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第5回 窓をかさねて、とおりぬける
…との窓がはめられていた場所に戻せば、過去の景色と現在の景色が文字通りかさなり、二つの時間と空間が物質を通して、遅れてかさなることになる。これ…
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第9回 風の吹く県庁舎 象設計集団《宜蘭県庁舎》編
…見える。多くの部屋は木製のガラス戸で中の様子がわかり、会議は文字通り透明に、風通し良く行われる。行こうと思えば県知事室のすぐ手前まで歩いてい…
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スクリーンタイム
…きで余すところなく繰り返し貼られている。ガラスの上下の部分は文字が見切れており、文字列がスライドして流れていく電光掲示板の断片を思わせる。こ…
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ジョージア・オキーフの窓 建築史家に訊くニューメキシコの二つの住まい
大判の花や動物の骨などを鮮やかに描いた20世紀を代表する画家、ジョージア・オキーフ。ニューヨークを拠点にしていたオキーフは、次第にニューメキ…
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三岸アトリエの窓、変化と継承
解説記事
…した操作からもわかるとおり、今回再制作された窓は、当初の窓の文字通りの「復元」ではなく、山脇による当初の設計、建物の細部に残された過去の痕跡…
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第3回 涼亭の行方 蘭嶼・後編
…ていくうちに彼らが辿り着いた住まい方であるらしい。作業小屋は文字通り仕事のために使われていたようで、涼亭は古くは敵を監視したり、ご飯を食べた…
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ジョン・A・カミナダ
…網」を、‘bau’は「建築」を意味するが、シュトリックバウは文字通り木材の梁を編み込むように積み重ねる構法である。シュトリックバウのタイポロ…
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リチャード・マグワイア『Here』: “すべては移ろいゆく”ということ
…る理由があると感じました。本を開くことで、読み手や鑑賞者は、文字通り部屋の空間に入っていくのです。 部屋の絵を描くにあたっては、段ボールを使…
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地球ではないような窓辺の景色
…幅広く活動。2013年から毎年発表している作品集では、一切の文字を用いずにイラストのみで物語を展開させるグラフィック・ノベルの手法を一貫して…
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千街晶之|覗く者と覗かれる者 ミステリにおける窓の役割
…シーや安全を守るためのものだが、そこにぽっかりと空いた窓は、文字通りセキュリティホールになりかねない危険性を持つ。現代建築においては、窓とい…
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曇りガラスに滲み出す生活
…幅広く活動。2013年から毎年発表している作品集では、一切の文字を用いずにイラストのみで物語を展開させるグラフィック・ノベルの手法を一貫して…
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カーテンウォールのなかの自然
…幅広く活動。2013年から毎年発表している作品集では、一切の文字を用いずにイラストのみで物語を展開させるグラフィック・ノベルの手法を一貫して…
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第31回 エジプト・カイロ編「複合する街」
…な意匠は続く。光降り注ぐ中庭を抜けると、これでもかとアラビア文字が彫り込まれた大きなアーチの先に、ほんのり暗い小礼拝室がある。壁面の上部には…
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学校としてのバウハウス、その日本への展開
…を見て感じました。普段この校舎を語る際には、BAUHAUSの文字が縦に配された校舎の南側から撮られた写真がよく使われるかと思います。これは、…
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Adobe ウィンドウズ
…った。そして 3 日目に、ひらめきました。「ハシゴ」という3文字が。おそらく、窓を改修した際に白いスタッコを十分に用意しておらず、挙句にはハ…
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第6回 老子が残した窓の格言
日本建築における開口部は「ま」。西洋建築における開口部は「あな」。それでは中国建築における開口部は? 古典から現在まで、日本人が知っているよ…
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第5回 国際門窓城へ
日本建築における開口部は「ま」。西洋建築における開口部は「あな」。それでは中国建築における開口部は? 古典から現在まで、日本人が知っているよ…
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第2回 如庵
…いる。暦張の紙は白色である。色のコントラストにおいても、暦(文字が書いてある)という点においても目を引く要素で、土壁とは別の要素としてはっき…
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空間を生かすも殺すも窓次第
…と、それに対するAppleの態度によって決められたわけです。文字通りMicrosoftによって。Microsoftがソフトウェアを持って現れ…
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テクノロジーの裏にある建築的意志
…できるかを考えることでもない。境界の条件を概念化することで、文字通りにも現象的にも透明性を扱うことができるということですね。 ライザー セミ…
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東京国立近代美術館企画展「窓と写真」からの考察
…いうキーワードは比喩的な意味で問題設定していますよね。今回は文字通り窓が映っている写真というのを集めて、それを基準に写真のことを考えようとし…
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第2回 恐怖と歓楽、そして劇場として
…オペラ座の劇場上階の個室席への入り口には「louée」という文字が書かれている。これは「貸出された」を意味している。劇場の上階の個室席から舞…
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総論 窓の成り立ち《4》
…ーと開発を進めていたりします。 内田 ガスケットは、目地が十文字に交わるところでいろいろ問題が起きるでしょう。十文字のところが完全にしにくい…
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qp、 柴崎友香、 中山英之 『窓の観察』
アーティスト、小説家、建築家、三者三様の窓の創作がおさめられた本書は、長島明夫が編集発行人をつとめる建築雑誌『建築と日常』の別冊として201…
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第3回 主流のない中国現代建築における窓
…だ」と高らかに宣言している。劉家琨は、王澍や馬岩松のような大文字の「伝統」ではなく、もっと偏差のある地域ごとの環境や慣習といった小さな条件を…
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VOL.1 日本語における窓
言語学者 植田康成が世界各国の「まど」の語源に迫る。窓という言葉の概念がどのように拡張されていったのか、その過程を探る。本コラム連載開始にあ…
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堀江敏幸『戸惑う窓』
窓の前に立ったとき、ふと浮かんだ感情から内なる宇宙にとびたつエッセイ集。 筆者は初めの章でこう述べます。『窓とはいったいなんだろうか? (中…
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VOL.6 最終回 まど文化論 言語学的考察のさらなる展開に向けて
…説を立て、検証を重ねていく。録音された音声でも、書き記された文字でもよいのだが、いずれにしろ、言語研究は、言語資料の存在を前提としている。現…
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窓とパッシブ
…つある、歴史の大きな転換期なのかもしれません。エネルギーで、文字通り力尽くで問題を解決するという発想の見直しは、すごく身近なところにあるよう…
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VOL.5 まどの対照言語学 日独英伊のイディオム比較対照をもとに
言語学者 植田康成が世界各国の「まど」の語源に迫る。窓という言葉の概念がどのように拡張されていったのか、その過程を探る。第5回は本コラムでい…
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浜本隆志『「窓」の思想史 日本とヨーロッパの建築表象論』
“窓”を切り口に建築から風景・風俗・政治支配にまで及ぶ思想史を探求する一冊。産業史、技術史の具体的な内容をふんだんに盛り込みながら、その根底…
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VOL.4 イタリア語におけるfinestra
言語学者 植田康成が世界各国の「まど」の語源に迫る。窓という言葉の概念がどのように拡張されていったのか、その過程を探る。第4回はローマ帝国の…
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VOL.0 対照語源学からみる諸言語におけるまど
言語学者 植田康成が世界各国の「まど」の語源に迫る。窓という言葉の概念がどのように拡張されていったのか、その過程を探る。本コラム連載開始にあ…
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VOL.3 英語におけるWindow
言語学者 植田康成が世界各国の「まど」の語源に迫る。窓という言葉の概念がどのように拡張されていったのか、その過程を探る。第3回は日本人にも身…
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ベルンハルト M. シュミッド 『世界の窓』
写真家である著者が、世界中を訪れ180の窓を写真に収録した「世界の窓」。この一冊でヨーロッパ、アジア、アメリカなどあらゆる国の窓を巡る世界旅…
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VOL.2 ドイツ語におけるFenster
言語学者 植田康成が世界各国の「まど」の語源に迫る。窓という言葉の概念がどのように拡張されていったのか、その過程を探る。日本語につづく第2回…