07 Apr 2021
新潟県村上にある塩づくり工房。近くの日本海からポンプで海水を吸い上げて建物外部の平釜に送水している。海水を8倍に濃縮し、そのあとこの建物で湯煎し、塩を析出させる。海水を湯煎して発生した湯気が屋根に触れて冷やされ、再び水に戻る。その水が塩に混ざるのを防ぐため屋根の下にお盆が設えられている。屋根は透明のポリカーボネート波板となっていることで、作業用の明かり取り窓として用いられている。
ミネラル工房
(塩/新潟県村上市)
本コラムは、世界の窓辺とそのふるまいについて、東京工業大学 塚本由晴研究室との共同研究「窓の仕事学」から抜粋したものです。