January 21, 2020

[出版] Windowology: Selected Research

一般財団法人窓研究所

一般財団法人窓研究所が行う研究者・大学研究室による窓についての研究「窓学」から、研究内容の一部を翻訳し紹介していく冊子のシリーズ「Windowology: Selected Research」を刊行致しました。これまでに下記の6つの研究を取り上げています。一般財団法人窓研究所の主催する東京国立近代美術館「窓展」にて配布しています。

・vol.1「窓の歴史学」(東北大学 五十嵐太郎研究室)
・vol.2「『まど』の言語学」(植田康成)
・vol.3「柱間装置の文化誌」(早稲田大学 中谷礼仁研究室)
・vol.4「窓のふるまい学」(東京工業大学 塚本由晴研究室)
・vol.5「窓の方言学」(東京藝術大学 ヨコミゾマコト研究室)
・vol.6「窓の民族学」(佐藤浩司)

  • vol.1「窓の歴史学」(東北大学 五十嵐太郎研究室)
    日本と西洋の建築史におけるテクノロジーの結節点としての「窓」の位置づけを取り上げる
  • vol.2「『まど』の言語学」(植田康成)
    認知的な観点から英語、ドイツ語、中国語、ロシア語など諸言語の「まど」の語源を追求する
  • vol.3「柱間装置の文化誌」(早稲田大学 中谷礼仁研究室)
    柱と柱の間に取り付けられる建築の部位「柱間装置」をキーコンセプトに茶室「掬月亭」を読み解く
  • vol.4「窓のふるまい学」(東京工業大学 塚本由晴研究室)
    世界各地で採取した事例から、気候風土・文化習慣の違いが窓まわりにどのような違いを生むかを調査
  • vol.5「窓の方言学」(東京藝術大学 ヨコミゾマコト研究室)
    日本の民家にみられる《中間領域》を類型化し、それらがどのように各地に分布し伝播していったかを考察
  • vol.6「窓の民族学」(佐藤浩司)
    18世紀のアリューシャン列島の民族やトンプソン・インディアンなどの住居から窓の起源を探る

窓学について
窓学は世界でも類例がないユニークなリサーチ・プロジェクトとして2007年に始まりました。これまで展開していくなかで、意匠、言語、環境、健康、民族、歴史、物語、漫画、映画など、その射程はさまざまな領域に拡がりました。窓はデザインの要になるだけではなく、人々のふるまいに関わり、社会、文化、技術の様相を反映しているからです。窓を切り口にして世界を観察すること。その醍醐味を伝えることができれば、幸いです。(窓学総合監修:五十嵐太郎)

『Windowology: Selected Research』
発行: 一般財団法人 窓研究所
編集: 磯達雄、阿部優理恵(フリックスタジオ)、窓研究所
デザイン: 阿部宏史(Print Gallery Tokyo)、守屋圭
言語: 日本語・英語
翻訳: マチダゲン、牧尾晴喜(フレーズクレーズ)、マシュー・ファーゴ
出版年: 2019年
印刷・製本: 研究社印刷株式会社
ISSN 2435-2500
Copyright ©2019 Window Research Institute
自費出版・非売品/大学図書館等に順次収蔵を予定