とらいぱたる・うぃんどう(トライパルタイト・ウィンドウ)
とらいぱたる・うぃんどう(トライパルタイト・ウィンドウ)
tripartite window
ヴェネツィアン様式、ゴシック様式、パラーディオ様式などに広くみられる、中央の大きな窓と両側の細長い窓で構成される三連窓。特にゴシック様式とピクチャレスク運動の中で発展し、オージー・アーチや装飾的な格子を取り入れたものやセリアン・モチーフに似た形状のもの、尖頭アーチを持つものなど、様々なバリエーションが生み出された。また、17世紀のイギリスでは窓が縦に並ぶ「ステップド・トライパルタイト・ウィンドウ(stepped tripartite window)」も登場し、主に住宅や教会建築で用いられた。