[出版] Windowology: Selected Research
一般財団法人窓研究所が行う研究者・大学研究室による「窓」についての研究「窓学」から、日本語と英語で研究内容の一部を紹介する冊子のシリーズ「Windowology: Selected Research」を刊行しています。
・vol.1「窓の歴史学」(東北大学 五十嵐太郎研究室)
・vol.2「『まど』の言語学」(植田康成)
・vol.3「柱間装置の文化誌」(早稲田大学 中谷礼仁研究室)
・vol.4「窓のふるまい学」(東京工業大学 塚本由晴研究室)
・vol.5「窓の方言学」(東京藝術大学 ヨコミゾマコト研究室)
・vol.6「窓の民族学」(佐藤浩司)
・vol.7「窓の漫画学」(東北大学 五十嵐太郎研究室)
vol.1「窓の歴史学」(東北大学 五十嵐太郎研究室)
日本と西洋の建築史におけるテクノロジーの結節点としての「窓」の位置づけを取り上げる
vol.2「『まど』の言語学」(植田康成)
認知的な観点から英語、ドイツ語、中国語、ロシア語など諸言語の「まど」の語源を追求する
vol.3「柱間装置の文化誌」(早稲田大学 中谷礼仁研究室)
柱と柱の間に取り付けられる建築の部位「柱間装置」をキーコンセプトに茶室「掬月亭」を読み解く
vol.4「窓のふるまい学」(東京工業大学 塚本由晴研究室)
世界各地で採取した事例から、気候風土・文化習慣の違いが窓まわりにどのような違いを生むかを調査
vol.5「窓の方言学」(東京藝術大学 ヨコミゾマコト研究室)
日本の民家にみられる《中間領域》を類型化し、それらがどのように各地に分布し伝播していったかを考察
vol.6「窓の民族学」(佐藤浩司)
18世紀のアリューシャン列島の民族やトンプソン・インディアンなどの住居から窓の起源を探る
窓学について
窓学は世界でも類例がないユニークなリサーチ・プロジェクトとして2007年に始まりました。これまで展開していくなかで、意匠、言語、環境、健康、民族、歴史、物語、漫画、映画など、その射程はさまざまな領域に拡がりました。窓はデザインの要になるだけではなく、人々のふるまいに関わり、社会、文化、技術の様相を反映しているからです。窓を切り口にして世界を観察すること。その醍醐味を伝えることができれば、幸いです。(窓学総合監修:五十嵐太郎)
『Windowology: Selected Research』
発行: 一般財団法人 窓研究所
編集: 磯達雄、阿部優理恵(フリックスタジオ)、窓研究所
デザイン: 阿部宏史(Print Gallery Tokyo)、守屋圭
言語: 日本語・英語
翻訳: マチダゲン、牧尾晴喜(フレーズクレーズ)、マシュー・ファーゴ
出版年: 2019年
印刷・製本: 研究社印刷株式会社
ISSN 2435-2500
Copyright ©2019 Window Research Institute