WINDOW RESEARCH INSTITUTE

よくじょうまど(浴場窓)

よくじょうまど(浴場窓)

Diocletian window, thermae window 

古代ローマにおいて、大浴場の上部に設けられた半円形の開口部。 通常、3つの区画に分けられ、後の時代にはモールディングで装飾されることが多い。 ローマのディオクレティアヌス大浴場(305年)の窓に由来することから、「ディオクレティアヌス窓」とも呼ばれる。16世紀の建築家アンドレーア・パッラーディオが住宅に応用し、18世紀のパッラーディオ様式にも取り入れられた。古代ローマの公衆の浴場「テルマエ(thermae)」で用いられたことから、「テルマエ・ウィンドウ」とも呼ばれる。