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20世紀の住宅と窓をめぐって――「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s–1970s」展キュレーター ケン・タダシ・オオシマ インタビュー
…間帯でも室内に劇的な印象を与えていました。 この事例からも、窓研究所が取り組んでいるように、「窓」というテーマに焦点を当てる意義がよく伝わる…
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窓の格言学
窓研究所は2007年より国内外の大学・研究者と協働し「窓」について多面的に研究する活動「窓学」に取り組んでいます。 「窓の格言学」とは、20…
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[企画協力]国立新美術館「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s」展にて窓をテーマとしたVRの体験イベントが開催
公益財団法人 窓研究所は、国立新美術館が展覧会「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s」の一環として開催するVR体験イベ…
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第三回 ミース・ファン・デル・ローエ 床から天井までの「窓」
ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ設計の《トゥーゲントハット邸》(1930)は、1929年からの世界大恐慌の最中に竣工した豪邸だった…
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CCA-WRI Research Fellowship 2024
公益財団法人窓研究所は、カナダ建築センター(Canadian Centre for Architecture CCA)と共同で「CCA-WR…
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「呼吸」する住宅《ブリックハウス》――LETH & GORIインタビュー
二酸化炭素の排出を減らし、手頃な価格で、最低150年の寿命を持つ家をつくる――コペンハーゲンを拠点とする建築スタジオ、レッテ・アンド・ゴーリ…
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第14回 立ち止まるための窓 フィールドオフィス・アーキテクツ《跑馬古道公園》編
今回は、自身が設計した《跑馬古道公園》について紹介してみたい。 台湾宜蘭県礁溪郷に2021年に完成したこの公園はかつて、台湾軍の訓練所(宿舎…
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第一回 アントニ・ガウディ アメニティに配慮した「まっとうな建築家」
はじめに 「窓」は、建築家にとって非常にポピュラーなモチーフである。19世紀中頃に板ガラスの量産がはじまって、そのデザインの可能性が拡がって…
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葉祥栄の「光の建築」
本連載「葉祥栄 光をめぐる旅」では、「光」をテーマとして建築家・葉祥栄の作品に考察を加えてきた。その内容を駆け足で振り返ってみたい。 まず、…
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葉祥栄─光、リアル、一元論の建築
福岡を拠点とした葉祥栄が次々と作品を完成させた90年代に、九州大学で教鞭をとりその活動を同時代に目撃した建築史家の土居義岳が、葉祥栄の建築の…
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第13回 大屋根の下の民主主義(フィールドオフィス・アーキテクツのキャノピー編)
かつて「自由」が極めて制限されていた台湾は、今では民主主義と自由の浸透した国になった。それは生活のなかでも感じられる。台湾では人々の寛容度が…
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藤森照信|第八回 軽井沢夏の家の〈横長連続窓〉モダニズムの夢が日本で実現
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。8…
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シンポジウム「葉祥栄 光をめぐる旅」開催
公益財団法人 窓研究所は、シンポジウム「葉祥栄 光をめぐる旅」を開催します。 1970年代にインテリアデザイナーとして設計活動を開始した建築…
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シンポジウム「葉祥栄 光をめぐる旅」レポート
…て「光」をテーマに紐解くシンポジウムで、主催の公益財団法人 窓研究所は九州大学や葉の資料の一部を所蔵するカナダ建築センター(以下、CCA)の…
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トークイベント「Swiss Window Journeys – スイスの窓と建築」レポート 登壇:貝島桃代 × 金野千恵 × 髙濱史子 × 常山未央
…l Field Notes』の出版を記念して、公益財団法人 窓研究所と一般社団法人 日瑞建築文化協会によって開催されたものである。 スイスの…
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インテリアから非建築へ
葉祥栄アーカイブを推進する建築家で建築史研究者の岩元真明氏が、葉祥栄の実質的なデビュー作である《コーヒーショップ・マシュマロ》から《光格子の…
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コーヒーショップ・インゴット-「ガラスの塊」としての建築
建築構法の専門家で、現在3Dスキャナを用いた葉作品のデジタル復元に取り組む井上朝雄氏が、国内最初期のガラス建築である《コーヒーショップ・イン…
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菊竹清訓「芹沢文学館」(現・芹沢光治良記念館)における窓の多様性
「人間の運命」などの代表作がある作家・芹沢光治良の生誕地である静岡県沼津市我入道。駿河湾をのぞむ松林に取り囲まれるように、菊竹清訓建築設計事…
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自邸に宿る、建築家の精神性─吉田研介《チキンハウス》の窓
《チキンハウス》は、1975年に建てられた建築家・吉田研介氏の自邸だ。謙虚さを表す鶏小屋が名前の由来になっている。「工場より安く、教会のよう…
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村野藤吾《宇部市民館》の窓: 被覆と開口が導くヒューマナイズされた建築の経験
村野藤吾による戦前期の代表作の一つとして知られる宇部市民館(現・宇部市渡辺翁記念会館)。世界に開かれた工業都市・宇部の理念を体現する独特の空…
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心の窓 ─《聴竹居》
1928年に建てられた藤井厚二(1888-1938)の自邸《聴竹居》。保存修理、整備が2023年に完了し、竣工当時の姿を取り戻した。クールチ…
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堀口捨己の開口部デザインの集大成 常滑市立陶芸研究所(現・とこなめ陶の森陶芸研究所)
2024年8月から文化庁国立近現代建築資料館で開催中の『建築家・堀口捨己の探求 モダニズム・利休・庭園・和歌』。堀口捨己の代表作の一つであり…
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増田友也《鳴門市文化会館》の窓 ルーバーのほのあかるい空間
建築家・増田友也の遺作である《鳴門市文化会館》。京都大学教授であった増田は、徳島県鳴門市にも多くの建築作品を残している。『増田友也の建築世界…
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国際基督教大学(ICU)ディッフェンドルファー記念館と大学礼拝堂の窓 保存、継承、そして
初期キャンパス計画をヴォーリズ建築事務所が作成し、その後アントニン・レーモンドが担った国際基督教大学。キャンパスの中央に位置する「ディッフェ…
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第二回 フランク・ロイド・ライト 開放性以外の役割を与えられた「窓」
フランク・ロイド・ライトはきわめて多作の建築家だったが《落水荘/フォーリングウォーター》(1936)と《ジョンソン・ワックス本社ビル》(19…
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ジャン・プルーヴェの窓 #4 ――《エヴィアンの鉱泉飲場》の窓
ジャン・プルーヴェ・コンストラクションとして制作活動を再開したプルーヴェ。《ヴィルジュイフの仮設小学校》で実装されたベッキーユの構造システム…
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第12回 原住民のための、ちいさな教会(台東編)
現在、台湾では人口の7%ほどがキリスト教を信仰しているという。日本では1%ほどらしいから、その比率は結構高い。隣の国なのに宗教事情はかなり違…
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窓展 : 窓をめぐるアートと建築の旅
東京国立近代美術館と窓研究所が主催した展覧会「窓展:窓をめぐるアートと建築の旅」(2019-2020)公式図録。
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アジア「窓」紀行──上海からエルサレムまで
建築家・田熊隆樹氏が、2015年から2016年にかけて中国からイスラエルまで、アジア・中東11カ国の集落・民家をめぐって旅をした記録を書籍と…
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ヴィラム・ウィンドウ・コレクションにて展覧会「Window Behaviorology 窓のふるまい学」を開催
…す。 2019年以来、ヴィラム・ウィンドウ・コレクションは、窓研究所および塚本由晴研究室と密に連携してきました。2022年、同ミュージアムに…
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Swiss Window Journeys Architectural Field Notes
…の道具としての窓の役割をエコロジカルな視点から考察する。 窓研究所の経済支援を受け出版。 収録インタビュー:クリスティーン・ビンスワ…
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「Light is Light and Light(光は、明るく、軽い)」
2013年に催されたカナダ建築センター(CCA)での「Archaeology of the Digital」展は、その後葉祥栄のデジタルデザ…
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第6回 記憶をもった窓
私は幼少期から絵を描くのが好きで、以前はキャンバスやパネルを支持体に、油絵の具を用いて、自らの手と絵筆を介して絵画を描いていた。そこから現在…
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第5回 窓をかさねて、とおりぬける
なぜ窓ではなかったのか。私が企画した展覧会「メディウムとディメンション:Liminal」のカタログに寄せた自身のテキストのタイトルは「Apa…
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ノーマン・フォスターはなぜ建物に光を注ぎ込むのか ─ スタンステッド空港からドイツ連邦議会新議事堂まで
「建築は芸術と科学の融合」を持論に、オフィスビル、美術館、行政庁舎、空港、地下鉄など、多数の作品を手がけ、20世紀後半以降の建築シーンを牽引…
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第1回 ブラジル建築へのイントロデュサォン
…世代の仲間とともにブラジルを訪ねた。ありがたいことに渡航費は窓研究所の研究助成金によって賄わせてもらった。研究会のメンバーは建築家の寺田慎平…
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第2回 エドゥアルド・ロンゴの孔:「軽い球」の合理性とユーモア
…//www.masafumitsuji.jp/ 本記事は、窓研究所2022年度研究助成に関連していますが、研究成果とは内容・主旨が異なりま…
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第4回 ジョアン・フィルゲイラス・リマ(レレ)の通気口:「クレープ紙と銀」の都市を超えて
…//www.masafumitsuji.jp/ 本記事は、窓研究所2022年度研究助成に関連していますが、研究成果とは内容・主旨が異なりま…
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第5回 リナ・ボ・バルディの「悪魔の口」:演劇装置としての窓
…//www.masafumitsuji.jp/ 本記事は、窓研究所2022年度研究助成に関連していますが、研究成果とは内容・主旨が異なりま…
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第3回 パウロ ・ メンデス ・ ダ ・ ホッシャの開口部:風景・正方形・残された空間
…//www.masafumitsuji.jp/ 本記事は、窓研究所2022年度研究助成に関連していますが、研究成果とは内容・主旨が異なりま…
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葉祥栄 光をめぐる旅――イントロダクション
1970年代にインテリアデザイナーとして設計活動を開始した建築家・葉祥栄。2019年、葉に関連する資料は九州大学に寄託され、現在、九州大学葉…
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ジャン・プルーヴェの窓 #3 ――《ヴィルジュイフの仮設小学校》の窓
プルーヴェはナンシーの工場「マクセヴィル」を追われた後、セルフビルドによって建設した自邸にて余生を過ごす予定でいた。しかし、とある友人との再…
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第11回 どこかでつながり、どこまでも抜けていく 陳其寬《東海大学衛理会館》編
台湾中西部の都市・台中郊外に、台湾最初の私立大学である東海大学のキャンパスが広がっている。東海大学は中国と台湾の国共内戦後、ニューヨークに本…
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東西南北風の吹き抜ける家 林芙美子邸(現・林芙美子記念館)
昭和を代表する作家・林芙美子(1903-1951)は戦時下の1941年、東京・下落合(現在の住居表示は中井)に居を構えた。建築家・山口文象に…
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藤森照信|第十回 旧正伝院書院の〈舞良戸〉書院造を成立させる
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。1…
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藤森照信|第九回 掬⽉亭の〈雨戸〉 驚くべき戸廻しの術
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。9…
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藤森照信|第七回 臨春閣の〈障子〉内外を連続させる部材
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。7…
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センス・オブ・スペース──写真家が語るリートフェルトの窓
20世紀初頭のオランダで興った芸術運動「デ・ステイル」を牽引し「レッド・アンド・ブルーチェア」のデザイナーとしても知られる建築家、ヘリット・…