質に関わるのではないかと。一般的には「ガラスが汚れている」だけのことですが、光をためた感じになっているのは、建築で起こ…
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「FREESPACE」を窓から覗く PART 2
アルセナーレ会場 ROZANA MONTIEL ESTUDIO DE ARQUITECTURA メキシコを拠点とするロザナ・モンティエルにと…
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第2回 トレンティーノの貴腐ワイン
ミラノから東に車を走らせ、ヴェローナを北に抜けると、イタリアで一番大きな湖であるガルダ湖が見えてくる。さらに湖沿いを北へ走り続けるとトレンテ…
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「FREESPACE」を窓から覗く PART 1
…ているため、窓とはいえ、外を見るためのものではなく、半透明のガラスがはまっていることで、窓そのものというよりも、壁から切り取られた部分のスケ…
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アメリカ編 (上)
…、居間、寝室を兼ねた一室が新たな天地での勤勉な生活を支えた。ガラスが貴重であったこの時代、窓は小さく、ひし形格子にしてわずかな自然光しか入ら…
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安藤桃子 窓を描く監督
…フレームがあり、空青が切り取られています。海の青。波の白。窓ガラスが張られていない、野外の窓です。 ──窓枠がフレーミングの役割を果たしてい…
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第5回 国際門窓城へ
…博物館は木や石、瑠璃でつくられた古い門窓にはじまり、近現代のガラス窓などを展示している。このコラムの第一回 (「古典建築のなかの窓」) と第…
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窓学展巡回展@大阪市立大学
…に並べられていたのに対し、本会場では、複雑に入り組んだ外壁のガラス面を活かし、ガラス面と平行になるように什器を配置した。7つの研究展示を紹介…
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第1回 ヴェッサーリコ村のニンニクの窓
…のルーバーのついた換気用の窓(ガラリ窓)、上部にははめ殺しのガラス窓が連続する。 上下内倒し式のガラリ窓は、南方のリグーリア海から山間に向か…
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窓は哲学的な問題である
…戻ると、デジタルテクノロジーは、孔の開け方を見つけたけれど、ガラスの嵌め方をまだ見つけられていないので、窓の問題を解決できていないと言えます…
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スペインが生んだ奇才、サルバドール・ダリが描く窓
2016年9月14日~12月12日、国立新美術館にてサルバドール・ダリの回顧展「ダリ展」が開催されている。約250点を展示する会場をめぐると…
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空間を生かすも殺すも窓次第
南カリフォルニア建築大学(SCI-Arc)のディレクターであり建築家のヘルナン・ディアス・アロンソ氏。ガラスと窓の使い方を見れば、そこからさ…
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藤屋/土産物店の窓
長野県奈良井にある1830 年頃に建てられた町家。道路側の開口部の上部ははね上げ式の蔀戸、下部は柱の溝に沿って上部にスライドする板戸とガラス…
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テクノロジーの裏にある建築的意志
…:ライザー) ドバイではどんなオフィスビルであれ、基本的にガラスカーテンウォールという、現地の気候では非常に大きな環境負荷のある構法で外皮…
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西沢立衛 中と外をつなげる窓
…西沢 特に意識はしていないですね。『豊島美術館』の開口部にはガラスが入っていないので、レクチャーでは「穴」と呼ぶことが多いかもしれません。た…