10 Jun 2022
北海道札幌市の北海道大学内にある明治9年に建てられた穀物庫。クラーク博士の大農経営構想によって、乳牛の濃厚飼料となるコーンを貯蔵する倉庫がマサチューセッツ地域の穀物庫を参考にして建てられた。1階の縦、横方向の木製のスノコ状壁の間に2階床からコーンを入れて、腐敗しないように自然通気をしながら保管する。内側のスノコは数枚ごとにパネル化されており、持ち上げると外れるようになっている。コーンを取り出す際は、内側の横方向のスノコのパネルを外す。
札幌農学校第2農場 穀物庫
(コーン/北海道札幌市)
本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同研究「窓の仕事学」から抜粋したものです。