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おおどぐち(大戸口)

おおどぐち(大戸口)

民家の土間に通じる表入口に設けられる大きな開口部。板戸などの大戸を建て込み、片引き戸や両引き戸とする。大戸は通常の戸より幅が広く、戸の一部に潜り戸を設ける場合もある。農具や家財、商品などの搬入および人の出入りに用いられる。農家では作業空間である土間への出入口として、町家では商いのための表入口として用いられる。「大戸」は本来、半間幅より広い戸を指す語であり、文献上では南北朝時代頃から見られるとされる。地域によっては家屋や屋敷の入口そのものを指す場合もある。

熊谷家住宅(山口県萩市)主屋 大戸口(片引き戸)/写真:岡本茂男

吉村家住宅(大阪府羽曳野市) 大戸口(両引き戸)/写真:岡本茂男