06 Oct 2021
愛知県岡崎市にある八丁味噌の蔵。同社の明治40年築の味噌蔵「大蔵」は、現在史料館として使われている。2階はかつて、蒸した大豆をむしろの上に広げ麹菌を生育させる作業が行われていた。麹菌が繁殖する際の温度調整を行いやすくするために、小さな窓を複数設けている。熟成させる際に発生する蒸気は高窓から排出される。
カクキュー八丁味噌
(八丁味噌/愛知県岡崎市八帖町)
本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同研究「窓の仕事学」から抜粋したものです。