盲目窓
読み方:めくらまど
英語:
blind window
開口部が塞がれた窓。建物壁面に視覚的な変化をもたらす形式的な窓のこしらえであり、採光や換気といった窓本来の目的はない。この窓の背景には、17世紀末から19世紀中期にかけてヨーロッパの複数の国で制定された窓の数に応じた固定資産税「窓税」(window tax)が関係している。盲目窓の多くは、税の対象から逃れる目的で既存の窓を塞いだ名残。広い外壁面に対する装飾や、ファサードに対称性をもたらす目的で設けられるものもある。