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February 24, 2021

那須酒造場 / 酒造りの窓

塚本由晴研究室(東京工業大学)

熊本県球磨郡にある大正6年創業の酒造。創業以来、もろぶた(麹作り用の小箱)による麹造り、カメ仕込みなど、手作業で焼酎「球磨の泉」を造り続けている酒造。球磨には焼酎をつくる酒造が28あるが、酒造の規模が大きいと米を洗うところから室に入れるまでの作業が機械化され、那須酒造場のように手作業で行われるのはめずらしい。工程の中に米を洗い、15分水を切り、蒸して麹室に入れる作業があり、工場の角のシャッター窓の外に張り出した竹の台の上で水切りが行われる。田んぼの風景と酒造りのための米がこの窓によって結びつけられているようだ。

那須酒造場
(米焼酎/熊本県球磨郡多良木)

本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同研究「窓の仕事学」から抜粋したものです。