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連載 ジャン・プルーヴェの窓

ジャン・プルーヴェの窓 #4 ――《エヴィアンの鉱泉飲場》の窓

横尾真(構造家)

18 Jul 2024

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ジャン・プルーヴェ・コンストラクションとして制作活動を再開したプルーヴェ。《ヴィルジュイフの仮設小学校》で実装されたベッキーユの構造システムは、同時期に進んでいた他のプロジェクトで異なる展開を見せていた。連載「ジャン・プルーヴェの窓」の第4回目では《エヴィアンの鉱泉飲場》(1957)が有する窓のデザインについて言及する。

 

エヴィアンの鉱泉飲場(Buvette De La Source Cachat, Evian: 仏)

1955年11月、建築家モーリス ・ノヴァリーナ(Maurice Novarina: 仏)1は、パリに左遷させられていたプルーヴェのもとを訪れて、フランス側レマン湖のほとりにつくられたばかりの温泉公園内に計画されていた《エヴィアンの鉱泉飲場》の協働を非公式に依頼する。当初はプルーヴェ・グループとして工事の入札に応じたが、その後「ジャン・プルーヴェ・コンストラクション」にて正式に受注することになる。竣工時期こそ前後するものの《ヴィルジュイフの仮設小学校》より前から進められていたプロジェクトである。建設はグゥミ社(Société Goumy: 仏)が担当し、建物の構造計算をセルジュ・ケトッフ(Serge Kétoff: 仏)2が行なっている。

建物外形は78.75メートル×14メートルの長方形で、地下1階、平屋建て、本体とは別の独立した構造で自立する中二階とで構成される。2メートルを基本モジュールとした正方形グリッドを有し、そのグリッドに沿うよう建物全周には2メートル毎にマリオンが配置されている。建物西側は半屋外のギャラリーとなる予定で、円形鋼製柱にプルーヴェがアルミニウム製の日よけを設置するはずであったが、実現しなかった名残である。平面計画は、飲水スペース、休憩スペース、音楽ホールと中二階のギャラリーといった4つのエリアにゾーニングされており、地下にはトイレと小さな売店、外部にテラスも計画されていた。

来訪者はエヴィアンの水を飲泉しつつ、施設の内外に設けられている休憩エリアにて療養の時間を過ごす。エヴィアンの水が健康に良いとされ、それをプロモーションするための施設であり、日本でいう湯治のイメージであろう。他にも、音楽ホールではシーズン中、日に2回オーケストラの演奏も行われ、これらはすべて無料だった。

  • 部分平面図

1957年5月に《エヴィアンの鉱泉飲場》は、オープンしている。暖かい季節に限定して使われることが想定されていたため、意図的に機密性や断熱性といった冬季に必要とされる室内環境を満たす仕様が省略されている。1986年に歴史的建造物として認定されるものの、中二階のギャラリーとそこに至る階段は現在撤去され、敷地の東側に新設された建物に接続するよう一部改築されている。しかし、現存するプルーヴェ作品の中では数少ない「今もそのまま使われている」建物であり、ラウル・ウバック(Raoul Ubac: 仏)3と、アンドレ・ボーディン(André Beaudin: 仏)4らによる壁面モザイク作品も、そのまま保存されている。

  • © Claudio Merlini, Geneva.

2つの部材からつくりだされる窓のデザイン

この建物には、随所に他のプロジェクトと類似するデザインが散見する。ルソー木板を天井下地に、硬質繊維板(Isol: 仏)をアルミニウムシートにより覆う屋根は、《プルーヴェ自邸》から連続する仕様である。屋根のアルミニウムシートも、この頃にはジャン・プルーヴェの屋根(bacs de toiture Jean Prouvé: 仏)として流通していた。後に海外展開を視野にステュダル社によって、その特許が買い取られたことにより、製品名からプルーヴェの名前は抹消され、トリオンダル(Triondal: 仏)と名前を変えてから、フランス全土に広まっていったのは、少し皮肉が効いている。

また、《ヴィルジュイフの仮設小学校》と同様に、ここでも室内は周囲360度、透明ガラスで囲われている。南面を除くファサードガラスは《プルーヴェ自邸》から流用が続くH型断面の横桟(アルミニウム押出成形材)により、上下2枚のガラスに分割されている。分割されたファサードガラスのうち、下部のガラスの高さは3.45メートルで統一され、上部のガラスはソリ形(凹形)の屋根形状に沿うよう上端が斜めに加工され、東面および西面の屋根に接している。この加工により上部のガラスは、南面(高さ4.25メートル)と北面(高さ5.25メートル)で1メートルある高低差を緩やかに吸収する。

  • © Claudio Merlini, Geneva.

使用されるガラスは単純な6ミリ厚の透明ガラスで、意図的に上端の横胴縁が省略されている。これにより、レマン湖に面する北面の窓では、空に向かって伸びていくように感じる木板の天井が、視線を誘導するかのように外の景色へと意識を向けさせる。同様に8枚の引き戸は、マリオンの中心間距離と同じ2メートル幅を持ち、その高さはファサードガラスと同じ5.25メートルで、室内側の床に設けられたレール上を、2つの車輪によって平行移動させることができる。ランダムに配置された床のスレート(Ardoise: 仏)に目を向ければ、室内と室外に連続するテクスチャーとして設計されており、巨大な引き戸を開け放つことで、外部のテラスが内部と一体化したスペースのようにも見えてくる。裏側となる南面には、アルミニウムの薄鋼板を折りたたみ、ボルトで連続させたトンネル状のエントランスが2カ所あり、縁のないガラスの開き戸が二重に設けられている。これは、同時期に設計施工されていた《フランス石油協会(lnstitut franrcais du Petrole: 仏)》のエントランスからの流用である。

ファサードマリオンは、アルミニウム押出成形材で、2つのプロファイルを結合させることでマリオンとしての形状を成す。これは、プルーヴェがパリに左遷されていた頃に設計していた《アルミニウム百周年パヴィリオン(Pavillon du Centenaire de l’Aluminium: 仏)》の鋳造の型をもとに製作された部品である5

相違点は、柱頭柱脚に別途鋳造アルミニウム部材を必要としないようスチールのトッププレートとボトムプレートをそれぞれマリオン内部に収納し、ボルトで固定するよう改良されていることだ。断面形状は図面上、左右対称に見えるが、より細く観察すれば、接合面で凹凸の違いを見つけることができる。これにより、プロファイル125を上下反転したときに凹凸部が噛み合い、同一部材によって一対の部品となる。このディテールはプロファイル55にも採用されており、プロファイル125+125、プロファイル125+55、プロファイル55+55といった3種の部品形状を実現する。北面と南面ファサードには、屋根を支える柱としてプロファイル125+55が配置されており、西面のファサードは軸力を負担することのない部品であることから、プロファイル55+55が使われている。《アルミニウム百周年パヴィリオン》で使われたプロファイル125+125の組み合わせは、ここでは使われていない。

ファサードガラスは、室内側下端にガスケット付L型ランナーの上に載せられ、下側(床側)と上側(天井側)のそれぞれ3カ所が、ガスケット付ガラス留めブラケットにより固定される。垂直方向は屋内用ガスケット(シリコンゴム防水押出成形材(Joint Hélios: 仏))を受け材として、屋外用ガラス止めクリップをマリオン突起部に挟みこむようにして固定している。これらのディテールは、プロファイル125+55、プロファイル55+55ともに共通する。結果、天井側には10ミリ程度の隙間が生じており、この隙間を埋めるように、ハの字断面のガスケット(シリコンゴム押出成形材)が据え付けられている。しかし、この「隙間」が最も重要な窓のデザインであったことは後述する。

プルーヴェの窓と共存するストラクチャー:ベッキーユの構造システム その2

白く塗装された非対称なT字型ストラクチャーである「ベッキーユ(Béquille: 仏)」6が、ここでは6メートル間隔(2メートルに対する3スパン)で13体配置されている。《ヴィルジュイフの仮設小学校》とはやや形状が異なるものの、その外皮はそのままに5ミリ厚の薄板鋼板を折り曲げてつくられており、内包される型鋼がH型に変更され、補強されている。さらに、キャンティレバー同士の交差部断面(ベッキーユの中心部分)を大きくし、構造的にやや過剰にも見える固定度を確保することで、《ヴィルジュイフの仮設小学校》のベッキーユで見られたような自重で前傾する変形が生じないよう配慮されたため、北面の柱は倒れ込むことなく垂直な柱として設計されている。

また、ベッキーユの中心部分が屋根と接しておらず、さらにキャンティレバーとなる梁先端が屋根を押し出すのではなく、むしろ引き下ろしているように見えるのが特徴的である。建物の後方(南面)下端は、屋根の厚みと同化するように雨樋が取り付けられ、前面(北面)上端は屋根を覆うアルミニウムシートが軒下まで巻き込むようにテーパーが付けられており、どちらも屋根の薄さを強調するようなディテールが施されている。

さらに、建物規模が過去の事例に比べて大きくなっていることで、ベッキーユ先端に固定されているV字型断面の梁が、重要な役割を果たしている。これは水平力を負担する単なる繋ぎ梁ではなく、屋根を支える梁である。言い換えれば、V字型断面の梁はベッキーユ間の屋根に生じる応力を、ベッキーユで支えられたスペース同様、3つの支点に分割し、応力を分散する役割を担っている。

  • (C) Centre Pompidou, MNAM-CCI Bibliothèque Kandinsky, Dist. GrandPalaisRmn / Fonds Prouvé / distributed by AMF

ひとつ、見過ごしている点がある。なぜ、アルミニウムのマリオンが2つの部材に分割されているのか、である。《アルミニウム百周年パヴィリオン》と同じ鋳造の型を使っていること、柱断面のバリエーションのため、ということはあるとしても、これは製作上の問題ではない。今までのプルーヴェであれば、ベッキーユの並ぶ列のマリオンは、ベッキーユを安定させるテンション材として設計し、ベッキーユに挟まれる間のマリオンは、屋根を支える柱として、どちらも異なる応力を負担する主構造としていたはずである。

しかし、竣工時の建物東端のベッキーユを見ると、その架構形式は純粋で、非対称のベッキーユをスチール製タイロッドによってバランスさせていることが明確に表現されている。ベッキーユの構造システムとは《ヴィルジュイフの仮設小学校》の際に解説した通り、ベッキーユの短い梁側に取り付けられるテンション材と「対」となるストラクチャーである。だが、ひとつの部位に複数の機能を重ねることの多いプルーヴェのデザインとしては珍しく、ここではスチール製タイロッドは純粋に主構造であり、他の機能は付加されていない。

ここで問題となるのが、材質の違いによる構造材としてのポテンシャルである。例えば鉄はアルミニウムより約1.5倍の引張強度を有する。これは、過度に応力が発生した場合に、弾性変形の範囲(原型を保てる範囲)が大きいということ。つまり、ベッキーユの構造システムの生命線ともいえるテンション部位に、アルミニウムは採用できない、というエンジニアであるケトッフによる判断があったであろうことは、想像に容易い。事実、設計当初スチール製タイロッドは直径20ミリで設計されていたが、実施段階で直径30ミリに変更されている。引張材としてのスチール製タイロッドと、圧縮材としての中空アルミニウム柱といった具合に、構造的に異なる働きをする部位に2つの異なる金属を併用する折衷案として、柱を2つの部材に分割し、スチール製タイロッドを中空部に囲う(=隠す)案が採用された。

それでも、夏にアルミニウムはスチールに比べて約2倍ほど膨張し、冬は同じだけ収縮する。エヴィアンの気候は夏に最大35℃、冬にはマイナス5℃になるという寒暖差がある。そのため、アルミニウムのマリオンは最大5ミリ程度、建物を上下に伸縮させる。同時に、窓枠にはそのためのクリアランスが必要となる。これを解決するために必要だったのが、ガラス上端に横架材を設けないこと、すなわち、季節に応じて建物が上下動したとしてもファサードガラスが割れることのないよう、重要な「アソビ」のディテールを施すことだったのである。

  • (C) Centre Pompidou, MNAM-CCI Bibliothèque Kandinsky, Dist. GrandPalaisRmn / Fonds Prouvé / distributed by AMF

重力から解放された窓のデザイン、その後

《プルーヴェ自邸》から派生したルソー木板の持つ弾性性能による屈曲変形の可能性、それは湾曲(凹凸)するデザインによって重力から解放された屋根が、スパンに対する部材の薄さや建設の容易さを獲得したことだ。《エヴィアンの鉱泉飲場》で使用されたルソー木板も幅0.75メートル、長さ19メートルでユニット化されている点については過去の事例と類似する。しかし、ここでは厚みが26ミリと最も薄くなっている。なぜなら、ルソー木板それ自体が構造ではなくなっているからである。前方(北面)ファサードマリオンとベッキーユ先端との距離は約6メートルであり、ルソー木板を用いて設計されている過去の事例に比べると2倍近くスパンが長くなっている。明らかにルソー木板のみでは屋根の自重及び風圧力による面内応力を負担できないと、プルーヴェも理解したに違いない。

したがって、ここには「見えないフレーム」が存在する。ルソー木板に750ミリ間隔で固定されている見えないフレームは、上下左右と鋼材でサンドイッチされたハイブリッド梁(la bordure de rive: 仏)で、180ミリ(高さ)×60ミリ(幅)の木梁を中心として、その両側をPL-45×6(鋼板)とL-45×45×6(等辺山形鋼)で補強されている。直行方向に追加された木梁は、全長19メートルにも及ぶハイブリッド梁の横座屈を止めつつ、屋根の下地材となっている。

すなわち、《エヴィアンの鉱泉飲場》における屋根のデザインは、面としてのストラクチャーから線としてのストラクチャーに置き換えられ、全く異なる構造システムとなって存在していることになる。さらに、この屋根形状を生み出すために、建設中、現場の床に屋根の断面を模した仮設のジグが用意され、職人の手作業によりハイブリッド梁は、「強制的に」曲げられ、製作されているのである。

もうひとつ、解決しなければならないディテールも発生する。面としてのストラクチャーであれば、庇のキャンティレバーは応力をバランスさせる合理的なカタチであったが、線としてのストラクチャーではキャンティレバー用の梁が必要になる。これにより、ファサードマリオンを長手方向に連結するC-100×50×6(溝型鋼)とキャンティレバー用のハイブリッド梁との交差部で、構造的ディテールの課題が発生する。剛接合のディテールである。

ケトッフによる初期のスケッチでは、この点について考慮されており、ハイブリッド梁の構成が異なっていた。それは、原則ハイブリッド梁の下端をC-100×50×6(溝型鋼)で統一し、発生する曲げモーメントの反曲点に応じて補強材C-80×45×6(溝型鋼)が、ハイブリッド梁の上端に配置されていたのである。これにより180ミリという梁せいが決定されていた。これであれば、中心部の木梁はルソー木板との相性と、ジグとしての役割が大きくなるため、交差部で溝型鋼を切り欠いても大きな問題にはならないという判断であったのだろう。

しかし、鉄骨が頑丈なだけに、ソリ形状の梁をつくりだすことができなかったがゆえに、現況の梁構成に変更されたのだと推察できる。結果、2つの交差する鉄骨は「現場で溶接されている」のである。これにより《エヴィアンの鉱泉飲場》は、過去の事例とそのカタチこそ似ているものの、全く異なる構造的解決策によって成形したことにより、解体して移動することができない建物となっている。とはいえ、組立解体のできないストラクチャーは、フレームレスな窓のディテールを生み出し、空間として過去にないシナジーを生み出している。言い換えれば、ノヴァリーナの意図したレマン湖への展望、ウバックやボーディンによる床と一体化しているアート作品も含めて、この建築はプルーヴェ作品の中でも異端といえるヴァナキュラーな作品なのである。

 

 

 

注釈

1:モーリス ・ノヴァリーナ(1907-2002):フランス人建築家。設計当初よりノヴァリーナは、レマン湖と正対する建物配置と、全面ガラス張りで長方形のプランをもつ鉄骨構造の建物を構想していた。それらは、プルーヴェが以前に制作していた架構に類似しており、プルーヴェとの協働は必然であった。

2:セルジュ・ケトッフ(1918-2005):エンジニア。ベッキーユと屋根の構造計算を担当している。

3:ラウル・ウバック(1910-1985):フランスの画家、彫刻家、写真家。

4:アンドレ・ボーディン(1896-1979):フランスの画家、彫刻家。

5:※5階高の高いマリオンはプロファイル125+125、低いマリオンはプロファイル125+55 として計画されていたパヴィリオンで、1954 年の夏にアルミニウム 100 周年を記念して、現在のパリ、セーヌ川・プランリ河岸の低地に建てられた。その翌年に同じく100周年を迎えた同協会の主催する鉱物産業(la Societe l’lndustrie minerale)の国際会議などで再利用され、1955年の夏まで利用されていた。その後、利用目的が定まらず、解体されている。それが1956 年 3 月頃で、まさにエヴィアン鉱泉場の建設が始まった頃と重なっている。このため解体後、プロファイル125とプロファイル55の一部がエヴィアンの現場へ流用されたという説がある。その折には、柱頭柱脚の鋳造アルミニウム製エンドキャップおよびプロファイル同士の溶接面を一度剥がし(切断し)、現場でボルト接合することで再利用されたという。しかし、筆者が調べたところ、建設されたアルミニウム100周年パヴィリオンは、すべてのマリオンがプロファイル125+125で構成されており、プロファイル55が使われている箇所を判別することができなかった。また、スチール製タイロッドを囲う箇所を除けば、プロファイル同士をボルトで再接合する必要がないことなどから、上述した内容の表現となっている。現在、パリ北部ヴィルパント展覧会場に移設、改修され、1993年にフランス歴史文化財に指定されている。

6:実際のベッキーユは、グゥミ社では製作されておらず、パリ郊外バニョレにあるファナラ社(l’entreprise Fanara de Bagnolet: 仏)にて製作された。運搬上の問題から上下が別々の状態で製作され、接続用部材を介してグゥミ社の判断で現場溶接されている。

 

参考文献
Buvette De La Source Cachat, Evian, L’Architecture d’Aujourd’hui, No.75, 1957, pp.52-53
Franz Graf, Giulia Marino., La buvette d’évian: Maurice Novarina, Jean Prouvé, Serge Ketoff, Infolio, 2019
Peter Sulzer., Jean Prouvé: Complete Works: Volume 4: 1954–1984, Birkhäuser, 2008
ブルーノ・ライシュリン他監修『ジャン・プルーヴェ』TOTO出版、2004
『構築の人、ジャン・プルーヴェ』みすず出版、早間玲子訳、2020

 

Top image: (C) Centre Pompidou, MNAM-CCI Bibliothèque Kandinsky, Dist. GrandPalaisRmn / Fonds Prouvé / distributed by AMF

横尾真/Shin Yokoo

東海大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程修了後、池田昌弘建築研究所を経て2004年にOUVI設立。2016年東京理科大学大学院理工学研究科建築学専攻博士後期課程修了。博士(工学)。2017-2019年、ベオグラード大学特別講師(2017年度文化庁在外研修制度1年研修生)。2020年よりシンガポール国立大学客員上級研究員、2022年より上級講師。2022年より東京理科大学客員准教授。おもな構造設計作品に、アトリエ・アンド・アイ岩岡竜夫研究室+MORIIS ATELIER設計の「松本三の丸スクエア」(2023)、ICU設計の「MNH」(2023)、SNARKとの協働「中郷の家」(2021)、atelier nishikata設計の「4 episodes」(2014)、POINTとの協働「ジュッカイエ」(2009)など。おもな論文に、「E.ボーデュアン、M.ロッズ、J.プルーヴェによる「クリシー人民の家」の意匠的特徴について(『日本建築学会技術報告集』2015年6月)、「「ビュックの飛行クラブハウス」にみられる建物の特徴と構成部品の関係」(『日本建築学会計画系論文集』2015年6月)、「「ヴァカンス用住宅 B.L.P.S. 」にみられる建物の特徴と構成部品の関係」(『日本建築学会計画系論文集』2017年9月)など。

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