ドレーキップ窓
1つの窓に内側に水平回転して開く「内倒し」と内側に鉛直回転して開く「内開き」2つの開閉機能が付いた窓を「ドレーキップ窓」と呼ぶ。ドイツで生まれた開閉方式で、ドイツ語のドレーン(回す)とキッペン(傾ける)を合わせた言葉。
「窓」の開閉する「音」と「動作」を抽出・観察し、私たちが耳や目で「窓」をどのように認知しているかを解き明かす取り組み。「窓の音と動きの図鑑」は「Window Products Inside」の最初となるリサーチプロジェクトで、窓研究所とプロダクトデザイナー小宮山洋との協働で行われており、映像表現を岡崎智弘が作りあげている。
1つの窓に内側に水平回転して開く「内倒し」と内側に鉛直回転して開く「内開き」2つの開閉機能が付いた窓を「ドレーキップ窓」と呼ぶ。ドイツで生まれた開閉方式で、ドイツ語のドレーン(回す)とキッペン(傾ける)を合わせた言葉。
上框が回転軸となり、窓枠の左右に設けられた溝またはレールに沿って上下に移動しながら、下框が外部に回転して開閉する窓を「横すべり出し窓」と呼ぶ。回転と垂直移動を同時に行う。
左右どちらかの框が回転軸となり、窓枠の上下に設けられた溝またはレールに沿って左右に移動しながら、もう一方の框が外部に回転して開閉する窓を「縦すべり出し窓」と呼ぶ。回転と水平移動を同時に行う。
スイッチやリモコン操作により、主に電気による動力で開閉できる窓を「電動窓」と呼ぶ。直接触れずに開閉が行えることから手の届かない場所への設置や重量のある窓を開閉させる用途に使われる。近年はインターネットテクノロジーと結びつくことでスマートフォンからの開閉操作も可能になっている。
吹き抜けなどの高いところに設置し、暖かい空気が上へと移動する性質を利用した「重力換気」を可能にする窓。スイッチやリモコン操作、もしくはボールチェーン(手動)で開閉を行う。ボールチェーンによる開閉が特徴的で、窓を開閉させる軸とチェーンが連動しており遠隔でチェーンを引くと窓が開閉する。
戸がそれぞれ左右の端部を軸に、中央から左右に水平回転する開き方。内側に開くものと外側に開くものとがある。左右の戸が同寸で1方向に開くものを「観音開き」、左右を大小の戸にするものを「親子開き」という。16世紀以降フランスで使われている掃き出しの観音開きの窓を「フレンチウィンドウ」と呼ぶ。
2枚以上の戸を平行した2本以上の溝またはレールの上を鉛直移動させることによって開閉する窓を「上げ下げ窓」と呼び、上下2枚とも動く。主にイギリスの石造りの住宅で発展し、現在もイギリスの他アメリカで多く用いられている。
2枚以上の戸を平行した2本以上の溝またはレールの上を水平移動させることによって開閉する窓を「引違い窓」と呼び、左右2枚とも動く。日本古来の開閉方式で、その原型は平安時代の遣戸(やりど)まで遡ることができ、現在も日本の住宅で多く用いられている。