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20世紀の住宅と窓をめぐって――「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s–1970s」展キュレーター ケン・タダシ・オオシマ インタビュー
…、この家の周囲は開けた空間でしたが、年月とともに植物やヤシの木が生い茂り、今ではまるでジャングルのような環境が広がっています。そのように刻々…
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窓の格言学
窓研究所は2007年より国内外の大学・研究者と協働し「窓」について多面的に研究する活動「窓学」に取り組んでいます。 「窓の格言学」とは、20…
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[企画協力]国立新美術館「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s」展にて窓をテーマとしたVRの体験イベントが開催
…で 会場:国立新美術館 企画展示室1E / 2E(東京・六本木) 主催:国立新美術館、東京新聞、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁 後援…
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アンドレア・デプラゼス × ロラン・スタルダー × 貝島桃代 『Swiss Window Journeys』刊行記念鼎談
…で、人が亡くなるとき、魂がアルプスや空へ帰れるように開かれ、木の板や引き戸でまた閉じられます。重々しさはなく、きわめてミニマルで美しい窓です…
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第14回 立ち止まるための窓 フィールドオフィス・アーキテクツ《跑馬古道公園》編
…士をつないでいくための方法でもある。 敷地内には大きく育った木が数多く残る。軍の施設だった頃、建物を隠すために各棟に沿って植えられた木々であ…
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第一回 アントニ・ガウディ アメニティに配慮した「まっとうな建築家」
はじめに 「窓」は、建築家にとって非常にポピュラーなモチーフである。19世紀中頃に板ガラスの量産がはじまって、そのデザインの可能性が拡がって…
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動きの中の建築
…て、現象的かつ構法的にアプローチした。 自由な「非建築」:《木下クリニック》 葉祥栄の「非建築」において参照されたのは車や飛行機などの工業製…
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葉祥栄の「光の建築」
…次のように語った。 「小国の体育館の本来のあるべき姿は、実は木構造にあるわけではない。木構造が目的ではない。木構造でなくてもいい話かもしれな…
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葉祥栄─光、リアル、一元論の建築
…構造である。屋根はあるいは林か竹薮に喩えることができる。柱は木や竹の幹を、屋根は茂った枝と葉を象徴する。村の人々は、この木陰で集う。 床は大…
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第13回 大屋根の下の民主主義(フィールドオフィス・アーキテクツのキャノピー編)
…ートルのキャノピーをつくり、この駅前空間、そしてガジュマルの木を市民のために残すことであった。 この広場の用途は多岐にわたる。ここでは毎週末…
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藤森照信|第八回 軽井沢夏の家の〈横長連続窓〉モダニズムの夢が日本で実現
…より〈鳳凰殿〉と名付けられ、名の通り宇治の平等院を基に伝統の木造でつくられていた。今の目で見れば、寺院と書院造と数寄屋造の入り交じったややヘ…
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シンポジウム「葉祥栄 光をめぐる旅」開催
公益財団法人 窓研究所は、シンポジウム「葉祥栄 光をめぐる旅」を開催します。 1970年代にインテリアデザイナーとして設計活動を開始した建築…
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シンポジウム「葉祥栄 光をめぐる旅」レポート
…究を支援する。 シンポジウムでは「インテリアから非建築へ」「木構造からコンピュテーションへ」とテーマを大きく2つに分け、九州大学やオーストラ…
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トークイベント「Swiss Window Journeys – スイスの窓と建築」レポート 登壇:貝島桃代 × 金野千恵 × 髙濱史子 × 常山未央
…建築が必要になる。岩盤でできている山は地上1500m以上には木が育たないので、簡単に木材を使えないエリアがあり、また山からの疎水で水力発電と…
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インテリアから非建築へ
…を図った。しかし、「非建築」とは一体なにか? 1979年、《木下クリニック》が完成する。福岡の浜辺に降り立った宇宙船のような建築について、葉…
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コーヒーショップ・インゴット-「ガラスの塊」としての建築
…構造シリコンを気に入り、色々な部位の接合に用いた。例えば、《木下クリニック》(1979)、《光格子の家》(1980)、《シルバービルディング…
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菊竹清訓「芹沢文学館」(現・芹沢光治良記念館)における窓の多様性
…れも興味深い。エントランスの大扉の内側には、5mの大開口部が木枠と木サッシの窓で構成されている。上下に並ぶ正方形の窓の連続が、垂直のリズムを…
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アントニン・レーモンド「旧赤星鉄馬邸」 環境と建築、その解としての窓
…模住宅建築で、当時は鉄筋コンクリート造(以下、RC造)部分と木造部分で構成されていた。このうち、現存するのはRC造部分である。 外壁は、今は…
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自邸に宿る、建築家の精神性─吉田研介《チキンハウス》の窓
…ています。山口さんが以前、太い梁に鴨居の溝を彫ってしまって、木の収縮で寸法が狂ってしまった経験から、ただ安くすればいいというものでもない、セ…
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村野藤吾《宇部市民館》の窓: 被覆と開口が導くヒューマナイズされた建築の経験
…明板ガラスを嵌め込む機構として、金属サッシュを支持する細身の木製支柱が2本装備されている。これが、この窓にガラスブロック・透明板ガラス・金属…
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心の窓 ─《聴竹居》
…技術を用いたこの住宅は日本の気候風土と日本人の感性に適合した木造モダニズム建築の先駆けと近年再評価され、2017年に重要文化財にも指定された…
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増田友也《鳴門市文化会館》の窓 ルーバーのほのあかるい空間
…打ち放し。格子の桟の下端見付は85mm、せいは325mmで、木製の造作かと見まがうほどの薄さになっている。格天井の意匠に合わせて、窓には三本…
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シルケ・ランゲンベルク
…に配されています(「帯窓」)。南側の窓には日差しを防ぐために木製のスライド式のよろい戸も取り付けられていて、フックで固定し、革紐で開閉できる…
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ジャン・プルーヴェの窓 #4 ――《エヴィアンの鉱泉飲場》の窓
…、随所に他のプロジェクトと類似するデザインが散見する。ルソー木板を天井下地に、硬質繊維板(Isol: 仏)をアルミニウムシートにより覆う屋根…
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第12回 原住民のための、ちいさな教会(台東編)
…プルな近代建築に見えるが、中庭や周囲に育つガジュマルや椰子の木が濃い影を落としている姿は台湾らしく、建物の全景が見渡せない。入り口を入ってす…
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ヴィラム・ウィンドウ・コレクションにて展覧会「Window Behaviorology 窓のふるまい学」を開催
…) 会期:2024年2月〜2025年2月頃 開場時間:火曜、木曜、土曜 11:00-17:00 入場料:無料 主催:ヴィラム・ウィンドウ・コ…
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「Light is Light and Light(光は、明るく、軽い)」
…88)もまた、屋根によって他のいかなる建築とも峻別される。《木下クリニック》(1979)は、窓と光という観点から見ても、非常に興味深い建築で…
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第6回 記憶をもった窓
…えられてきた。西洋の伝統的な絵画とは一般に、布のキャンバスや木製のパネルを支持体とし、油絵の具やアクリル絵の具などを媒材として描かれる。それ…
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第5回 窓をかさねて、とおりぬける
…在である。 「Liminal」展は2022年、神楽坂にある木造アパート「柿の木荘」で開催された。このアパートの改修工事の前後の時間と空間の…
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第2回 エドゥアルド・ロンゴの孔:「軽い球」の合理性とユーモア
…。同じ時期にサンパウロ郊外を訪れ、樹を眺めていたロンゴは、樹木の樹冠のように、すでにある建築の上に軽量の球体を置くだけであれば土地を傷つける…
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第5回 リナ・ボ・バルディの「悪魔の口」:演劇装置としての窓
…がよくわかる。施設のスタッフに3階の窓から外を見るよう促され木戸を開けてみると、旧市街の重要な広場ペロウリーニョへと上がる坂が一望できた。 …
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第3回 パウロ ・ メンデス ・ ダ ・ ホッシャの開口部:風景・正方形・残された空間
…できるだろう。すなわち、開口部が周辺環境を取り込みながら、巾木や廻り縁のように、床・壁・天井の境界を縁取っている。 3B. 開口部の変換 ―…
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葉祥栄 光をめぐる旅――イントロダクション
…ダ建築センター(CCA)にも葉の資料の一部が所蔵されている。木造表現とデジタルデザインの先駆者として再評価の機運が高まる気鋭の建築家は、「自…
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ジャン・プルーヴェの窓 #3 ――《ヴィルジュイフの仮設小学校》の窓
…ルミ型材の蝶番部材を固定するボルトを利用して、室内側に棚や、木板の目隠しパネルなどをアタッチメントできるようにもなっていた。可動する機構、そ…
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原広司「粟津邸」の窓 闇を照らす光の空間
…るように思われる。実際のところ、今後の住宅開発によって周囲の木立や自然が失われることを見越して、「窓からの風景はなしと考えたほうがよいとすれ…
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第11回 どこかでつながり、どこまでも抜けていく 陳其寬《東海大学衛理会館》編
…こし離れた台地の傾斜をそのまま取り込み、「文理大道」という並木道を中心としながらも非対称に計画されたキャンパス。台湾の有名な大学をいくつか訪…
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東西南北風の吹き抜ける家 林芙美子邸(現・林芙美子記念館)
…面した扉の無双が通気を確保している。 芙美子には、床柱や銘木へのこだわりはなかった。その代わり「もうせんに、芝の露月町の古着屋で黄八丈を一…
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藤森照信|第九回 掬⽉亭の〈雨戸〉 驚くべき戸廻しの術
…年代まで、ほとんどすべての日本の住宅は、住宅だけでなく普通の木造建築の開口部は、外側から順に、雨戸、柱、ガラス戸、廊下(縁側)、障子と並んで…
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藤森照信|第七回 臨春閣の〈障子〉内外を連続させる部材
…になるが、 「障子」 とキッパリ答える。 薄くて白い紙と細い木の桟のグリッド。これほど薄く平明なつくりの建築部材は世界でも日本にしかなく、よ…
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センス・オブ・スペース──写真家が語るリートフェルトの窓
…使用した素材にも見られる。例えば、1920年代初期の住宅では木枠を用いており、30年代から40年代にかけての戸建住宅では、主にスチール枠を用…
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聴竹居
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京都郊外の山崎・天王山の麓、淀川への合流地点を望む高台に位置する。居室を中心とした空間は雁行した平面プランによって視線が斜め方向に抜けるのが…
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宇部市民館(現・宇部市渡辺翁記念館)
Virtual Tour
…、休憩室とそれぞれ異なる部屋に設置されている。そのサッシュは木製の支柱によって支持されている。階段室の天井につくダンベル型のトップライトは、…
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赤星鉄馬邸
Virtual Tour
東西方向に約40mの長大な躯体をもった住宅。12階の掃き出し窓と腰高の窓の水平に連続する様は、のびやかな意匠を強調しつつ南側の広大な庭に接続…
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チキンハウス
Virtual Tour
工業製品を駆使した徹底的なローコストで実現した建築家の自邸で、両親の住居を含む二世帯住宅として計画された。南面にはかつて緑に覆われた丘陵が広…
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軽井沢夏の家
Virtual Tour
ル・コルビュジェの《エラズリス邸案》を原案とした逆折の屋根が特徴的な別荘兼事務所であり、1986年に軽井沢タリアセン内に移築された。居間北面…
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林芙美子邸
Virtual Tour
戦時下の1棟あたり30.25坪以下という面積制限から東西2棟の分棟形式で建設され、施主である林芙美子の「東西南北風の吹き抜ける家」へのこだわ…
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三岸アトリエ
Virtual Tour
画家の三岸好太郎・節子夫妻のために建設された日本の初期木造モダニズム建築で、増築や改修が重ねられながらも、竣工当時の姿をとどめる。木造として…
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ヴォーリズ建築事務所「駒井家住宅」の窓
…17段の階段をホール内に上手くコの字型に収めており、手摺、巾木回りのディテールも巧みで味がある。 ウィンドウ・シートという設備 居間(リビン…