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最終回 窓からのぞいたアジア
…いたといえよう。 また周囲に木材の少ない村では、窓こそが外部文化の流入する特異点になる。東チベットのラルン・ガル・ゴンパはまさにその現代版で…
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ペーター・メルクリ
…めて注目し調査を行ってきましたが、同じスイス国内でも地理的・文化的条件によって、その形態は種々様々であることが分かってきました。気候条件の違…
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第34回 イスラエル・エルサレム編 「聖地の生活」
飛行機の窓から、ミルク色の大地が見えた。中国から西へ西へと向かって来たこの旅。エジプトから少し空を飛び、最後の目的地であるイスラエルに向かっ…
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横溝静|Today/Yesterday #2
ロンドン在住のアーティスト、横溝静さんによる連載。日常が大きく変わりゆくなか、窓辺にさりげなく広がる日々の景色を写真とテキストで綴ります。2…
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ジョン・A・カミナダ
…し、地元産の建築材料を使用する。それは消失の危機に瀕する建築文化を現在につなごうとする試みでもある。 時代の変化にさらされるスイスの集落にお…
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横溝静|Today/Yesterday #1
…の中心からは少し距離を置いたところにいる。移民も多く、人種や文化が混在する刺激的なイギリスのアート・シーンだが、アートは創造するクリエーター…
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第33回 エジプト・ナイル編 「ナイルを駆け抜ける」
カイロを数日歩き回った後、エジプト最南部のアスワンに飛んだ。ここから知人、そしてドライバーと共に、ナイル川沿いを10日間ほど、カイロに向けて…
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マリオ・ボッタ
…現の仕方はいろいろあると思いますが、私はこうした祖型を現代の文化のなかで守ってゆきたいですね。 ──手元の雑誌『a+u』臨時増刊号『マリオ・…
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ドレーキップ窓
…ものに内包されている意味を抽出し再定義することで、多様な生活文化や新しい習慣を作り出す「窓」の鍵となるものを探す。 windowproduc…
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横すべり出し窓
…ものに内包されている意味を抽出し再定義することで、多様な生活文化や新しい習慣を作り出す「窓」の鍵となるものを探す。 windowproduc…
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第32回 エジプト・カイロ編(2) 「アーチに向かう」
のちにカイロの原型となる都市「アル・カーヒラ」がつくられる10世紀以前、その少し南の方に「フスタート」という都市があった。今ではオールド・カ…
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窓の短編映画 “柱都”
movie “A City of Columns” 柱間装置とは柱と柱の間に取り付けられる建築の部位すべてのことをさす文化財用語である。具体…
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縦すべり出し窓
…ものに内包されている意味を抽出し再定義することで、多様な生活文化や新しい習慣を作り出す「窓」の鍵となるものを探す。 windowproduc…
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第31回 エジプト・カイロ編「複合する街」
ヨルダンから飛行機に乗って、エジプトのカイロに来た。はじめてのアフリカ大陸だ。たいていの首都はそうなのだろうが、特にカイロは人が多い。宿から…
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Gigon / Guyer(ギゴン/グイヤー)
ル・コルビュジエやマリオ・ボッタ、ピーター・ズントーなどの多くの建築家を輩出し、豊かな自然と文化的多様性のなかで独自の建築文化を発展させてき…
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滝口悠生|第2回 サジヤ(渋谷・神山町)
…窓との関係が気になり、滝口さんと訪問しました。 渋谷駅から文化村通りをあがってきて、東急を左手に見ながらそこから細くなる道をさらに奥に行く…
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電動窓
…ものに内包されている意味を抽出し再定義することで、多様な生活文化や新しい習慣を作り出す「窓」の鍵となるものを探す。 windowproduc…
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高所用窓
…ものに内包されている意味を抽出し再定義することで、多様な生活文化や新しい習慣を作り出す「窓」の鍵となるものを探す。 windowproduc…
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第30回 ヨルダン・ペトラ編「大地を直感する」
旅行中、いろいろな国でいくつも遺跡を見てきた。それらは我々の現代の生活からかけ離れたもののようではあるが、遺跡をつくった人もおそらく自分と大…
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第29回 イラン・エスファハン編「宗教と街」
イランは初めて訪れたイスラム国家だったから、少なからぬカルチャーショックを受けた。通りを歩く人の多くが男性で、バスは男女で席が分かれている。…
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第28回 イラン・マースーレ編「ずれる窓」
…さらに窓を構成する材料が調達できない地域では、窓こそが外部の文化が流入するひとつのきっかけとなるだろう。この村も刃物の生産で栄えた歴史があり…
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両開き窓
…ものに内包されている意味を抽出し再定義することで、多様な生活文化や新しい習慣を作り出す「窓」の鍵となるものを探す。 windowproduc…
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第27回 イラン・ヤズド編「砂漠で呼吸する」
イラン北部から南へ向かうバスは、例のごとく砂漠によって形作られた異星的風景を横切って進んでいく。イランでは「異星」を通り過ぎないと次の街へた…
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Ch.2 象徴と写実
…れない幾つもの要素によって支えられているものでもある。それは文化的な理由(タルボットは写真の性質にまつわる理論的含意を期待しすぎるあまり、そ…
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第26回 イラン タフテ・ソレイマーン編「囲うことから」
イラン北西部・ザンジャーンから相乗りの格安タクシーに乗り込み、古代遺跡、タフテ・ソレイマーンを目指す。タフテ・ソレイマーンは巨大な火口湖を中…
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窓─ 建築と共生の境界
…。公的な場で私的な事情を出すことが良しとされる、という珍しい文化が根付いています。同じヨーロッパでも、私の住むベルギーやオランダとなると、事…
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上げ下げ窓
…ものに内包されている意味を抽出し再定義することで、多様な生活文化や新しい習慣を作り出す「窓」の鍵となるものを探す。 windowproduc…
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引違い窓
…ものに内包されている意味を抽出し再定義することで、多様な生活文化や新しい習慣を作り出す「窓」の鍵となるものを探す。 windowproduc…
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第25回 イラン・タブリーズ編「都市はバザール」
バスの窓からは、初めて見る景色が続いていた。赤と白の縞模様でなめらかな山、削られたばかりの鋭い真っ赤な山、連続する紫色の大地。ここは確かに地…
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6a architects トム・エマーソン 自然史の中の建築
…ジは伝統的に、すでにある自然の風景を尊重するランドスケープの文化が根付いた土地なので、建築を風景の一部のように見せることが重要でした。 そこ…
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第24回 イラン・東ギーラーン編「家を“置く”」(後編)
東ギーラーンの村、Kachalamでは、ある男性が初対面にもかかわらず車で村を案内してくれた。途中、ひときわ古さの目立つ一軒の家を発見した。…
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第23回 イラン・東ギーラーン編「家を“置く”」(前編)
実際に訪れる前、イランは私にとって未知の国であった。抱いていたイメージといえば、荒涼とした砂漠の中に古代の遺跡が点在するといった漠然としたも…
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第6回 老子が残した窓の格言
日本建築における開口部は「ま」。西洋建築における開口部は「あな」。それでは中国建築における開口部は? 古典から現在まで、日本人が知っているよ…
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「FREESPACE」を窓から覗く PART 3
…爵が設立したジョルジョ・チーニ財団は、この島を復興・修復し、文化的な拠点とすることを目的としており、元・修道院を拠点にしている。2012年に…
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塚本由晴 窓のふるまい学/前編
…に発注する。その多くは東京を拠点にしている方々でした。これは文化施設も、民間の施設も巻き込んで県内全域に展開しました。 それに対応して、参加…
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「FREESPACE」を窓から覗く PART 2
…人間と機械のための空間やプロトコルを分析している。また法律、文化、インフラ技術などの観点から議論する予定。 展示はロッカーの扉が壁面いっぱい…
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窓の短編映画 日吉大社“The Birth Canal”
movie “The Birth Canal” 柱間装置とは柱と柱の間に取り付けられる建築の部位すべてのことをさす文化財用語である。具体的に…
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Liquid Light 流れ出す光
…rchitecture Awards」特別賞、カサル・バラゲ文化センターによって「City of Palma Prize of Archit…
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第22回 インド・キッバル「かくれた穴」(後編)
高地の朝は寒かった。 しかし、宿の3階にあるテラスに出てみると驚くほどあたたかい。たしかに気温は低いのに、太陽の下は暑いぐらいである。むしろ…
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ス・ドホ 境界線というものがあいまいだった
…景色を想定し、一番景色が良い部屋を家主の書斎にします。 西洋文化では、東洋文化と比べると個人に重きが置かれ、空間におけるプライバシーが重視さ…
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「FREESPACE」を窓から覗く PART 1
…ドスケープを再構成する一部であると捉え、その場固有の地理的・文化的特性を起点に対話によって設計を進める手法を展示した「Architectur…
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第5回 国際門窓城へ
日本建築における開口部は「ま」。西洋建築における開口部は「あな」。それでは中国建築における開口部は? 古典から現在まで、日本人が知っているよ…
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第2回 如庵
利休によって生み出された茶の湯の文化を広め、牽引したのは、戦国武将であるといってよいだろう。利休の高弟である利休七哲が、全て戦国武将であるこ…
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第21回 インド・キッバル「かくれた穴」(前編)
北インドをキナウル地方からさらに上ってゆくと、森林限界を超えて茶色い岩山ばかりが広がっていた。身ひとつで降ろされたら生きて帰れないだろう、と…
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窓の短編映画 “THE CORALLUM”
movie “THE CORALLUM” 柱間装置とは柱と柱の間に取り付けられる建築の部位すべてのことをさす文化財用語である。具体的には、壁…
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第1回 ヴェッサーリコ村のニンニクの窓
…ーマのスペイン広場にマクドナルドが開店する際に、イタリアの食文化が失われることを危惧して反対運動が起きたことを発端に、ワイン・フードジャーナ…
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第20回 インド・キナウル地方「張り出しの村」(後編)
一晩で縫いあがったズボンを受け取りに、小さな村を歩いて再び家を訪ねた。お母さんは羊毛から生地を織り、それをお父さんがズボンに仕立てるらしい。…
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建築の民族誌/後編
…り、外国風の家を建てるというケースもあります。そういう新しい文化が窓として強調されます。 スイスの場合は寒いので、二重窓が早い時期から導入さ…