WINDOW RESEARCH INSTITUTE

Grant Results

菅原遼(日本大学理工学部助教)
「農村・漁村地域における木造船の建築活用から見た舟板建築文化圏の解明」

菅原 遼

03 Jul 2023

Keywords
Architecture
WRI session

公益財団法人窓研究所は、当財団が関係した研究の成果を共有するため、2023年4月15日(土)に「WRI session 研究報告会2023」をオンラインで開催し、建築学のみならず美術や社会学など多岐の分野にわたる8名の研究者による研究成果報告を配信しました。本記事は登壇者のひとりである 菅原遼氏(日本大学理工学部海洋建築工学科助教)の講演内容を再構成したものです。

 

不要化した木造船の舟板を建築物の外壁や外塀等の建築素材として転用した「舟板建築」。本研究では、これまで明らかにされてこなかった舟板建築の全国分布の特性を捉えた上で、地域特有の水文化とともに育まれてきた舟板建築の形成過程と建築特性の解明を試みました。

成果要旨(PDF)

菅原遼/Ryo Sugahara

日本大学理工学部海洋建築工学科・助教。神奈川県生まれ。2012年3月に日本大学大学院理工学研究科海洋建築工学専攻を修了後、株式会社長谷工コーポレーションに3年間勤務し、2015年4月より日本大学理工学部海洋建築工学科に勤務。2016年4月に博士(工学)を取得。専門は地域計画・建築計画・親水工学。水環境を活かした地域計画や建築計画・デザインに関する調査研究に取り組みほか、多主体連携による水辺のまちづくりの実践活動を横浜市、江東区、墨田区などで取り組む。2016年に環境情報科学センター学術論文奨励賞(水辺開放のための行政・事業者・住民の連携体制構築に向けての一連の研究)と日本沿岸域学会論文奨励賞(都心部の水辺の社会実験にみる事業スキームに関する研究)、2021年に日本沿岸域学会論文賞(東京都江東5区における民間企業の立地特性と水害対策の動向に関する調査研究)を受賞。

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