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おおどぐち(大戸口)

おおどぐち(大戸口)

民家の表入口に設けられる大きな開口部。大戸を建て込む入口を指し、主として土間に通じる主要な出入口として設けられる。

大戸口には板戸などの大戸が建て込まれ、農具や家財、商品などの搬入、あるいは人の出入りに用いられる。大戸は通常の建具より幅の広い戸で、引き戸や両開き戸などの形式があり、戸の一部に小さな潜り戸を設けて日常の出入りに用いる例も見られる。

大戸口は民家の入口構成を特徴づける要素であり、屋外と土間空間を連続させる開口として機能する。農家では作業空間である土間への出入り口として、町家では商いのための表入口として用いられるなど、地域や家屋の用途によって構成や使われ方に違いが見られる。

語としての「大戸」はもと半間幅より広い戸を指すとされ、文献上では南北朝時代(14世紀)頃にはすでにこの呼称が見られるとされる。地域によっては家屋の入口や屋敷の入口そのものを「大戸」と呼ぶ場合もある。