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第9回 トルファン「海より低い砂漠」(中編)
集落の外れの丘に発見したぶどう干し小屋群は、実はトルファンに到着した日の早朝、10時間ほどの電車移動に疲れたままバスで宿の近くに向かう時に見…
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第8回 トルファン「海より低い砂漠」(前編)
海より低い砂漠とは、どんなところだろう。 トルファンは中国の西方・新疆ウイグル自治区にあり、古くからシルクロードのオアシスとして人々が暮らし…
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第7回 張村「地下の都合」(後編)
100歳の古老のヤオトンを訪問して、なんだか奇妙な部分のあることに気がついた。ヤオトンの部屋の入り口は、通常は先の少し尖ったアーチ型をしてい…
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第13回 タシュクルガン「天窓の記憶」(後編)
翌朝、予定通りダンディの家に行くと、彼と同い年くらいのもう一人の男が合流した。タバコを一本吸い終え、3人で家を出る。 到着したのはダンディの…
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第6回 張村「地下の都合」(中編)
やはり、村を見るにはまず老人に出会うことだ。これまでの旅で培ってきた自分流の方法論を組み立てながら、木々の緑が美しく映える黄土色の大地の中を…
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第5回 張村「地下の都合」(前編)
乾いた黄土色の大地に、四角い穴があいている。 その穴の中に、暮らす人々がいる。 河南省三門峡市にある、張村という村を訪ねた。 ここは中国、黄…
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第4回 烏鎮・「景区」外の家 (後編)
「あなたの家」「あなたの家」と繰り返しながら、景区外の町を爺さんと40分ほど歩いたと思う。その間に何やら新しい大きな建物の建設現場を見たり、…
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第3回 烏鎮・「景区」外の家 (前編)
上海からバスに乗って2時間、浙江省北部にある烏鎮(Wuzhen)という町に着く。ここは水郷の町として有名な観光地である。上海も含めたこのあた…
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第12回 タシュクルガン「天窓の記憶」(中編)
フロントガラスにひびのあるダンディの車に7分ほど乗って着いたのは、先ほどまでの菜の花畑の広がる集落とは全くちがう湿地帯であった。なめらかでモ…
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第2回 上海・窓から生える鉄の棒 (後編)
見るものが決まると、足取りは一気に軽くなる。鉄の棒を探す旅のはじまりである。といっても、10歩も歩けばすぐに見つかる。さっそく、当然のように…
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第1回 上海・窓から生える鉄の棒 (前編)
上海に来て、騒がしさに驚いた。わるい意味じゃない。食堂に行っても市場に行っても、自分を主張しないと話なんて聞いてもらえないような場所が上海だ…
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第11回 タシュクルガン「天窓の記憶」(前編)
トルファンから列車でさらに西へ進むと、中国の西の果ての都市・カシュガルに着く。そこからさらに、砂埃を巻き上げ走るバスで7時間、山を登る。標高…