CCA-WRI Research Fellowship Program 2022-2024 過去のイベント
CCA-WRIシンポジウム 2022「Above/Below/Between: Light on a Damaged Planet」
24 AUG, 2022
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- Architecture
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2022年8月24日(水)、公益財団法人 窓研究所はカナダ建築センター(CCA)とともに、同センターにてシンポジウム「Above/Below/Between: Light on a Damaged Planet」を開催し、その様子をオンラインで配信しました。本シンポジウムは、「CCA–WRI Research Fellowship Program 2022-2024」の初年度の取り組みとして実施され、各フェローの研究の方向性を示す場となりました。
本年度のシンポジウムでは、環境と建築における光の関係を主題とするプログラムの出発点として、光の多様な意味と、建築を通じたその媒介のあり方が検討されました。とりわけ、光と建築環境が相互に形づくり合う関係に焦点が当てられ、その関係がスケールや地理、芸術実践、法制度にわたって展開している様相が示されました。
前半では、2022年度フェローであるジェシカ・ヴォーン、キャスパー・ライン・エベンスゴー、アリーナ・ナズメーヴァの3名が、それぞれの研究を発表しました。
ヴォーン氏は、ゴードン・マッタ=クラークのアーカイブ調査をもとに、制作の過程で行われる選択や操作と、それを取り巻く政治的背景との関係に着目し、彫刻作品とデジタルプリントによる2つのシリーズを紹介しました。
エベンスゴー氏は、高層建築が都市環境や人々の暮らしに与える影響に着目し、建物の高さや配置によって生まれる光や影の変化を手がかりに、その関係を読み解きました。
ナズメーヴァ氏は、モントリオールで進む高層開発による日照環境の変化を背景に、「ソーラー・エンベロープ」の考え方をもとにしたゾーニング手法を提示し、都市における光の配分のあり方を再考しました。
後半では、本プログラムのアドバイザリー委員である塚本由晴氏とギョクチェ・ギュネル氏が各発表にコメントし、その後ディスカッションが行われました。環境の変化を背景に、建築の実践やデザインがどのように変化しうるのかについて意見が交わされ、「Above」「Below」「Between」という視点から、建築環境と光の関係があらためて検討されました。本シンポジウムは、各研究テーマの焦点やアプローチを共有するとともに、フェローシップ・プログラムの今後の展開を示すものとなりました。
開催情報
日付:2022年8月24日(水)
時間:9:00–12:00(EDT)/22:00–翌1:00(日本時間)
会場:カナダ建築センター(カナダ・モントリオール)
視聴方法:Zoomによるオンライン配信(無料)
登壇者および発表テーマ
ジェシカ・ヴォーン(テンプル大学)
「Working Skill Sets」
キャスパー・レイン・エベンスゴー(イースト・アングリア大学)
「A new building under the sun」
アリーナ・ナズメーヴァ(マサチューセッツ工科大学)
「Made of Sunshine: Urban Commons and Real Estate, Montréal, Canada」
ゲスト(アドバイザリー委員)
塚本由晴(アトリエ・ワン/東京工業大学大学院 教授)
ギョクチェ・ギュネル(ライス大学文化人類学准教授)
モデレーター
ラフィコ・ルイス(カナダ建築センター アソシエイト・ディレクター/研究部門代表)
主催
カナダ建築センター、公益財団法人 窓研究所
※登壇順、敬称略







