WINDOW RESEARCH INSTITUTE

Grant Results

飯沼珠実(武蔵野美術大学造形学部特別講師)
「広報誌『ガラス GLASS & ARCHITECTURE』からみる多木浩二──イメージとテキストの綜合」

飯沼珠実

07 Jul 2023

Keywords
Architecture
Art
WRI session

公益財団法人窓研究所は、当財団が関係した研究の成果を共有するため、2023年4月15日(土)に「WRI session 研究報告会2023」をオンラインで開催し、建築学のみならず美術や社会学など多岐の分野にわたる8名の研究者による研究成果報告を配信しました。本記事は登壇者のひとりである飯沼珠実氏(武蔵野美術大学造形学部特別講師)の成果要旨です。

 

本調査は、多木浩二が1962年から1971年にかけて携わっていた広報誌『ガラス GLASS & ARCHITECTURE』の分析を通して、1968年以前の多木がどのように表現や思考を発展させて いったのかを明らかにする試みである。これが1968年以降の多木の、写真や出版、評論と いった創作活動を紐解くための新たな手がかりとなることを期待する。

成果要旨(PDF)

飯沼珠実/Tamami Iinuma

東京都生まれ。「建築の建築」をテーマに、人々の記憶の集積としての建築物、建築物の住処としての都市や風景を被写体とした写真作品の制作に取り組む。博士(美術)。武蔵野美術大学版画研究室特別講師(2020〜2022年)。個展に「JAPAN IN DER DDR―東ドイツにみつけた三軒の日本の家」(ニコンサロン、2021年)、「建築の瞬間」(ポーラ美術館アトリウムギャラリー、2018年)、「三つ目の建築―書籍、住居、そして森」(POST、2016年)ほか。写真集に『Piece of Colonne. Fragments of Waves』(Lubok Verlag刊、2021年)、『建築の建築』(POST刊、2016年)ほか。編書に『建築のことばを探す―多木浩二の建築写真』(建築の建築刊、2020年)ほか。受賞に「第22回 三木淳賞」(ニコンイメージングジャパン主催、2022年)ほか。

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