Texts From Articles (9)
-
藤森照信|第五回旧閑谷学校講堂の〈火灯窓〉日本らしくない日本の窓
…ら上へとたどると、礎石は「礎盤(そばん)」、入口は「桟唐戸(さんからど)」、窓は「火灯窓」、欄干は「連子窓(れんじまど)」、組物は「詰組(つめぐみ)」、梁は「海老虹梁(えびこうりょう)」。そして虹梁や…
22 Feb 2023
-
藤森照信|第二回擁翠亭の〈十三窓〉茶室がたどり着いた多様なる窓
古今東西の建築を見て回った建築史家の藤森照信氏が、日本全国の歴史的建築から、よりすぐりの魅力をもった「窓」を1件ずつ紹介するシリーズ企画。第2回目に取り上げる建物は京都に再建された茶室、〈擁翠亭〉です…
24 Mar 2022
-
擁翠亭11 床脇の下地窓、12 連子窓と倹飩襖
…にくわえ、上下左右の窓や天井とのバランスを考えたデザイン的な目的があった事も考えられる。 12 連子窓と倹飩襖 連子窓の下辺が畳に接していること、床脇壁の窓の建具が障子ではなく倹飩(けんどん)(枠…
05 Dec 2021
-
擁翠亭06 / 07 下地窓と連子窓、08 躙口、09 / 10 下地窓と連子窓
,06 / 07 下地窓と連子窓 遠州が好んだ連子窓の上に下地窓を重ねる手法。下地窓の室外側には簾、連子窓の室内側は片引き障子で構成されている。 08 躙口 躙口(にじりぐち)とは、客のために設けられ…
04 Dec 2021
-
擁翠亭01 / 02 色紙窓
…して上下に配置した窓のこと。窓を配置した姿が色紙ちらしの張りつけに似ていることからこの名がある。上を連子窓で両引き障子、下は下地窓にして片引きの障子で構成されている。 擁翠亭について 日本の茶室は狭…
01 Dec 2021
-
擁翠亭04 / 05 下地窓と連子窓
,04 / 05 下地窓と連子窓 連子窓の上に下地窓を重ねる手法は遠州が好んだもので、擁翠亭では三ヶ所繰り返している。下地窓は片引き障子、連子窓は両引きの襖で構成されている。畳際の小襖は他の茶室には見…
03 Dec 2021
-
第3回 桂離宮 賞花亭
…いわれている。 ,,,軽やかな賞花亭の窓 賞花亭の窓は3つ。東と西に下地窓がひとつずつ、南に出窓状の連子窓がある。 特筆すべきは、唯一無二ともいえる、異常なまでに軽やかな下地窓。第1回、第2回とみてき…
03 Oct 2018
-
第2回 如庵
…が決まっている──を念頭におきつつ見ていただきたい。 如庵には、窓が6つある。躙口上と躙口脇の2つの連子窓、点前座側の2つの盲連子窓2(=有楽窓)、半畳の南面にある唯一の下地窓(風炉先窓の変則ともいえ…
10 Aug 2018
-
第1回 妙喜庵待庵
…待庵には、窓が3つある。床脇の下地窓(掛障子)、躙口(にじりぐち)脇の下地窓(片引き)及び躙口の上の連子窓(引違い)である。自然物である柱・竹(=「草」)が、人工物である窓(=「真」)を支えるという「…
18 May 2018