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第17回 シェムリアップ 「洪水と床」(後編)
砂にタイヤをめり込ませながらフラフラと進んでいた自転車は、湖にたどり着く前についに進まなくなった。川辺の砂地に、雑然と建物が並ぶ集落が広がっ…
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第2回 奥行きがもたらす生活の深み
…生活において窓はどのような意味を持っているのだろうか。前回のコラムでも触れたように、組積造の建築において窓を設けるということは、厚みのあるレ…
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ケビン・ロウ設計 オフィスビルの窓
…/ Kuala Lumpur Malaysia / Af 本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同…
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第2回 恐怖と歓楽、そして劇場として
パリの街は20の行政区に分けられている。1区はルーブル美術館があるあたりの地区で地図上でもパリのほぼ真ん中に位置する。その地区から外に広がる…
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ポルトヴェーネレ レストランの窓
…ant/ Porto Venere Italy/ Csa 本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同…
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第16回 シェムリアップ 「洪水と床」(前編)
カンボジアのシェムリアップは、アンコールワットをはじめとする遺跡群を見学する観光客で賑わう町である。多くの旅行者と同じように僕も遺跡を一通り…
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ミコノス島 レストランの窓
…aurant / Mykonos Greece / Cs 本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同…
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第1回 フランス窓 ─パリの呼吸と眼─
私がパリで生活を始めて6年が経った。自身の日々の生活が常に変化する中で、パリの街並みは変わることなくそこにあり続ける。通りやセーヌ川の向こう…
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第1回 煉瓦色のシークエンスを辿って
意外に感じるかもしれないが、ロンドンという都市の良いところは“乱雑”さにあると思う。実はロンドンでは、街のいたるところで異なる時代背景をもつ…
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第15回 東チベット・色達 「赤いスリバチ」(後編)
ラルン・ガル・ゴンパの中心に降りてみると、ちょうど講義や集会の終わった時間なのか、僧侶たちが次々と僧院に出入りしているところだった。同じ色の…
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サラエボにある花屋の窓
…Bosnia&Herzegovina / Dfb 本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同…
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ルイス・カーン設計 カフェテリアの窓
… Cafe / Ahmedabad India / Am 本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同…
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ブダペスト カフェの窓
…afe / Budapest Hangary / Cfb 本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同…
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韓屋村(ハノクマウル)内 住居の窓
…e / Jeollabuk-Do Korea / Dfa 本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同…
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ジェフリー・バワ設計 バンガローの出窓
…ouse/ Bentota Sri Lanka / Af 本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同…
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第14回 東チベット・色達 「赤いスリバチ」(前編)
中国四川省の省都、成都からバスに乗り込み、東チベットへ向かった。四川省西部、ガンゼ・チベット自治州の色達(セルタ)にある、チベット仏教ニンマ…
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ベントタ ホテルプールサイドの窓
…tel/ Bentota Sri Lankaa / Af 本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同…
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第10回 トルファン「海より低い砂漠」(後編)
ぶどう干し小屋から教えられたトルファンにおける建築のつくりかたのエッセンスは、レンガとポプラと少しの枝葉で影をつくり、風を通すことだった。 …
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チャールズ・レニー・マッキントッシュ設計 リビングルームの出窓
…use / Glasgow Scotland / Cfb 本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同…
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イスタンブール モスクの窓
…sque / Istanbul Turkey / Cfb 本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同…
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第9回 トルファン「海より低い砂漠」(中編)
集落の外れの丘に発見したぶどう干し小屋群は、実はトルファンに到着した日の早朝、10時間ほどの電車移動に疲れたままバスで宿の近くに向かう時に見…
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チャールズ・レニー・マッキントッシュ設計 ダイニングルームの窓
…use / Glasgow Scotland / Cfb 本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同…
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第8回 トルファン「海より低い砂漠」(前編)
海より低い砂漠とは、どんなところだろう。 トルファンは中国の西方・新疆ウイグル自治区にあり、古くからシルクロードのオアシスとして人々が暮らし…
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モスタル 住宅の窓
…Bosnia&Herzegovina / Cfb 本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同…
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アルヴァロ・シザ設計 大学図書館の窓
…brary / Aveiro Portugal / Cs 本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同…
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ミース・ファン・デル・ローエ設計 住宅の窓
…use House / Brno Czech / Cfb 本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同…
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ジミー・リム設計 自邸の窓
…e /Kuala Lumpur Malaysia/ Af 本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同…
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ル・コルビュジエ設計 ラ・ロッシュ邸の窓
…he House /Paris France / Cfb 本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同…
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アルヴァロ・シザ設計 ラウンジの窓
…aurant / Porto Portugal / Cs 本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同…
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ルイス・バラガン設計 中庭に向いた窓
…se / Mexico City Mexico / Aw 本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同…
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第7回 張村「地下の都合」(後編)
100歳の古老のヤオトンを訪問して、なんだか奇妙な部分のあることに気がついた。ヤオトンの部屋の入り口は、通常は先の少し尖ったアーチ型をしてい…
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ルイス・バラガン設計 住宅の窓
…se / Mexico City Mexico / Aw 本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同…
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九龍 店の窓
… Cafe / Hong Kong China / Cw 本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同…
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第13回 タシュクルガン「天窓の記憶」(後編)
翌朝、予定通りダンディの家に行くと、彼と同い年くらいのもう一人の男が合流した。タバコを一本吸い終え、3人で家を出る。 到着したのはダンディの…
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麗江 ホテルの窓
… Hotel / Li Jiang China / Cw 本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同…
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第6回 張村「地下の都合」(中編)
やはり、村を見るにはまず老人に出会うことだ。これまでの旅で培ってきた自分流の方法論を組み立てながら、木々の緑が美しく映える黄土色の大地の中を…
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ロンドン レストランの窓
…urant / London England / Cfb 本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同…
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第5回 張村「地下の都合」(前編)
乾いた黄土色の大地に、四角い穴があいている。 その穴の中に、暮らす人々がいる。 河南省三門峡市にある、張村という村を訪ねた。 ここは中国、黄…
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第4回 烏鎮・「景区」外の家 (後編)
「あなたの家」「あなたの家」と繰り返しながら、景区外の町を爺さんと40分ほど歩いたと思う。その間に何やら新しい大きな建物の建設現場を見たり、…
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第3回 烏鎮・「景区」外の家 (前編)
上海からバスに乗って2時間、浙江省北部にある烏鎮(Wuzhen)という町に着く。ここは水郷の町として有名な観光地である。上海も含めたこのあた…
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ジェフリー・バワ設計 バンガロー ロッジア部分の窓
…ouse/ Bentota Sri Lanka / Af 本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同…
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明洞 (ミョンドン) カフェの窓
…afe / Myeongdong Korea / Dfa 本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同…
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第12回 タシュクルガン「天窓の記憶」(中編)
フロントガラスにひびのあるダンディの車に7分ほど乗って着いたのは、先ほどまでの菜の花畑の広がる集落とは全くちがう湿地帯であった。なめらかでモ…
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エドウィン・ラッチェンス設計 大広間の窓
…House / Surrey England / Cfb 本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同…
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第2回 上海・窓から生える鉄の棒 (後編)
見るものが決まると、足取りは一気に軽くなる。鉄の棒を探す旅のはじまりである。といっても、10歩も歩けばすぐに見つかる。さっそく、当然のように…
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第1回 上海・窓から生える鉄の棒 (前編)
上海に来て、騒がしさに驚いた。わるい意味じゃない。食堂に行っても市場に行っても、自分を主張しないと話なんて聞いてもらえないような場所が上海だ…
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エドウィン・ラッチェンス設計 食堂の窓
…House / Surrey England / Cfb 本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同…
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第11回 タシュクルガン「天窓の記憶」(前編)
トルファンから列車でさらに西へ進むと、中国の西の果ての都市・カシュガルに着く。そこからさらに、砂埃を巻き上げ走るバスで7時間、山を登る。標高…