WINDOW RESEARCH INSTITUTE

連載窓のふるまい学

ル・コルビュジエ設計 母の家

塚本由晴研究室(東京工業大学)

28 Nov 2014

ル・コルビュジエが設計した母の家の窓。11mの水平連窓の窓台が大きく張り出し、ものを飾ったりできる。また窓台とテーブルが組み合わさり、人が向き合って座れるようになっている。水平連窓からは南側の光が射し込み、また水平連窓の一部は内開き窓になっており風を取り込むことができる。小規模な住宅に対し、その長手方向いっぱいに設けた水平連窓は寝室を通り過ぎ浴室までも横断しており、室に対応する窓ではなくレマン湖の大きなスケールや水平線に応えるものである。

Villa Le Lac

House / Vevey, Switzerland / Cfb

本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同研究「窓のふるまい学」から抜粋したものです。

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