アビゲイル・チャン
アビゲイル・チャンはロサンゼルス出身のデザイナーであり教育者。現代文化の潮流を踏まえながら、素材の質感やディテールから生まれる繊細な出会いに関心を寄せて活動をおこなう。2019年リスボン建築トリエンナーレ、2021年ソウル都市建築ビエンナーレなど世界各地で作品を展示。2022年にはシカゴのボリューム・ギャラリーで「Reflections of a Room」と題した個展を開催。研究や執筆活動では、建築環境におけるフレーミング装置および建物の構成要素という観点から窓やスクリーンが持つ役割を探求している。作品はグラハム美術高等研究財団、客員准教授を務めるイリノイ大学シカゴ校の建築デザイン芸術学部から助成を受けている。ロサンゼルス、ニューヨーク、シカゴ、バーゼル、東京で、ノーマン・ケリー、SO-IL、ヘルツォーク&ド・ムーロンなどの建築設計事務所にて勤務した経験をもつ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校で成績優秀者として学士号取得(建築学)。ハーバード大学デザイン大学院にて修士号(建築学)取得し、竹中フェローシップを受賞。