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菊竹清訓「芹沢文学館」(現・芹沢光治良記念館)における窓の多様性
「人間の運命」などの代表作がある作家・芹沢光治良の生誕地である静岡県沼津市我入道。駿河湾をのぞむ松林に取り囲まれるように、菊竹清訓建築設計事…
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東西南北風の吹き抜ける家 林芙美子邸(現・林芙美子記念館)
…転々とし、19歳で上京した。生活のために様々な仕事をしながら文学の道を志し、25歳で著した『放浪記』の成功で作家になった。1931 年11月…
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「WRI session 研究報告会2023」オンライン開催
…活用から見た舟板建築文化圏の解明」 武関彩瑛(東北大学大学院文学研究科) 「古代ローマの風景画とその自然観についての研究──室内空間と外界を…
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無窓性、あるいは消える小さな窓—サミュエル・ベケットの世界観
…:サミュエル・ベケットの〈バロック的唯我論〉」(神戸女子大学文学部紀要、第50巻、pp. 49-60.)に書いたので参照していただきたい。 …
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堀江敏幸|気泡に封じ込められた微笑──夏目漱石『硝子戸の中』から
夏目漱石の晩年の作、『硝子戸の中』。「私」は部屋の中から、うつろう日々を見つめつつ、過去の記憶にも思いをめぐらせます。そんな趣深い小品を読み…
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千街晶之|覗く者と覗かれる者 ミステリにおける窓の役割
深淵をのぞくとき、深淵もまたこちらをのぞいているのだ──とは哲学者フリードリヒ・ニーチェの言葉ですが、ミステリ小説に描かれてきた「窓」もまた…
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穂村弘 短歌に詠われた窓たち(後編)
歌人・穂村弘さんが振り返り、考察してゆく、短歌にさまざまに詠われてきた「窓」。古代から現代へとたどってきた前編に引き続き、この後編ではさらに…
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穂村弘 短歌に詠われた窓たち(前編)
古代から現代まで、短歌が織りなしてきた言語表現の小宇宙。その中には、物言わぬまま私たちの日々に溶け込んできた「窓」が、印象的に詠われている歌…
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作家・堀江敏幸 夢想の枠としての窓
本を開いたときの感触は、自分の家の窓を開けたときのそれに似ている──多様な”窓”のすがたを切り取ったエッセイ集『戸惑…