WINDOW RESEARCH INSTITUTE

Grant Results

富永京子(立命館大学産業社会学部准教授)
「社会運動としての自力建設経験とその専門化・職業化」

富永京子

03 Jul 2023

Keywords
Architecture
Sociology
WRI session

公益財団法人窓研究所は、当財団が関係した研究の成果を共有するため、2023年4月15日(土)に「WRI session 研究報告会2023」をオンラインで開催し、建築学のみならず美術や社会学など多岐の分野にわたる8名の研究者による研究成果報告を配信しました。本記事は登壇者のひとりである富永京子氏(立命館大学産業社会学部准教授)の講演内容を再構成したものです。

 

社会運動では「誰でもできる」参加の公平性が重要視されるため、アマチュアの人々の自力建設による社会運動施設は世界に数多くある。一方社会運動として自立建設に関わった人々が、専門的に技術を磨き稼得活動に従事する事例も数多い。本研究では自力建設が稼得活動化した場合、社会運動的がどのように変容するのかを見る。

成果要旨(PDF)

富永京子/Kyoko Tominaga

1986年生まれ。専攻は社会運動論。東京大学大学院人文社会系研究科修士課程・博士課程修了後、日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、2015年より立命館大学産業社会学部准教授。チューリヒ大学客員研究員(2015年)、台湾國立東華大学客員副教授(2016年)、ライデン大学客員研究員(2016年)、ウィーン大学客員研究員(2017年、2019-2020年)。著書に『社会運動と若者』『社会運動のサブカルチャー化』『みんなの「わがまま」入門』、論文に”Protest journey: the practices of constructing activist identity to choose and define the right type of activism” (Interface, 2020) など。朝日新聞、北海道新聞などで連載中。

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