火灯窓
読み方:かとうまど
上部が曲線をなすものの総称として用いられ、多くは頂部が尖頭アーチ状となっている。鎌倉時代後半の禅宗様建築において初めて現れた様式。竪框が垂直のものほど時代が古く、下部が開いているものほど新しいとされる。
Texts From Articles (3)
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藤森照信|第五回旧閑谷学校講堂の〈火灯窓〉日本らしくない日本の窓
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。5回目に取り上げるのは旧閑谷学校の講堂に並ぶ〈火灯窓〉です。日…
22 Feb 2023
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第2回 如庵
…が詰め打ちされた竹に映り、より美しく色づくはずだ。やはり本来の方角が望ましいのだろう。 ,風炉先の火灯窓、床の見立て 如庵には、点前座の先に、半畳の用途不明のスペースがある。そして、その半畳と点前座…
10 Aug 2018
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第1回 妙喜庵待庵
…。 2:厳密にいえば、待庵が登場する以前にも自由な配置を許容する窓として、鎌倉時代に大陸から伝来した火灯窓(かとうまど)がある。だが、加算的に華美な装飾を付与する火灯窓と、土壁を削ることで減算的に開口…
18 May 2018